マレーシア旅行を計画するときに気になるのが「実際、どれくらい観光にお金がかかるの?」ということですよね。特に一週間という限られた期間で、滞在費や食費、交通費などトータルでどれくらい用意すればいいのかはよく分からないと思います。
私自身、日本から友人が1週間ほど遊びに来ることも度々あって、このことについてよく聞かれます。
というわけで、今回は現役留学生目線でのマレーシアでのリアルな旅行費用についての概算を紹介し、旅の準備に役立つアイテムや、安全に楽しむためのポイントも合わせて解説します。これからマレーシア旅行を検討している方はぜひ参考にしてください。

2泊3日とかの人でも、日付を変えて計算すれば大体の費用が分かります!


結論、マレーシア1週間旅行の総予算はどれくらい?
まず最初に、マレーシア現地での1週間の滞在費の目安をざっくり把握しましょう。
航空券代は除きますが、宿泊費、食費、交通費を合わせて、バックパッカーのように節約した旅なら約3~4万円ほど。少しゆとりを持ってホテルや食事を楽しみたい場合でも5~7万円程度あれば十分です。
旅のスタイルによって必要な予算は大きく変わるので、自分の旅行スタイルをイメージしながら考えてみてください。
一人当たりの費用です。
ちなみに、マレーシアは東南アジアの中でも比較的生活水準が高く、日本と比べると物価は安いですが、ショッピングモールや観光地のレストランでは日本と変わらない価格帯のこともあります。
一方で、ローカルの屋台や市場は非常に安価で、地元の人が日常的に利用する場所です。ここでは数百円でボリューム満点の食事が楽しめますが、衛生面のリスクもあるため、初心者はお腹の調子を見ながら試すのがおすすめです。
一週間の滞在でかかる費用の目安
項目ごとに見ていきます。
航空券
日本からマレーシアの主要空港であるクアラルンプール国際空港(KLIA)への往復航空券は、時期や航空会社によりますがおよそ6万円前後が一般的な価格帯です。
ローシーズンや早期予約、格安航空会社を利用すれば4, 5万円台も狙えますが、ゴールデンウィークや年末年始は高くなるので早めの予約がおすすめです。また、LCCを利用すると荷物の重量制限や機内サービスが制限されることが多いので、荷物の量や快適さも考慮しましょう。



Skyscannerで調べるのがおすすめ。
空港から市内への移動費
空港から市内へは、Grab or 電車を使った場合で往復で3000~4000円程度になります。
おすすめの移動方法などは以下の記事で解説しています。


宿泊費
宿泊施設は価格帯が幅広く、バックパッカー向けのホステルやゲストハウスなら1泊1,000円程度からあります。クアラルンプールなど主要都市では、7日間で約2,800円ほどのドミトリータイプも見つかるため、節約旅には最適です。
ホテルの場合でも、設備や立地により価格が変わりますが、中心部で7日間15,000円以下の清潔で快適なホテルも多いです。こちらは上限がありませんが、旅行の目的や快適さのレベルに応じて選びましょう。



宿はAgodaで調べるのがおすすめ。
ちなみに、有名な高級ホテル「ザ・リッツカールトン」にメチャクチャ安く泊まれる国でもあるので、こちらもおすすめです。


食費
マレーシアの食費は外食中心でも非常にリーズナブル。
例えば一日の食事例は以下のようなイメージです。
- 朝食:ローカル麺のラクサ+コーヒー(約250円)
- 昼食:インド料理のロティチャナイ2枚+ミルクティー(約250円)
- 夕食:中華料理店でチャーハン+野菜炒め+お茶(約700円)


これで約1200円ほど。
水やフルーツ、おやつなどを楽しんだしても、2000円もいかないくらいでも一日楽しめます。
交通費
クアラルンプールの公共交通機関は発達しており、電車やモノレール、無料の巡回バス「GO KL」を上手に使うと安く移動できます。
電車やモノレールの初乗りは2リンギット(約70円)程度で、無料バスもあります。こちらは主要観光地を効率的に回れておすすめです。
クアラルンプール市内の観光であれば、Grab(なくても観光地は大体行ける)を使わなければ一日1000円以下に収まるでしょう。
また、「Grab」という配車アプリも広く使われていて、初めての方でも安心して利用できます。移動計画には「Moovit」というアプリがGoogle Mapよりも詳しく、便利なのでぜひダウンロードを。




