私がスペインに進学した理由。IE大学 Data Business Analytics, あおさん

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海外大学への進学を考えているけど、なかなかその決断に踏み出しづらい…
そんな方も多いのではないでしょうか?

今回はスペインのIE大学でData Business Analyticsを専攻予定のあおさんに、海外大学を目指したきっかけやその過程での困難についてインタビューさせていただきました。

進路選択に悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください!

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目次

インタビューに答えてくれた人

  • 名前:あお
  • 所属大学・コース:IE University, Data Business Analytics
  • 留学期間:2024年9月~
  • 留学時の英語力: TOEFL iBT 100
  • 出身高校:日本の私立高校
  • 海外経験:なし
  • 課外活動等の実績:(学外)区の学生会議、Technovation Girlsでの企業賞、環境保護団体の運営メンバー、高校生新聞のライター、HLAB、留フェロ、(学内)国際交流のイベント等の運営、学級委員、書道部で書の甲子園入賞など。
  • 合格校:IE University, Boston University, Union College, Lake Forest College, 早稲田大学, Wesleyan University (補欠合格)
  • 不合格校:Pomona College, Washington and Lee University

普通の私立高校出身です。海外経験なしで1年でTOEFLを40点代から100点に伸ばし、スペインのIE UniversityでData Business Analyticsを専攻予定です。高校時代は様々な分野の課外活動に手を伸ばしていました。
中学の頃からきっての映画好きで、1年で200本弱見た年もあります!

IE大学ってどんな大学?

スペインに位置するIE大学は約7割以上が留学生、130か国から学生が集まっている国際色豊かな大学です。

学部の知名度は日本ではあまり高くないものの、MBAは2023年のQSランキングでは世界7位、学部でもTHE世界大学ランキングのEmployability部門では19位と、トップレベルにランクインしています。
ビジネスの学位が最も有名ですが、数学、行動科学、CS、データ、経済、ファッション、国際関係など幅広い分野の学位を実践的な学びの中で提供するユニークな大学です。

出願資格に関しては、日本の高校卒業資格で出願ができ、IE独自のテストを受ける、またはSAT1200点以上で出願資格を得られます。 そのほかにも高校の成績・英語の資格・エッセイ・推薦状などを提出する必要があります。

なぜ海外大学へ?

中学の時から英語や留学に興味があり、高校で1年間の留学を検討していました。
ただ、コロナで世界的にも不安定な状況で留学をすることに抵抗があったので、高校3年間準備して学部で海外に出ることにしました

また、以前は英語の上達そのものに興味がありましたが、「英語で」専門知識を学び国内外問わず活躍している方々をインターネットで見て、そのような進路に憧れを持ち始めたのも大きなきっかけです。

IE大学を選んだ理由は?

高校1年から2年の前期まではアメリカの大学のみを検討していましたが、サマースクールで出会った友人や先輩、白川寧々さんの動画などを参考にするうちにヨーロッパの大学を検討し始めました。

学費そのものが安いこと、生活費や治安、在学時・卒業後の選択肢を考えた時に魅力的なだと思いました。
また留学生の多さ、英語が第一言語でない人が多く集まる環境であること、大学がなんらかの分野で著名であること、そして自分的にとても大事だった天気と食事が合うことも大きな要素でした。

英語力、受験事情について

海外経験はありませんが、中学の時から自主的に英検等をコツコツ取っていたので平均以上ではあったと思います。

ただTOEFLの形式に慣れず、高1で某塾で受けたプレテストではおよそ40点後半でした。塾の形式も合わなかったので、体験後は独学で勉強を続け、高2の1月で100点を達成しました。
その時点で進学を検討している大学の足切りはクリアしたスコアを取ったという流れです。

SATも練習スコアは1100点代となかなか伸び悩みましたが、最終的には自分にとって満足したスコアを取ることができました。

IE大学の英語の出願資格は、私の出願した年から少し上がり、最低TOFEL iBT100点、推奨105点となります。
ただアメリカの大学のように、成績・課外活動・シンプルなエッセイ・推薦状などホリスティックなアプローチなので、英語のスコアが足りていなくても大丈夫だと思います。

学部の日本人は少ないですが、MBAの知名度もあって日本オフィスが情報収集から出願の質問、合格後も手厚くサポートをしてくれました。

海外大学進学で困ったこと

アメリカの大学のみを目指していた高1の間は成績・課外活動・ボランティア・エッセイ・資金面全てを完璧にするというプレッシャーがすごかったです。
また、多忙な時期が続いたこと、学校に同じ進路を目指す人がいなかったこともあり、精神的にとても辛い時期でした

また私はGoogleでの検索、友人や先輩からの口コミや評判、Twitter、留学コミュニティなど多くのソースがありすぎて情報収集と情報整理に時間的・精神的にリミットをかけることが大変でした。

ただ、幸いにも分野を絞らず課外活動に参加したことで多くを共有できる友人との出会いがあったり、学校の理解が得られていたことは恵まれていた方だと思います。

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卒業後の進路や目標

ヨーロッパ進学を選んだ理由としてインターンや就職を在学中・卒業後EU圏内で見つけやすいというメリットがありました。

4年後なので自分の中でもまだ確定したことは言えませんが、データとビジネスの知識は多くの分野に応用が可能だと思っています。そのため、国を絞らずに柔軟に働ける分野・職種を大学の中で模索していこうと思います。

メッセージ

海外大学進学と聞くとアメリカやカナダが主要だと思われがちです。
しかし、探し方や工夫によっては留学生が多く、学費も安めで、英語や成績要件もクリアできそうな大学はヨーロッパ、アジアにも多くあります! ぜひ一度騙されたと思って、大学探しにたっぷり時間を取ってみてください。

また、ネットで書かれていること、Twitterで先輩や同級生の経歴や活動を見るのはとても参考になりますが、それらで落ち込んだり出願や挑戦を諦めたりしないでほしいです。

私も受験時は、本当に合格できるのだろうか、9月から行ける大学はできるのかと不安に駆られていましたが、コツコツとやるべきことをやって熱意さえ示せば出願も面接も意外とどうにかなるものです。メリハリをつけつつ休むときは十分に休んで欲しいです!

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