「モナッシュ大学に行きたいんですけど、アーツ学部とビジネス学部、どっちに行くか迷っています」という質問を、これまで何回も受けてきました。
迷う理由で一番多いのは、「ビジネス学部のほうが忙しいけど、就職に強いと聞くから」というものです。私はIT学部なので文系の中の人ではありませんが、周りの文系の友人を見てきた立場から、これについての答えをまとめてみました。
結論:興味のある学部に行けば大丈夫
答えはシンプルで、自分が学びたいと思った内容の学部に行ってください。迷いの原因になっている「忙しさ」と「就職」は、どちらも気にしすぎなくて大丈夫です。
それよりも、自分がその学問に興味を持って3年間学び続けることができるかどうかの方が大事です。
文系学部の「忙しい」は誤差(だと思う)
どちらも正直そこまで忙しくない
アーツ学部は期末試験が原則ないため、学期の最後の方が楽になります。ただ、ビジネス学部にもそういう科目はあり、結局は取る科目次第です。
また、モナッシュ大学ではどの学部も1学期に4科目を履修するのですが、それぞれ1コマしかありません。1コマが2時間なので、週に8時間しか授業に拘束されないことになります。
IT学部の私は1科目につき2コマあるので、週に8コマ授業があるのですが、それでもかなり余裕があります。その立場から見ると、文系同士の忙しさの差は誤差に見えます。
そして、大学担当者などは「モナッシュ大学の授業についていくのは非常に難しい」などとブランディングで言っていますが、実際は計画的にやっていれば大したことはありません。
文系学部に関しては、どちらの学部もエッセイやレポート課題が中心で、大体みんな成績は平均点あたりに落ち着くことが多いそうです。
理系学部の課題の場合は答えがある程度一つに決まっているため数値や事実が合っていれば満点がもらえます。しかし文系学部の課題は先生の主観的な採点になりがちなので、あまりにも高得点の人を輩出しまくっているとオーストラリア校から怒られてしまうため、そうなっているそうです。

卒業できない人はほぼいない
成績の良し悪しは別にして、みんな何だかんだで卒業できています。マレーシア校には日本人が約400人いますが、退学したと聞くのは数人くらいです。
聞いた頻度の体感なので統計ではないですが、1割にも満たないと思います。退学した人は、遊びすぎてついていけなくなったパターンなどが多いので、入学ができたということは、あとは真面目にやっていれば大丈夫です。


日本の就活で、専攻はあまり関係ない
前提:日本の就活の話をします
マレーシアは政府のルールで、未経験で職歴3年未満の人には基本的にビザが出ません(例外はあります)。新卒でそのまま現地就職するのは、ほぼ難しいです。
オーストラリアも、私が感じた限り、理系でも学部卒の未経験は難しいです。文系職はもっと難しいと思います。コネ採用も多いので、コネのない日本人には更に不利です。
そのため、結局は多くの人が日本で就職することになります。なので、今回は日本の就活を前提に話します。
専攻よりもやっていたことが大事
日本の就活では、大学の専攻はあまり関係ありません。私は現在はIT業界を中心に就活をしていますが、文系学部からでも、アルバイトやインターンでプログラミングをして入る人は普通にいます。
またIT職と比べても、文系職はそもそも専攻と関係のない業務が多く、専攻内容について深掘りしてこない会社も多いです。
経済学や金融を学んで金融の専門職に行く場合などは例外かもしれませんが、どちらかといえば学生生活で頑張ってきたことなどを中心に聞かれます。
インターンと課外活動はどっちの学部もほぼ同じ
また、専門性が求められる場合でも、「大学で学びました」だけでは「だから何?」となります。
例えば私の場合、「大学でインターネットの仕組みについて学びました」よりも「自分でホームページを作ってみて、ここに苦労したから、もっと学びたいと思った」と言えるほうが、ずっと強いです。
つまり、専攻よりもインターンや課外活動を自分から動いてやるほうが100倍大事です。そして、それらは空いた時間で自主的に取り組むことができますので、その機会はビジネス学部でもアーツ学部でも大差ありません。
ただし、海外就職の場合は話が変わってくる
海外では専攻とGPAがかなり重視されます
海外で就職する場合は、日本と違って、大学の専攻もGPAも重視されます。学部選びが、そのまま就職に影響してきます。
その場合の学部選びは慎重に
というわけで、海外就職もかなり真剣に視野に入れている人の場合は、学部選びも慎重に行いましょう。
興味、関心だけではなく、本当にそれが自分のやりたい仕事に近いのか、自分にその適性があるのかなどもよく考える必要があると思います。
おすすめは、休みの間に1週間ほど大学の専攻の入門書やネット講義などを使って、その専攻の勉強をしてみることです。それにより、適性や自分が本当に興味があるのかなどが簡易的にテストすることができます。
あとは、Kopi Chatなどで大学の先輩に直接話を聞いてみるのもいいかも!
まとめ
今回はモナッシュ大学の文系学部の選び方について、私の考えをまとめてみました。
- 忙しさ:文系同士の差は誤差で、みんな卒業できている
- 就職:日本の就活で専攻はあまり関係なく、インターンや課外活動のほうが100倍大事
- 結論:迷ったら、自分の興味がある内容を学べる学部に行く
学部名のイメージより、自分が何を学びたいかを優先してください。

