メチャクチャ時間差投稿になっちゃったんですが、この前の長期休みで日本に帰る前に中国=北京に立ち寄って旅行をしてきたので、そちらの旅行記を書こうと思います。
なんで中国に?
中国に行った理由
- 日本からも近くて一度行ってみたかったから
- マレーシアで中華系の人をよく見たり中国の料理を食べたりしたので興味が湧いたから
- 中国の友達(モナッシュの大学院の卒業生)がいたので会いに行きたかったから
です。ちょうど北京か上海に行こうかで迷っていたんですが、友達が北京にいたので北京にしました。
その友達というのは、日本語をN1レベルで話せる凄い人です。英語よりも日本語のほうが上手いという謎な人で、独学でネットで日本語を勉強したそうです。日本の大学院に行きたかったみたい。学生寮で出会って仲良くなりました。
ビザはどうした?
この時は第三国へ向かう際の経由地であれば144時間まで中国への滞在が認められるトランジットビザというものがあったので、それを利用していきました。
日本から中国に観光に行こうとするとすごく大変な時期だったので、日本に帰るならこれを生かさない手はない!と思いました。
余談で、2024年の11月に旅行に行ったんですが、私が日本に帰った直後に中国に日本人が簡単に旅行に行けるようになるっていう不幸がありました。トランジットビザのこと調べるの大変だったのに!
あと、インドネシアに旅行に行ったときも、私が旅行し終わった後に観光税(5000円くらいだったはず)が免除されるということがあって、なんかビザ関係の運は悪いんですよね…
SIMカードはどうした?
普段使っているマレーシアのCelecomDigiに海外ローミングプランがあったので、確か2000円くらいで1週間のプランを契約してそれを使いました。
ローミングなのでインスタやTwitterといった中国以外のアプリでも支障なく使えました。また、それとは関係なく以下のアプリを事前に入れておくことをおすすめします。
- WeChat(チャット&支払いアプリ)
- Alipay(支払いアプリ)
- 百度地図(マップアプリ)
- 高徳地図(マップアプリ)

1日目
北京に到着
深夜0時にマレーシアを出て、早朝の6時半頃に北京に到着しました。今は書かなくていいんですが、トランジットビザの書類を書いて、エアポートエクスプレスで北京市内に移動。北京南駅にあるホテルに荷物を置きました。

そこから街を散策しました。
一番驚いたのが、北京の物価が安すぎるということ。モンスターが一缶80円ですよ???
あと意外と外国資本のお店(セブンイレブンとかケンタッキーとか)が進出していたこと。


ご飯はこれを食べました。炸醤面と包子のセット。事前には聞いていたものの、やっぱり英語が通じなかったので指差しで頑張って注文しました。

天壇公園
その後、歩いて天壇公園に行きました。中国は敷地面積がデカいということがあって、公園の中を歩くだけで数時間余裕で経ちました。写真をまとめて置いておきます。





あいにく曇りで、雨も降っていたので寒かったです。北京の冬は寒いというのは知っていましたが、マレーシアからの帰りなので暖かい洋服がありませんでした。
一応申し訳程度の長袖をマレーシアのセカンドストリートで買ったんですが、流石に寒すぎた。

前门大街 Qian Men Da Jie
次に有名な食べ歩きスポットへGo。天壇公園から歩いて行けました。


マレーシアに中国から進出してきたMIXUEもありました。本場もいうてそんなに値段は変わりませんでしたが、コーンの質感とかは違いました。



全聚德(Quanjude)前门店という有名な北京ダックのお店があったので行きたかったのですが、値段が高すぎたので入ってメニューを見て退店しました。店員さんごめんなさい。

あと中国書店という有名な本屋さんがあったので見てみました。魯迅の阿Q正伝とかが置いてありました。あと謎の平家物語とかも。

近くでブラブラして色々食べてホテルに帰りました。


2日目
故宮博物院
故宮博物院に行きました。近くの路上の屋台で色々売っていたので朝ごはん代わりに腹ごしらえ。
三枚目の写真の食べ物は驴打滚(リューダーグン)というらしいですが、可愛らしい見た目に反して激甘すぎてお腹にたまります。半切れ~で売っていた気がしますが、これのさらに半分くらいで十分だった笑笑。



故宮博物院もデカすぎました。博物館と言っても、結構建物がメインでした。
ここで一つしくじりがあって、どんどん先へ先へと移動していたらいつの間にか出口を出てしまっていて、まだ見れてない展示があるのに観光強制終了になりました…
なんも考えずに周りの人の流れに身を任せてたらこうなった()



景山公園
次に景山公園に行きました。故宮の北門(神武門)を出て、正面すぐ見えます。山を登るのが大変でしたが、北京の街並みを見れて良かったです。



その後は道で売っていた肉まんをおやつ代わりに食べました。日本より安くて美味しいって何事。
あとドラえもんのパクリがあって、海外あるあるは世界共通なんだなと思いました。


ユニバ:北京环球影城
時間が思ったよりも余っていたので、ユニバーサルスタジオを見に行くことに。中国語だと北京环球影城と言って、世界最大のユニバだそうです。
実は同じ時期にマレーシアの友達も偶然北京に遊びに来ていて、その友達が写真をインスタに上げていたのを見て中国にもユニバがあることを知りました。
ちなみに、その友達は彼女ができて喜んでいたんですが、彼女と二人の旅行かと思ったら彼女のお母さんと3人で旅行していたそうです。気まずかっただろうな。
ユニバの外だけ見て雰囲気だけ味わって帰りました(悲しい)。


