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私がイギリスに進学した理由。UCL ファウンデーション(UPCH), ClObさん

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海外大学への進学を考えているけど、なかなかその決断に踏み出しづらい…
そんな方も多いのではないでしょうか?

今回はイギリスのUniversity College London (UCL)のファウンデーションコース(UPCH)に進学予定のClObさんに、海外大学を目指したきっかけやその過程での困難についてインタビューさせていただきました。

進路選択に悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください!

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目次

インタビューに答えてくれた人

  • 名前:ClOb
  • 所属大学・コース:University College London (UCL), Undergraduate Preparatory Certificate for the Humanities (UPCH, ファウンデーションコース)
  • 留学期間:2024.09~(予定)
  • 留学時の英語力:IELTS7.5
  • 出身高校:関東の私立中高一貫校(非IB校)
  • 海外経験:2週間のイギリス旅行(国際言語学オリンピック2022にて)
  • 課外活動等の実績:言語学オリンピック2022日本代表、言語学オリンピック運営委員(2023~)、中高生日本語研究コンテスト最優秀賞・特別賞、仏検4級など
  • 合格校:UCL、東京外国語大学
  • 不合格校:東京大学(推薦)

非IB校から国内の大学受験対策と並行して準備を進め、UCLのUPCH(文系ファンデーションコース)に合格しました。ファンデーションコース修了後はPsychology and Language Sciencesを専攻予定です!
言語学オリンピック日本代表や論文執筆も経験しているので、将来は言語教育に携わる仕事をしてみたいです!

ClObさんのSNSやプロジェクトはこちら!

UCLってどんな大学?

UCLはRussell Group(オックスブリッジなどを含むイギリスの24公立大学の連合)の一員です。2024年のQSの世界大学ランキングでは9位、THEのランキングでは22位となっており、心理学や教育学、人文科学をはじめとして各学部の研究力が高い評価を受けています。
キャンパスはロンドンの中心部に位置していて、医学から芸術まで幅広い分野をカバーする400を超える学部の専攻コースを提供しています。

私の志望学部であるPsychology and Language Sciencesには心理学や言語学、脳科学など、幅広い分野にまたがる(interdisciplinaryな)コースがあり、日本では専攻するのが難しい総合的な言語研究ができる点を魅力的に感じました

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なぜ海外大学へ?UCLを選んだ理由は?

実は、世界で働きたい!英語で何かを勉強したい!という理由がメインで海外進学を志したわけではありません。

2022年に言オリの日本代表としてマン島に行った際、UCLのキャンパスを見学する機会がありました。そこで言語学を学ぶ建物を見たのがきっかけでこの進路に興味を持ちました。

言語学科は心理学科や社会学科との結びつきが強いとされていますが、UCLではそういった分野をまたいだ勉強が可能です。それに対し日本の大学だと、数学は数学、法律は法律といった感じで、分野を横断した勉強というのは(少なくとも学部では)なかなか難しいと思います。

そういった日本の大学ではできない幅広いアプローチから言語について学ぶことのできる環境が非常に魅力的だと思いました。また、そもそもUCLは言語学関連に強いことで有名なので、その点も考慮しました。

言語学オリンピックの国際大会(IOL)について気になる人はClObさんのnoteも読んでみてください!

英語力について

英語力に関しては中学3年生の頃からコツコツ勉強を進めていたため、海外進学に当たって特に困ったことはありませんでした
中学生の頃の実力は英検2級程度だったと思いますが、その頃から毎日3時間程度、本を読んだりニュースを聞いたりと地道に学習を続けました。とにかく量!という感じで、ひたすら英語に触れていました。

そういった実践的な英語学習が功を奏し、IETLSは初受験でIELTS7.5を獲得することができました。
ただ実は日本の大学も受験をしているのですが、二次試験の英語の点数はそこまで高くなかったので、日本の受験対策にフォーカスしたい人は別の勉強法のほうが良いと思います。

ClObさんの英語学習法のnoteはこちら!