アクティビティ費
マレーシアでは観光スポット巡りだけでなく、体験型のアクティビティも充実しています。せっかくの1週間旅行、地元ならではのアクティビティに参加して、より思い出深い旅にしてみましょう。
以下、アクティビティの例です。
- ペトロナスツインタワー展望台入場料
約80リンギット(約4,000円)
KLの象徴的建築を間近に楽しめる人気スポットです。 - ランカウイ島でのマリンスポーツ
スノーケリングやジェットスキーなどで約100〜200リンギット(約3,000〜6,000円)
美しいビーチと自然を満喫できます。 - ジャングルトレッキングツアー
ガイド付き半日ツアーで約100〜150リンギット(約3,000〜4,500円)
熱帯雨林の自然を楽しみながら、珍しい動植物を観察できます。 - クアラルンプールのスパ・マッサージ
60分で約60〜100リンギット(約1,800〜3,000円)
旅の疲れを癒すにはぴったりです。



といいつつ、アクティビティなしでも全然旅行は楽しめるかな、という感じ。
お土産代
お土産代も人によりますが、友達の例を見ている限りでは、2~4人程度に配るとして5,000円以下になることが多いです。
一人当たり1000円ちょっとを見込んでおくと良いでしょう。


おすすめのお土産については別の記事で解説していますのでぜひ👇


一週間の旅行でかかる費用まとめ
ここまでの内容をまとめてみます。大体の平均値を取って、一週間分を計算してみます。
- 市内までの移動(往復):3,500円
- 宿泊費:一日1,500円×7日で10,500円
- 食費:一日2,000円×7日で14,000円
- 交通費:一日1000円×7日で7,000円
- アクティビティ費:一日1000円×7日で7,000円
- お土産代:5000円程度
合計47,000円ほどとなりました。ただ、割と多めに見積もっているので、もっと節約しようと思えば節約できます。
そのため、普通に旅行をすれば、1週間で3~7万円程度の範囲になるのではないかと思います。これに航空券の6万円を加えた額を見積もっておくと良いでしょう。
一人当たりの費用です。
旅のアドバイス
旅行に来た友達からの意見をもとにしています。
必須アイテムと旅行の準備
- 現金は300リンギット(約10,000円)ほど持っておくのが安心。
- 最初にATMで200リンギットを引き出すのがおすすめ。
- それ以外はクレジットカードでの決済で対応するのが楽ちん。
- Grab利用にはクレジットカードの紐付けをしておくと便利。
- 半袖・半ズボンが快適ですが、冷房対策に薄手の長袖羽織りものを用意しよう。
- モバイルバッテリーがあると快適に観光ができます。
急に雨が降ることも多いのでサンダルで来ると便利ですが、一部の施設はサンダル不可だったりするので、普通の靴で着ておいた方が無難かと思います。


安全に楽しむための注意点
- 屋台は安くて美味しいですが、初めての食事は体調を見ながら少量ずつ試すのがおすすめ。
- 混雑地や観光地では貴重品の管理を徹底し、スリに注意。
- モスクなど宗教施設を訪れる際は露出を控えた服装で。
- 夜間の一人歩きは避け、信頼できる交通手段を利用しましょう。
おすすめの観光スポットは?
クアラルンプールの観光地は1〜2日あれば主要スポットを回れます。また、ショッピングモールやナイトマーケットも外せません。
おすすめはクアラルンプールから日帰りで行けるイポーやマラッカ。どちらも歴史や文化が深く、KL市内とは異なる雰囲気を味わえます。余裕があれば地元の小さな町や自然スポットにも足を伸ばしてみてください。






まとめ:マレーシア旅行を賢く楽しもう!
マレーシアは日本から比較的近く、1週間の旅行でも費用を抑えて十分楽しめる国です。
おおよそ、1週間で3~7万円程度の範囲で旅行を楽しめるのではないかと思います。これに航空券の6万円を加えた額を見積もっておくと良いでしょう。
食事や宿泊、交通費をうまく調整し、準備をしっかりすれば、快適で安全な旅が実現できますので、この記事の情報を活用して、充実したマレーシア旅行を計画してみてくださいね!