ホテルの周辺に帰るともう夜になっていたので、テキトーにご飯を食べて寝ました。


3日目
天安門
天安門に行きました。規模が大きすぎてビビりました。やはり政治的に大切な場所だからか、事前に予約が必要+厳しい荷物検査があって、セキュリティがすごかったです。
近くには中国国家博物館とかもあったので、次に時間があるときは見たいですね。あと、また周りの人の流れに身を任せていたら間違えてゲートをくぐってしまって戻れなくなりました…



お腹が空いたので色々食べ歩きとかもしました。美味しかった。また見た目に惹かれて懲りずに驴打滚(リューダーグン)を食べたんですが、やっぱり重たかった。




北京動物園
約86ヘクタールもあるらしく、歩いているだけで疲れました笑。中国は本当にどの施設も規模がすごいですね。パンダを見れたので満足。


王府井
有名な繁華街です。

色々食べ歩きをしたんですが、北京ダックのロールがイチオシでした。お腹いっぱい過ぎて食べられなかったけど5個くらい食べたかったです。



帰りにせっかくなのでまたMIXUEに寄って行くことに。マレーシアにはない味があるのがいいですね。

4日目
今日は中国の友達と会う日です。一緒に万里の長城を見るツアーに参加することにしたので朝早くホテルを出ました。朝ごはんはパン。
友達が上手いこと安いツアーを見つけてくれました。バスツアーに参加したんですが、友達が遅刻してきたので危うく置いていかれるところでした。


北京市内からバスを走らせること1~2時間。
万里の長城と言っても、正確には今回は慕田峪長城という所に行きました。こちらのほうが見た目はほぼ変わらないのに空いているそうです。結果として正解でした。
到着した後、本当はロープウェイで行く予定だったんですが、友達がお金がないというので歩いて登りました。マジでしんどかった。

でもその分景色は本物でした。壮大すぎる以外の言葉が出なくて、これが昔に作られたのかと思うと今でも信じられません。
人生で一度は万里の長城を見たいなと思っていたので、夢が叶いました。


帰りのバスまで時間があってお腹が空きすぎていたのでバーガーキングに行きました。万里の長城は観光地なだけあって観光地価格だったので高かったです。

夜ごはん
北京ダックが数千円して高いから食べるのを諦めていたんですが、庶民ダック(謎)もあるぞと言って安い北京ダックのお店を教えてくれました。お店はここです。
シェフが目の前で北京ダックを作ってくれます。こんな立派なコース料理で2500円くらいなの、やっぱり物価が安い…
味は最高でした!甘辛いタレがお肉と合っていて、アヒルの肉も独特な触感でした。昨日の北京ダックのロールも美味しかったし、この料理の味付け自体が好きなのかも。


帰り際に友達がシェフに「骨までください。お金を払ったから骨についた肉まで私には食べる権利があるはずです」と言って骨をもらっていてビビりました。
日本人だとそこまでする人はあまりいないと思いますが、中国は競争社会が激しいのでこういう感じだそうです。友達自身も「僕はがめつい中国人さhahaha」と自虐していました。

5日目
大学見学
北京大学と清華大学を見に行きました。アジアのトップ大学はどんなもんなんだろうと気になりました。
でも何日か前に予約をしないとキャンパスの見学はできないそう(警備がすごかった)ので、外だけ見て帰りました。下調べが足りないからこうなる。


お昼ご飯は北京大学の近くにあったレストランの麻婆豆腐。本場の味と言えど、そこまで辛いとかもなく食べやすかったです。あとじゃどーばおも飲みました。

頤和園
頤和園という場所に行きました。北京の西部郊外に位置する大規模な景観庭園です。また昨日の友達が案内してくれるとのことで、午後から合流しました。
これももう歩くのにヘトヘトだったので何も言うことはないというか、中国の庭園だな~って感じでした(語彙力)。




夜ごはん
夜ごはんは鍋のコース料理に連れて行ってくれました。お店の場所とか名前は忘れました。
これも値段は覚えてないけど相当安かった(一人1000円とか2000円もしなかった)です。桃のデザートが可愛くて美味しかったです。
お腹いっぱいになった後は友達とさよならをしました。日本に来た時ご馳走するからまた会いたいな。


6日目
午後2時の飛行機に乗って帰りました。朝10時くらいに起きたので、のんびりご飯を食べてバスで空港に行きました。

夕方には日本に着きました。

終わりに
中国旅行、メチャクチャ良かったです!!!
今まで旅行した国の中でもかなり上位に入るくらい思い出に残っている場所です。ご飯も美味しいしインフラも整備されてるし、普通に住みたい。
あと、地味に公衆トイレがそこら中にあるのも助かりました。外国だとトイレがあまり見当たらなくて困ることも多いので。
ただ、英語はほとんどと言っていいほど通じませんでした。まともに話ができたのはバスツアーのお姉さんくらいで、それ以外は基本Google翻訳を使って旅行しました。
でもその分自国の言語だけで生きていけるほど巨大なネットワークや力があるということでもあると思います。
中国に旅行に行く前は正直怖い気持ちもありました。誰かにシバかれるんじゃないかとか捕まるんじゃないかとか。そうでなくても、日本では中国のどちらかというと悪いイメージの部分がニュースになることが多いので。
ですが、実際に行ってみたらとても良い国でした。向こうからしたら翻訳機を使ってくる面倒なやつだったと思うんですが、それでもすごく優しく対応してくれましたし、特段悪い人はいませんでした(北京だからかも?)。
そういうわけで、中国に対する見方がものすごく変わったのと同時に、実態を見たことがないのに勝手なイメージを持つのは良くないなと思いました。とはいえ、私も広大な中国の中の北京しか見たことがないので、今度はもっと他の場所にも行ってみようと思います。
これで、中国旅行記を終わります。ちなみに、この日程で100km以上歩いてたみたいです笑。そりゃ足もくたびれますわ。

