マレーシアの大学はインターンが卒業に必須!?職場探しから給料事情までテイラーズ大生に赤裸々に聞いてみた!

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マレーシアの大学では、卒業までにインターンを数か月以上やることが要件となっている所が多くあります。

Ray

私が通っているモナッシュ大学でも、コンピューターサイエンス専攻などはインターン参加が卒業要件になっています。

しかし、実際どんな探し方をして、どんな仕事をして、どんな生活をしているのか、などについて気になっている人も多いと思います。

そのため今回は、テイラーズ大学でInternational Relations(国際関係学)を専攻しているdawuさんに、1年間のインターンについてお話を伺いました。

こちらの記事は現役テイラーズ大生のdawuさんにインタビューさせていただきました。dawuさんのnoteはこちら

こちらは正確には「インターンシップ」ではなく、「WBL (Worked Based Learning)」という制度です。
座学だけでなく、現場での実務経験を通じて学ぶことを目的としたカリキュラムで、最終学年の1年間をまるごと現場での就業経験に充てる仕組みになっています。
ほぼ同じ内容のため、この記事では便宜上「インターン」と呼びますが、実態はこのWBLのことを指しています。

Ray

私も次の11月から3か月インターンなので、終わったら記事でも書こうと思います。

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目次

自己紹介をお願いします

dawuです。テイラーズ大学の3年生(最終学年)で、Bachelor of Social Science in International Relations を専攻しています。

具体的には、国際関係について、世界で起こっている戦争や課題を深掘りして勉強しています。国と国の関係性、なぜ争いが起こるのか、どう協力しているのかといったことを学んでいます。

IR専攻とインターンシップ制度

インターンは卒業要件ですか?

はい。テイラーズ大学の多くの学部では、卒業要件として実務経験が必要になっています。

私の学部の場合は、

  • 2年間は座学を受ける
  • 残りの1年間をインターン(WBL)に充てる

という流れです。学部によって期間は異なっていて、ホスピタリティ専攻だと半年だったりします。

Ray

モナッシュのCS専攻の場合は3か月です。マレーシア全体だと、大体3か月〜半年ほどのインターンを行う大学が多いです。

インターンの期間はいつからいつまでですか?

最終学年に行うことが多く、私は2026年2月から翌年1月末頃までの約1年間インターンをしています。

インターン中は授業がありますか?

インターンは平日に行っていますが、2週間に1度、土曜日にオンライン授業があります。時間にして2〜3時間程度です。

もともと普段の授業でも土曜日に開講することがあるので、慣れれば特に問題なく両立できています。他の学部がどうかはあんまり分かりません笑。

Ray

モナッシュ大学の場合はインターン中に授業はありません。

インターンは単位としてどう評価/採点されますか?

インターンに紐づいた授業がいくつかあり、その中で以下のような形で評価されます。

  • ログブック(何をしたかを記録)
  • プロジェクトの提案・プレゼンテーション
  • 学びを確認するクイズ
  • インターン先のメンターによる評価
  • 自己評価

などを総合して評価される仕組みです。

インターン先の探し方

どのような団体で働いていますか?

(具体的な団体名は伏せますが)移住労働者や移民の人権問題を扱うNGOで働いています。難民のコミュニティとも関わりのある団体です。

インターン先はどのように探しましたか?

大学と提携しているリストの中から選びました。インターンは自分で探してもOKですが、専攻内容とある程度関係していないと、要件として認められません。

何社くらい応募しましたか?

倍率自体はそれほど高くなく、NGOを中心に2件ほど応募しました。よっぽどのことがない限り断られることは少ないと思います。

選考ではどのようなことを聞かれましたか?

私のところは書類(レジュメ)と面接で選考が行われましたが、会社によると思います。

テイラーズ大学で2年間学んでいるという前提があるので、英語力などは向こうもある程度把握している様子でした。「なぜここを選んだのか」「何がしたいのか」といった、一般的なインターン選考でも聞かれるような無難な質問が中心でした。

その団体に決めた理由・決め手は何ですか?

移住労働者の人権問題を扱っている団体で、もともとその分野に関心があったためです。
加えて、マレーシアはいろいろな背景を持つ人が集まる国なので、学びとして面白そうだと感じたことが決め手でした。

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仕事内容・職場の雰囲気

普段はどのような仕事をしていますか?

  • 難民の方々が抱える、文化的な違いから生じるコミュニケーションの壁についてのパンフレット作成
  • 講演会を開くために専門家にアポを取ったり情報収集をしたりする
  • 人権に関する法律のリサーチ
  • マレーシアが抱える現状の課題について考える

といったプロジェクトに関わっています。

国際関係学で学んだ知識は実際の仕事にどう活きていますか?