受験事情について

東大推薦+外大受験

また、日本の大学入試も推薦と一般でそれぞれ受験しました。第一志望として東京大学の推薦かイギリスの大学かで迷っていました。その時の第二志望として東京外国語大学を設定しました。

流れとしては、まず一番最初に東大の推薦入試を受験しました。こちらは書類を10月頃に提出し、書類審査を経て、面接と共通テストの点数を総合して合否が決まります。

共テの点数(得点率8割以上がボーダー)も大丈夫そうだったので正直受かると思っていましたが、結果は不合格
こちらが不合格だった場合はイギリスの大学に出願すると決めていたので、この頃から準備を始めました。

また、私の場合国際バカロレアを履修していたわけではないため、ファウンデーションコースが必須となるイギリスの大学に直接出願することはできません。しかし、日本の大学に一年間通うと一部の英国大学ではファウンデーションの過程をスキップすることができるため、日本の大学も受験することにしました。

東京大学の一般入試は考えていなかったため、以下の理由から東京外国語大学を受験することにしました。

  • 言語を学ぶとなると、日本だと外大は有名だから
  • 二次試験における得意だった英語の配点が大きいから
  • 言語学関連のイベントでよくキャンパスを見る機会があり、親しみがあったから

共通テストは一般的な国公立大学を受験する文系型で受験しましたが、二次試験で使用した科目は英語と日本史だけです。推薦入試に自信があったこともあり一般入試の勉強はあまりしていませんでしたが、東京外国語大学からは合格をいただけたので、ひとまずこちらに入学しました。

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イギリスの大学受験

そして、東大と迷ったイギリスの大学には3月末出願しました。UCLの他にはエディンバラ大学なども候補として上がりましたが、これらの理由からUCLのみに出願することにしました

  • 言語学に特に強い大学だから
  • イギリストップ校なので、財団の奨学金の対象になりやすいから
  • 1校出願するのにもかなり労力がかかるから

UCLには10月~11月・12月~1月・3月~4月と、3つほど出願期間があります。ただ、日本の大学受験の準備も考えてこのスケジュールにしました。出願は受験者個人がオンラインでできます。

非IB校出身だったためファウンデーションの履修が必須だったため、以下の書類と共にUPCHに出願しました。

  • 英語力の証明(IELTS6.0以上)
  • Personal statement(将来やりたいことと課外活動を述べる)
  • 推薦状(1通)

英語力も問題なく、推薦状は事前に先生にお願いしておいたため一週間ほどで準備ができました。Personal statementには言語学に関する論文を執筆して受賞したことなどを書きました。

その後、私の場合は数学のコースも取ることを希望していたので以下の3段階の試験を受けました。

  • 数学の筆記試験
  • 数学の面接
  • 英語力等に関する面接

倍率は例年6倍程度のようですが、結果として合格をいただくことができたので嬉しかったです。

具体的な合格体験記はこちらに書いてありますので、良ければ読んでみてください!

海外大学進学で困ったこと

言語学オリンピックをはじめとした活動を積極的に行っていた上、英語もコツコツ勉強していたため、受験そのものに関しては大丈夫でした。海外大学を目指す人は、とりあえず英語をしっかりやっておくのがおすすめです。

私の高校は特に海外大学の進学者がたくさんいるような学校ではありませんでしたが、毎年1~2名ほどいたりもするため、特に海外進学自体は反対されませんでした。また、書類(主に推薦状)も東大推薦の結果が出たあたりから事前にお願いしていた上に、UCLは個人でオンラインで出願できる形式だったためスムーズに出願できました。

今困っていることは奨学金探しです。円安も急激に進んでいますし、UCLだと学費が年間500万円ほどしてしまうため、現在進行系で奨学金に応募しようと考えている最中です。
高校生の間に財団の奨学金などに申し込んでいなかったのですが、今からだと応募できるものも限られてくるため、お金のプランはしっかり練っておけば良かったなと思います。

今後の進路や目標

将来は自身の経験を生かして、言語習得に関わる仕事をしたいと考えています。そのために、大学では言語科学や心理学を学んで教育の枠組みについて考えていきたいです。
大学院に行くかは迷っていますが、どちらにしろ最終的には日本に戻ってきて働きたいです。

趣味としては音楽も好きなので、ジャズが盛んといわれるイギリスでの部活などに興味もありますが、人間関係の構築が大変そうなので、そちらも頑張りたいです。

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メッセージ

海外大学にしろ日本の大学にしろ、受験はとても大変だと思います。ですが、そこでどちらかだけに絞ってしまうのではなく、世界中の大学に目を向けてみると、自分のやりたいことや自分に合っている大学が見つかるかもしれません。

もちろんその過程で心が挫けそうになることもあるかもしれませんが、志の高い人にはぜひチャレンジしてほしいなと思います!

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