私がカナダに進学した理由。Alexanderカレッジ 国際関係学コース, かりさん

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海外大学への進学を考えているけど、なかなかその決断に踏み出しづらい…
そんな方も多いのではないでしょうか?

今回はカナダのAlexanderカレッジの国際関係学コースに進学予定のかりさんに、海外大学を目指したきっかけやその過程での困難についてインタビューさせていただきました。

進路選択に悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください!

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目次

インタビューに答えてくれた人

  • 名前:かり
  • 所属大学・コース:Alexander College, Associate of Arts – International Relations
  • 留学期間:2024年9月〜
  • 留学1年前の英語力:IELTS7.0
  • 出身高校:国際系の中高一貫校(非インター校)
  • 海外経験:なし
  • 課外活動等の実績:なし
  • 合格校:Alexander College
  • 不合格校:なし(Alexander Collegeのみの受験)

旅行ですら日本を出たことがないにも関わらず、どういうわけか幼い頃から海外で働くものと思い込んでいた(いる)IBDP N23生です。海外大受験にはほぼ必須と言えそうな”課外活動の経験”がゼロという点で、めちゃくちゃ優秀な上位層の先輩方よりも、少し身近な視点での経験談をお届けできるかなと思います。

Alexanderカレッジってどんな大学?

Alexander College、通称ACはカナダのバンクーバーとバーナビーにキャンパスを構える私立カレッジで、準学士号の取得と4年制大学への編入サポートに力を注いでいます。約4500人いる在校生のうち30%程度が留学生、1クラスの人数は35人以下という、比較的小規模で国際的な空気を持つ学校です。

人文系(arts)は経営学や心理学、そして私が選択した国際関係学を含めた10コース展開、理系(science)は3コース展開となっています。国際関係学コースでは、歴史や政治、文化など多様な視点から国際社会の構造を学ぶほか、一般教養として数学や理科の授業も受講することになっています。

なぜ海外大学へ?

海外大進学を決断した理由は挙げればキリがないのですが、ざっくりまとめると以下の2点になります。

1. 生来の性格

私は基本的に、ありふれた/平均的な選択肢は取りたくない、自分に何か特殊性を持たせたいと感じる天邪鬼です。そのため、日本の高校生にとって最も”普通”とされている「日本の大学への進学」や「日本で一般企業に就職」を選択する自分の姿を全く想像できませんでした。

しかし実は私はかなりの心配性のため、口では大きなことを言いながらも実際は二の足を踏んでしまう人間でもあります。こんなことではいかん!という危機感は昔から常に持っていて、その結果、少しずつ挑戦を繰り返していくことで、経験に裏打ちされた自信をつけていくしかないのでは?と言う結論に至りました。
より積極的なrisk-taker(IB Learner Profileより)になるため。これが海外大進学を決意した第1の理由です。

2. 日本の大学生に対するイメージ

これは偏見かもしれませんが、私は日本の大学生に対してなんとなく「別に本当に勉強がしたいわけではなく、ただなんとなく進学した人が多い」というイメージを持っていました。

DPの2年間で、同級生を主とした”周囲の人的環境”がいかに重要かを思い知らされていた私は、高額な学費が求められる4年制大学への編入を目指してある意味”わざわざ”通う人(留学生)が集まる環境を選択しました

Alexanderカレッジを選んだ理由は?

まず、バンクーバーという土地やキャンパスの立地自体が、私の求めていた条件(言語・風景・アクセス・都会度・治安など)を全て叶えてくれる理想的な場所であったのと、BC州独自のカレッジ→4年制大学の編入システムがとても魅力的でした。

Alexanderカレッジでは自分の興味のある分野(国際関係)に関するコースが提供されており、4年制大学編入に向けての単位取得計画などを一緒に立ててくれるメンターがついてくれるということで、とてもありがたいと思いました。

また、Alexanderカレッジの日本人スタッフさんが、出会ってからというものずっと丁寧にサポートしてくださっており、とても信頼できたため、ここなら大丈夫だと感じたのも大きな決め手の1つです。

英語力、受験事情について

英語は幼少期から学んでいたため日本の平均的な高校生に比べると得意だとは思います。しかし、とにかく語彙や文法に対する知識がなく、アカデミックな分野はOKでも日常会話は不安で、全体的に自信はありません。進学1年前時点でのIELTSは7.0でした。

ただ、海外大を受験する生徒の多い高校だったため先生方からのサポートは十分に受けられました。

私が受けた大学は高校の成績表・DPの予測スコア・英語資格の証明書・パスポート等をオンラインで送付すれば良いだけだったので、受験自体はかなり楽でした。

海外大学進学で困ったこと

まだ渡航前なので、進学準備に関して困ったことをいくつか挙げます。

まず留学先の国や選ぶ学校にもよりますが、アメリカやオーストラリア、カナダの4年制大学では基本的にとてもお金がかかります。そのため、受験の前にまず奨学金獲得という狭き門を突破しなければならないケースが多いです。
ヨーロッパやマレーシア等、日本とあまり変わらない学費の国もあるので、金銭的に厳しい人はそちらを視野に入れてみるのも手です。

そして奨学金を獲得したい場合、またアメリカ・イギリス・オーストラリア・カナダ等の4年制大学進学を目指す場合には、課外活動や自主研究の成果提出が求められる傾向にあるため、何年も前から逆算した行動が必要です。日本の大学と併願すれば、両国の受験を合わせて膨大な時間が取られることになります。
私は奨学金も様々な事情で獲得できず、自主的な学校外活動も行なっていなかったため、カナダのカレッジはほぼ唯一残されていた選択肢でした(今ではその選択に満足しています!)。

さらに、特に生活面で国内受験に比べ考慮しなければならないことが多く、学校のHP等も当然英語のため情報収集に相当時間がかかります。DP生として忙殺されていた私にとっては、情報収集のために時間を割くのはとても大変でした。

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今後の進路や目標

Alexanderカレッジで取得した単位を変換し、同じBC州の4年制大学の3年次に編入する計画です。経済的なことも考えると、カレッジ卒業後に数年働く期間ができるかもしれませんが、とにかく前を向いて、焦らずやっていこうと思います。

まずはカレッジで安定した精神状態を保ち、良い成績を収めることが目標です!

メッセージ

特にアメリカ、イギリス、ヨーロッパの難関校を目指す人は、どんなに早く準備しても早すぎることはありません。海外大進学に少しでも興味があるなら、すぐに情報収集を開始しましょう!英語での検索、留学フェアへの参加、SNSの積極的な活用がおすすめです。

また、経済的に厳しくても、何か突出した実績がなくても、BC州のカレッジ→4年制大学編入のシステムなら行ける!という人がかなりいるのではないかと思います。海外に行ってみたいけれどお金もないし、課外活動もしていなかった…と諦めかけている人は、ぜひBC州の編入システムを調べてみてください!

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