一年で40点から100点突破!高校生の独学TOEFL勉強法を4技能ごと解説!

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海外大学受験で必ずと言っても必要となる英語スコア。多くの人がTOEFL iBTIELTSから勉強をスタートするのではないのでしょうか。

でも実際、「独学でどうやって勉強するの?」と気になる人も多いと思います。そこで今回は、1年少しでおおよそ40点代から100点を達成した私の独学勉強法を技能別に紹介したいと思います。

以下が私の実際の成績です(プレテスト40点代→1回目85点→2回目100点)。

この記事のライター:あおインタビュー記事

普通の私立高校出身です。海外経験なしで1年でTOEFLを40点代から100点に伸ばし、スペインのIE大学でData Business Analyticsを専攻予定です。高校時代は様々な分野の課外活動に手を伸ばしていました。
中学の頃からきっての映画好きで、1年で200本弱見た年もあります!

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目次

TOEFL iBT対策を始める前に

本格的に対策を始める前に、自分のおおよその立ち位置・目指すべき目標スコアと4技能のスコアバランスを把握することをオススメします。TOEFLは慣れなしに受験すると撃沈する試験なので、CEFR対照表の-15から-10点くらいの誤差を加味して、参考にすると良いかと思います。

また、勉強するモチベが湧かなければ、まずETSアカウントを作りおよそ半年先を予約しちゃいましょう(早すぎても、特に学生にとってはお金がもったいないと思うので…。)!

そして、私が特に大事だと思ったことは、消去法を意識することです。勉強法の検索をかけると、「多読」「大学の無料講義を聞く」「シャドーイング」など数えきれないほどの勉強法が出てきます。
もちろん時間があれば全部行うに越したことはないんですが、全て取り入れのは不可能です。冷静に直結しない、合ってないと感じる勉強法は切り捨てる勇気も短期間で伸ばすコツかと思います。

こちらは2023年度の改訂前の対策法となります。特にライティングにはAcademic Discussionなどが追加され大幅変更となったので、その点にはご留意ください。

リーディング

TOEFLリーディングは、海外経験がない人にとっては一番短期でスコアが伸びるセクションだと思います。
私も英検準1級取得後に対策を開始し、まず成果が見え始め、そして最後まで安定してスコアが取れていたのはリーディングでした。

STEP
やっぱり単語力。定番のTOEFLテスト3800がおすすめ

TOEFL TEST 必須英単語 5600の方もありますが、1冊をテンポ早く何周も読み込むことが効率的だと思います。80点超えのためにSTEP2を、100点目指すためにSTEP3という流れが私は合っていました。

時間をかければかけるほどいいとは思いますが、英検ほど直結するような語彙の問題数ではないので、単語のみ費やす時間はある程度にすべきだと思います。

STEP
日本語解説付きの参考書で解き方を学ぼう

初めはETS公式の日本語付き、またその他の丁寧な日本語訳付きの参考書で、解き方の基本や出題形式を把握するスタートが良いと思います。

ただその後は、ETSの出している公式問題集・過去問に絞り、TOEFLで最も求められる、傾向や頻出に慣れまょう。あくまでETS以外は参考書であることを忘れないことが大事です。

STEP
過去問で出会う頻出単語をある程度覚える

単語帳がある程度頭に入り、解き方のコツが掴めてきたら、頻出分野の重要語句をある程度頭に入れることをオススメします。
全部覚えようとする労力・時間は他のものに使った方がいいので、苦手な分野(私の場合は化学や動物学)あくまで「これよく見るな」と言う単語のみです。

こちらは参考にしていた「トフレ!」のYoutubeチャンネルです。苦手分野だけでも目を通すとだいぶ楽になります。

STEP
文章の簡単な要約をしてみる

文章を精読することも一つの手ではありますが、対策に時間が限られる中なので全ては難しいと思います。

そのため、簡単な段落ごとの要約(B5ノート1ページ使わないくらい)をすると、文章の起承転結をしっかりと把握できるので、自分に一番合う設問解き方を掴むことができるようになりました。

リスニング

リスニングの出来は、ライティング、スピーキングに芋づる式で関わるので、対策の前半戦では一番時間をかけるべきです。4つのセクション同時になんて対策無理だよ…と思ったら、まずリスニングです。

STEP
リスニングの形式に慣れる

TOEFLのリスニングは会話型と講義型の2種類があり、特に講義型は海外経験がない人にとっては圧倒される難易度です。

まず形式に慣れるために、比較的優しいリスニングの会話型、スピーキングライティングのリスニング音声を繰り返し聞いていました。
何も見ずに聞く→スクリプトを見て聞く→もう1度何も見ずに聞き情景がイメージできてるかor理解できているかを試す、というステップが私には合っていました。

STEP
講義型はメモの量の相性を見つける

最難関の講義型は、リスニング能力ももちろんですが、メモが鍵になります。
インターネットでも「メモはひたすら書くべし!」「メモは書かずに集中」と多くあるので、実際どうすべきか迷う人も多いと思います。

そこで、同じ分野の(または近い分野の)問題を3つ準備して、
①ひたすら聞こえてきたことを最大限メモ。②間違えそうなキーワードや数字のみ。③メモをしない。
と比べ試してみると、どの塩梅が自分にとってベストかを掴むことができます。

