「海外大学に行くならファウンデーションコースにまず通うべき」そんなイメージありませんか?
確かにファウンデーションコースは、高校3年生で英語力や学力に自信がない人が使うことが多いルートです。
でも、高校1・2年生なら最初からファウンデーションを狙う必要は正直ないと思います。時間もまだたっぷりあるし、直接大学の正規課程に入ることを目指したほうが効率的だからです。
今回は私がそう考える理由と、具体的に何をすればいいかをお伝えします。
ファウンデーションコースのメリット・デメリット
ファウンデーションコースの特徴を簡単に整理します。
メリット
- 英語や学力の準備:学士課程前に英語や基礎を学び、スムーズに移行可能。
- 進学ハードルの低下:成績や英語力に不安がある場合、進学しやすくなる。
デメリット
- 期間が1年延びる:卒業や社会進出が遅れ、3年で済む学士号が4年に。
- 費用が増える:授業料(約100万円/年)と生活費が追加で必要。
- モチベーションの課題:目的が不明確だと、準備期間が負担に。
ファウンデーションコースを最初から目指すべきでない理由
高1・2生がファウンデーションに目標を置くのはおすすめできません。
私自身は進路がこれでいいのかを考えるために猶予が欲しかったので、高校卒業後に様子見でファウンデーションコースに進学しました。
しかし、正直レベルが低かったために何も学びは深まらず、有意義でない時間を過ごしてしまったなと思っています。学費も100万円以上かかっているので親に申し訳ないというか、だったら学部に直接進学した方が良かったなと後悔しています。
逆を言えば、他の理由でも
- 英語力が不足していない
- 高校の成績をきちんととれている
- 自分の夢や大学に行く目的がハッキリしている
という3条件が満たされていれば、ファウンデーションコースに行く必要はありません。
なので、高校1・2年生の人はそのための準備時間があるので、お金も時間も節約するためにファウンデーションコースをスキップしよう、というのが持論です。
1~2年の準備期間があれば、IELTSやGPAの対策は全然何とかなります。それに、「ファウンデーションコースでいいや」とハードルを低く設定していると、学習のモチベなども低下することに繋がります。

ファウンデーションコース不要で海外大学へ進学するためのポイント
高1・2生が直接進学するには、以下の3つの準備を今から始めましょう。
- 英語学習に集中
-
IELTS6.5(各セクション6.0以上)やTOEFL iBT80を目標にすると、割と幅広い大学選択ができると思います。
- 毎日30分のリスニング(例: ポッドキャスト、YouTube英語動画)。
- 単語アプリで毎日30語覚える。
- 高2の夏までにIELTS6.0を、冬までに6.5を目指す。
- 学校の成績を管理
-
GPA3.0以上をキープ。あとは課外活動(例: ボランティア、クラブ活動)で出願エッセイを充実させましょう。
- 大学リサーチと出願準備
-
志望する国や大学の入学条件を調べ、ファウンデーション不要のプログラムを優先。
イギリスなど、どうしても日本の高校卒業資格を入学要件として認めてくれない国もあるので注意。
ファウンデーションコースを使うのはどんな場合?
ファウンデーションコースは以下の場合に有効。特に高3生向け:
- 英語力や学力に不安がある場合:IELTS5.0以下やGPA2.5未満なら、1年で基礎を固める。
- 大学が必須とする場合:英国や一部の大学ではファウンデーションが必要。
高3生は時間が限られるため、頑張ったけれど結果として直接学部への進学は難しい…という場合はファウンデーションで確実に進学を目指すのは合理的だと思います。ただし、奨学金や直接進学の可能性も最後まで探りましょう。
まとめ:今から始めて、海外大学への最短ルートを!
ファウンデーションは補助的な選択肢に過ぎませんので、最初からは目指さないのがおすすめです。
高1・2生の人なら、ファウンデーションコースなしで海外大学の正規課程に進むチャンスが十分にあります。英語力、成績、リサーチの3本柱を今から強化すれば、時間と費用を節約して大学進学が可能になるので、頑張ってください。