バレンタインといえば、日本ではチョコレートを贈る習慣が定番です。しかし、世界に目を向けると、国によってバレンタインの過ごし方は様々。特にマレーシアでは、チョコレートよりも「花」を贈る文化が根付いています。
なぜマレーシアでは花が人気なのでしょうか?今回は、日本と比較しながら、マレーシアのバレンタイン事情やその背景について詳しく解説します。
日本とマレーシアのバレンタインの違い
日本のバレンタインでは、女性が男性にチョコレートを贈るのが一般的です。義理チョコや友チョコ、本命チョコなど、贈る相手によって種類が異なるのも特徴的。
一方、マレーシアでは、バレンタインにチョコレートを贈る習慣はあまり定着していませんし、義理チョコなんかもありません。その代わりに、花を贈ることが主流となっています。
特に人気なのはバラやカーネーションなどの花束を贈ることですが、ほかにも
- レストランやホテルの特別プラン:バレンタイン限定のディナーや宿泊プランが用意され、カップルに人気。
- ショッピングモールのイベント:特別セールやプロモーションが実施され、プレゼント選びを楽しむ人が多い。
- SNSでの祝福メッセージ:恋人や家族、友人との思い出を写真とともにシェアするのが一般的。
などをする人もいるようです。
マレーシアで花が贈られる理由
マレーシアでは、花には「特別な感情を伝えるもの」としての強いイメージがあります。バレンタインだけでなく、誕生日や記念日など、さまざまな場面で花を贈る習慣が根付いています。これは、欧米のバレンタイン文化の影響を受けつつも、独自のアレンジが加わった結果と言えるでしょう。
また、マレーシアは多民族国家であり、イスラム教徒が多数を占めています。イスラム教では恋愛に対する価値観が厳しく、一部の人々はバレンタインを祝うことを控える傾向にあります。実際に大学の人などを見ていても、バレンタインで盛り上がっている人は非ムスリムの中華系マレーシア人などが多いです。

世界のバレンタイン事情
バレンタインの習慣は国によって異なります。他にもいくつかの例を見てみましょう。
- アメリカ:恋人同士だけでなく、友人や家族にもカードや花、チョコレートを贈る。
- 韓国:2月14日には女性から男性へチョコレートを贈り、3月14日のホワイトデーには男性がキャンディやチョコレートを贈り返す。
- フィンランド:「友達の日」として、恋人だけでなく友人にもカードやプレゼントを贈る。
このように、バレンタインのスタイルは国ごとに異なり、それぞれの文化的背景が反映されたものとなっています。日本と違う所もあって面白いですね!
終わりに
マレーシアのバレンタインは、日本とは一味違い、花を贈る文化が根付いています。これは、ロマンティックなイメージや宗教的背景、多民族国家ならではの価値観によるもの。
バレンタインの過ごし方は国ごとに異なりますが、どの国でも「愛を伝える日」として大切にされています。今年のバレンタインは、チョコレートだけでなく、花を贈るという新しいスタイルを取り入れてみるのも良いかもしれませんね。