IRで学んだ内容は全体的に活きていて、それは良かったと思います。ただし、座学で学んだ理論がそのまま現場で通用するとは限らず、実践との結びつけが難しいと感じる場面も多いです。

インターンで良かったことと大変だったことは何ですか?

良かった点は、マレーシアのプランテーションなどを実際に見に行く機会があったこと。近い場所でそうした学びが得られるのは嬉しかったです。

大変だった点は主に2つあります。

  • マレーシアのNGOならではの感覚として、日本の労働文化とは違うところがあること。例えば連絡を取る際も「オフィスに直接訪ねていっていい」というような、コミュニケーションの取り方の違いに今でもあまり慣れていません笑。
  • 職場にはすでにバングラデシュ人の同僚同士のグループなどができており、日本人としてマイノリティであることを感じる場面もありました。会話に入れないというわけではないものの、どことなく壁を感じることがあります。

働き方・待遇

週何日、何時から何時まで働いていますか?

平日5日間、10:00〜17:00 で働いています。

8時間労働よりは短めですが、NGOという組織の特徴もあり、労働時間が短く緩やかな雰囲気があります。「定時」という概念があまりなく、各自の裁量に任されている感覚が強いです。

勤務形態はオフィス出社ですか、それともリモートですか?

基本的にはハイブリッド形式で、月曜日から水曜日くらいまでオフィスに出社し、残りは自宅で仕事をしています。

通勤する時は、電車やGrab(配車サービス)を使って通勤しています。

給料や手当はどのようになっていますか?

月に RM1000(リンギット)を受け取っていますが、交通費などの手当は特に出ません。

Ray

マレーシアのほとんどの企業は大体月RM1000くらいのインターン報酬のところが多いです。無給の会社もあったりして、日本と比べると賃金についてはあまり期待できません。

他の学生はどのような企業・団体でインターンをしていますか?

留学生の場合、基本的には自分の国に帰ってインターンをする人が多いです。特にホスピタリティ専攻なんかは日本のホテルなどで働く人が多いようです。

最終学年にインターンを行うため、就職活動と時期が重なることもあり、住み慣れた環境かつ長期間になることを考えると、日本を選ぶ人が多いのかもしれません。大学の提携リストがあるとはいえ、人によってはインターン先を見つけるのが難しいケースもあります。

ただ、私のように面白そうだからとマレーシアの企業でインターンをする人もいますし、中には韓国なんかでインターンをする猛者の日本人もいるみたいです笑。

後輩へのアドバイス

これからインターンを探す後輩へのアドバイスはありますか?

マレーシアは日本では体験できない学びが多い国なので、興味があればおすすめです。国際関係について学ぶ身としては、マレーシアでインターンをして本当に良かったなと思います。

ただ1年間は短くないので、就職活動や住み心地とのバランスを考えて日本でやるという選択肢もアリだと思います。
また、先ほども書いたようにマレーシアのインターンは基本的にほぼ給料はないようなものなので、お金を貯めたい人は日本の方が良いです。

どちらにせよ大事なのは、何を学びたいのかを考えた上でインターン先を選ぶこと。大学選びでもインターン先選びでも、自分の軸や考えを持って主体的に行動することが大事です。

このインターン経験を今後のキャリアにどう活かしたいですか?

移民を取り巻く状況や意見は立場(難民、自国民など)によって全く違うんだなということを、現場に立ってみることでとても強く実感しました。

今後のキャリアはまだ細かくは決まっていませんが、この経験をもとに、色々な立場の人と関わって理解を深めて多角的に物事を考える姿勢をこれからも大事にしていきたいです。

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まとめ

ということで、今回は現役テイラーズ大生のdawuさんにマレーシアの大学でのインターン事情について色々なお話を聞かせてもらいました。こちらの記事がマレーシア留学を検討している方の参考になれば幸いです。

以下がまとめになります。

  • テイラーズ大学IR専攻は最終学年の1年間がインターン(WBL)
  • 探し方は大学提携リストから選択、応募はNGO中心に2件のみ
  • 業務は移住労働者・難民の人権に関するリサーチやパンフレット作成
  • 勤務形態はハイブリッド(週3出社)、時間は10:00〜17:00
  • 給料は月RM1000、交通費なし
  • 大変だったのは文化の違い職場での日本人マイノリティ感
  • 他の学生はマレーシア以外に日本や韓国でインターンする人も
  • アドバイスは「何を学びたいかを軸にしっかり選ぶこと

こちらの記事は現役テイラーズ大生のdawuさんにインタビューさせていただきました。dawuさんのnoteはこちら

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