私の場合、焦ってメモした割には、メモした内容は覚えているような主要なもの、反対に細かい用語や数字を逃して問題の最後の2択でミスをしがちでした。

STEP
TOEFLリスニングに絞るのも手

もちろん耳が英語に触れる時間を相対的に増やすために、ポッドキャストを聴く、多くの出版社が出しているリスニングを片っ端から行うのも時間があればいいと思います。

ただ、ETSの公式問題集に比べるとやはり文章・問題の傾向に違いはあるので、極力過去問に絞ることが一番の近道かと思います。

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ライティング

ライティングは、小難しい単語やフレーズを使わなくても、単語の反復を避け、内容がしっかりしていれば25点程度は目指せると思います。

STEP
日本語でアウトライン練習をする

英語の先生に添削をお願いしていた時によく言われていたのが、論理と構成です。いくらパーフェクトな文法でも中身がスカスカなら点は貰えません

私は、10分測ってIndependentのお題の日本語アウトラインを書く練習が役立ちました。日本語で確認するので、「これでは文章の構成が変だな」などと、英語よりもしっかりと掴むことができます。
また、タイパよく多くのお題に触れられる分、一度でも日本語で考えたことがあるものに本番で出会えば、ネタ絞りにも困りません。

STEP
覚えやすい・使いやすい・汎用しやすいテンプレートを確立

ライティング勉強法でまず目にするのが「テンプレ」だと思いますが、インターネットにもたくさん溢れているので、実際どれを使えばいいか迷いました。
私はThere is no magic!!のにゃんこ先生・SOLO IELTS TOEFLの記事、参考書の模範解答集などから、かいつまんでいました。

序論、本論、結論の毎回のイントロを固定すること、Transition words(転換語)の使い回しを避けること、小難しく覚えにくいフレーズはやめること、賛成反対譲歩の表現をいくつか準備するなど、自分のお気に入りをストックし、組み合わせていくイメージです。

STEP
サンプル回答から使えるフレーズ集め

ひたすら問題を解くライティングの演習も大事ですが、インプットがなければ自分が頻繁に使う言い回しやフレーズは同じままです。

私は演習した問題のサンプル解答で、使えそうな言い回し、類義語、対義語をリストして、本番の試験で自分の語彙として使えるように対策をしていました。
特に私はいくつか同じ形容詞を無意識に繰り返し使ってしまっていたので、類義語集めはお得な対策だと思います。本番で語彙に悩む時間を少しでも減らせれば、STEP1の構成により時間も費やせます。

STEP
Grammarlyを使おう!できるならネイティブに添削を。

有名だとは思いますが、Grammarlyは無料でかつ手早く文法をチェックしてくれるので私も愛用していました。
ただ、私も学校の英語の先生に添削をお願いしているうちにSTEP1の重要性や、自分の文章の癖を見抜いてもらったので、出来る環境下なら、全ての問題ではなくても添削をお願いするのが良いと思います。

スピーキング

スピーキングに関しては、いくらスピーキングが得意な方でも海外経験がないと23点の壁は越えにくいと聞いていたので、そのスコアを目指して対策していました。

STEP
オンライン英会話 or 独り言英会話

スピーキングに関しては、TOEFLの勉強のみではなく、少し遠回りしても成果に直結するセクションだと思います。

特に私含め海外経験がない人にとっては、まず止まらずに与えられた秒数の間話すことさえ難しいので、日頃から英語で考え話す癖をつける、テキストを開かなくても習慣化するためにこの2つはオススメです。

STEP
テンプレで練習→慣れてきたらテンプレは頭の片隅に。

IndependentとIntegrated、どちらもまずはテンプレを見ながらゆっくり話す練習から始めることで、迷子になりにくいと思います。特にIndependentは自分の意見さえ準備時間で決めて仕舞えば、テンプレがあればだいぶスラスラと言えるようになると思います。

ただ、Integratedの読んで、聞いて、話す、というマルチタスクは、テンプレを意識しすぎると、「それに当てはめよう」と意識が逸れてしまい聞いた内容と自分の口でそれを説明する作業に支障が出ていました。
なので、Integratedに関しては慣れてきたらテンプレを忘れて対策するもの一つの手かと思います(その「慣れ」が大変なのですが…笑)。

STEP
あくまで短期対策がオススメ。

スピーキングは、仮にTOEFL対策を始めた0日目から100日目まで毎日全力疾走すれば、取り組むほどの結果が出るとは限らないセクションなのかとは思います。特に日本で教育を受けた日本人にとっては、インプットの知識系であるリーディングとリスニングを満点に近づけた方が早いと感じます。

人それぞれですが、私はいつも対策の塩梅を悩んでいる時には、しけんや英語塾のしけんや先生のYoutubeを参考にしていました。

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終わりに

TOEFL iBTはなかなか一筋縄ではいかない難関な試験です。対策するものも多く、迷子になることもありますがそれは普通だと思います。

インターネットでも数多くある勉強法ですが、少しでも私の勉強法が役に立てば嬉しいです!頑張ってください!

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