マレーシア留学をしてから、もう2年以上が経ちました。この2年間で本当にいろんなことを経験しましたが、特に感じるのは「行動した分だけ、ちゃんと人生が変わる」ということです。
同じように留学していても、得られるものの大きさは人それぞれ。それを分けるのは、語学力でも環境でもなく、「自分にどう投資してきたか」だと思います。
今回は、私が実際にマレーシアでの大学生活の中でやってよかったと心から思う6つのことを紹介します。
どれも特別な才能が必要なわけではなく、誰でも今日から始められる自己投資です。
1. 課外活動:分野を越えて挑戦することで“信頼”が生まれる
マレーシアに来てから、私は色々なコンテストやハッカソン、インターンに挑戦してきました。
アプリを作ったり、言語学オリンピックやAIオリンピックに出たり、教育からITまでのインターンをしてみたり、象使いの免許を取ってみたり。

最初から専門知識があったわけではありません。でも、分野を横断して挑戦したことが結果的に信頼につながったと感じています。
例えば、インターン採用などでも「この人なら伸びそう」と言われることが増え、実際に未経験でも声をかけてもらえるケースが何度もありました。
つまり、一つの分野に閉じない挑戦が、次のチャンスを呼ぶということです。自分の価値観も広がりますしね。
▶︎ アドバイス:留学中に形に残る経験を1つ作るだけで、周りからの見られ方は大きく変わります。

2. 時間と生活の質への投資:お金よりも時間が一番の資産
最初の頃は「できるだけ節約しよう」と思っていましたが、途中から考え方が変わりました。「お金を惜しんで時間を無駄にしている」ことに気づいたからです。
例えば、電車で1時間半かけて行く場所も、車を使えば30分で着く。その30分を毎回節約できるなら、1日で何時間も自由が増えます。
また、生活面でも小さな投資がQOLを大きく変えます。
例えば、私の場合はトラックボールマウスを買ったのがその一つでした。ブログ執筆やデータ分析など、長時間の作業がとても楽になり、「作業環境に投資する大切さ」を実感しました。


これはマジでおすすめなのでリンクを貼っておきます。5000円とかそれくらいのものでいいと思います。
▶︎ アドバイス:留学中こそ、時間をお金で買う感覚を持つ。常識の範囲内で、自分の集中と生活の質を高める投資は惜しまないこと。
3. ジム:過去の自分を超える楽しさを知る
マレーシアに来てから、友達の影響でジムに通い始めました。特にベンチプレスを始めたのがきっかけで、運動が一気に楽しくなりました。
日本では「ジム=マッチョが行く場所」みたいなイメージがあって少し怖かったのですが、こちらでは男女関係なく日常的に通う文化があります。
全然マッチョじゃなくても問題なし。むしろ、自分のペースで続ける人が多いです。
そして、何よりも楽しいのは「過去の自分を超える瞬間」。
昨日より少し重い重量を上げられたとき、「自分、成長してるな」と実感できるんです。それがメンタルにも良い影響を与え、気分のリセットにもなります。気分が乗らない時はストレッチだけして帰ります笑。
▶︎ アドバイス:ジムは努力というより自己管理。ストレッチなどでもいいので、心と体を整える時間として取り入れると、生活全体が安定します。
4. 海外旅行:世界の“当たり前”を壊す自己投資
これまで15カ国以上を自費で旅行しました。もちろんトラブルもありましたが、それ以上に得たものが大きかったです。
行く国ごとに景色も人の考え方もまったく違って、「日本って狭いな」と思う瞬間が何度もありました。
現地の人との会話、食文化、街の雰囲気。そういうリアルな体験こそが、自分の価値観を広げてくれます。
▶︎ アドバイス:留学中は旅行できる学生という特権を最大限に使いましょう。お金を使う価値があるのは、人生の視野が広がる経験です。


5. SNS・発信:思考を整理し、人と繋がるきっかけになる
私にとってSNSは思考を整理するためのツールでした。特にTwitterやこのブログでは、普段の気づきや留学生活を言葉にして発信していました。
すると、マレーシアという狭い留学コミュニティの中で少しずつ認知され、知らない初対面の私のブログを見てます!と言ってくれたり、「記事を書いてください」といった依頼をもらえるようになりました。
留学生の中でもブログやSNSを本格的に運営している人は少ないので、それだけで差別化になりました。
なんだかんだで結局最後は人脈勝負になることも多いと思うので、自分のことを認知してもらうことは大切です。発信を通じて、自分を見つめ直す機会も増え、「考えを言葉にする力」が身についたのも大きな収穫です。
▶︎ アドバイス:SNSはフォロワーを増やすためでなく、自分を見つめ直すために使ってみる。発信が留学中の学びの再編集になります。
6. 化粧・身だしなみ:外見を整えると行動が変わる
これは日本の大学でもやっている人は多いかと思いますが、私の場合はサクッとできるベースメイクや涙袋を描く程度の軽いものから始めてみました。割とこれだけでもメンズは印象は変わります。
特におすすめなのが、眉毛アート(アートメイク)に行ってみたり、ほんの少しだけ手を加えること。
それだけで印象が変わり、鏡を見るのが楽しくなります。また、肌のケアをしたり、身だしなみを整えるだけでも気持ちが前向きになります。


結果的に、「外に出るのが楽しくなる」「写真を撮られるのが苦じゃなくなる」など、行動量そのものが増えるのを感じました。何気に見た目は自分のためにも大事です。
▶︎ アドバイス:スキンケアでも眉でも、どこか1カ所自信を持てる部分をつくるだけで、日々のモチベーションが変わります。
まとめ:留学中の自己投資は、“お金をかける”より“自分に時間をかける”こと
6つの行動を振り返ると、どれも共通しているのは「自分を広げるための投資」でした。
それはお金を使うことではなく、自分の可能性に時間を使うことです。
留学は環境がすごいから成長できるのではなく、その環境をどう使うかで成長できるかどうかが決まります。
小さな挑戦でもいい。自分の生活・体・思考に投資することで、留学の価値は何倍にも広がります。