前回の記事に書いたように、先日成人式と中高の同窓会に出席してきました。
私はたまたま出席できましたが、昔はマレーシアの先輩に「成人式ってどうするんですか?」と聞きまくったりしていて疑問だったところがあるので、今回は海外大学生は成人式はどうするものなの?というテーマで記事を書いていこうと思います。
成人年齢が18歳に引き下げられてから二十歳のつどいという名称に変わったところが多いそうですが、面倒なので本記事では成人式で統一して表記していこうと思います。
まず成人式って行くものなの?
結論、一生に一度だし出席できないのはヤバそう!というイメージがありましたが、海外大学生だと行かない人も半分かそれ以上いますので、最悪出られなくてもあまり気にしなくて良いと思います。行きたいなら行く、無理なら諦める、くらいで。
というか日本の大学生も成人式がある1月12~13日は暇なわけではなく、テストが忙しいために日本にいるけど来られない!という人も3割くらいいました。
マレーシア留学生の場合
私の実体験から話すと、マレーシア留学生の成人式の出席率は半々です。そもそもマレーシア全体だと、大学のスケジュールの関係で1月に帰国できる人が半分ちょっとくらいで、帰国した人は9割方出席するのでこれくらいになります。
他のアメリカとかの大学と違い、マレーシアは大学のスケジュールが学校ごとにまちまちですので、そもそも20歳の冬に帰国ができない人もいます。
モナッシュ大学の場合は可能です。
それに、マレーシア留学はお金を節約してきている人が多いため、休みはマレーシアにいる人もいます。あとはリゾートバイトとかで泊まり込みしている人で、日本にいるのに出席しない人も見ました。
私は帰国できた上にせっかくスーツも買ってもらったし行くか~ということで参加しました。
世界の海外大学生の場合
まずはXでアンケートを取ってみました。票数はそこまで多くありませんが、行けない/行かない人のほうが割合としては多いようです。「俺はそんなん興味ないし行きたくもないぜ!」とかいう選択肢はネガティブすぎるので追加してません笑。
マレーシア以外の海外大学生の知り合いにも個人的に聞いてみたりしましたが、大体これと似たような感じになりました。日本にそもそも帰ってきていない人が多くて、でも帰ってきた人は大体行く、といった様子でした。
ちなみに、英語で成人式は “Coming of Age Ceremony” というらしいです。
出席ができなさそうな場合はどうする?
出席がちょっと厳しそうとはいっても、やっぱり一生に一度なので行きたいと思う人も多いはず。そんな時はどうすれば良いのかについて考えてみます。
日程が厳しい場合
これは日本に比較的近いマレーシアの場合ですが、式と同窓会だけ急いで出席するために授業を2~3日だけサボって帰国する人も数人見たことがあります。
そういう感じで、無理やり数日だけ帰国するというのが一つの手段になります。イギリスやアメリカの場合は難しいかもしれませんが。
あとは、何とか数日だけ確保できないか、課題などの提出猶予を先生にお願いしてみるのもいいかもしれません。大学全体の決まりはあるといいつつ、先生によっては個人的に融通を利かせてくれたりもします。
金銭的に厳しい場合
マレーシアの場合は往復5~6万円ではあるので、後で後悔するくらいならそこは出し惜しみしなくて良いのではないかと思います。確かにお金を節約したい人も多いとは思いますが、それくらいなら多分社会人になったら一瞬で取り戻せます。
往復で10万円以上かかってしまう地域もあると思いますが、
- 普段からオンライン家庭教師などで貯金をしておく
- 親にお願いして、いくらか出してもらう(年末帰国したい~などとついでに言うとか)
- チケットを早めに予約して安くフライトを確保する
などの工夫をすることはできます。
どちらにせよ、留年してしまうリスクがある日程面での問題ならともかく、金銭面で行きたかったのに行けなかった…というのは後々の後悔が多いと思いますので、それで行きたいのだったら行く方が良いと思います。
海外で成人式をしちゃう
これは逆転の発想なのですが、日本に行くことを諦めて海外で成人式を開催しちゃう!というのも手です。
成人の日にマレーシアの20歳を集めて良さげなレストランに行ったり写真撮ったりするということをしている先輩がいて、それもそれで素敵だなと思いました。
日本で成人式に出席する人も、なんだかんだで式に出るためというよりは思い出作りの意味合いが大きいと思いますので、海外でそういうのをやってしまうのもありかもしれません。
成人式の恰好は?式の参考情報まとめ
海外にいると「はにゃ?成人式って何すか?」みたいな状態の人も多いかと思いますので、簡単に役立ちそうな参考情報をまとめておきます。
まずは成人式関連。
- 成人式は1月の12日 or 13日にある街が多く、式自体は1~2時間で終わる
- 男子は9割スーツ、1割袴。無難に黒かネイビーの人が多い。
- 女子はほぼ全員振袖。色は人によってまちまち。
- 女子は前撮りといって10~12月くらいに振袖選び&記念撮影をする人が多い
- 男子は事前の写真撮影などはしない人も多い
服装の常識はある程度ありつつも、みんな自分のことばかりで他人を見ている余裕はないので、細かいところは拘らなくても浮かないと思います。
同窓会関連の事も書いておきます。
- 成人式の前後 or 当日には中学、高校の同窓会があることが多い
- ホテルや結婚式場などの会場を抑えて集まる
- 先生方も何人か来ることが多い
- 中学の同窓会よりも高校の同窓会のほうが出席率は低くなりがち
- 男子はスーツ、女子はドレスで出席することが多い
- 終わった後にクラスで居酒屋、カラオケなどで二次会があることも多いので、車で行かないほうが良い
大学に入ってもなかなか予定が合わず、同窓会とかじゃないと会えない人もいるので、こちらは出席しておくことをおすすめします。成人式には行かないけど同窓会は行くという人も全然います。意外と懐かしい顔ぶれを見れて面白いですよ。
以上で終わります。海外大学に通っている人の参考になれば幸いです。