開発初心者の大学生が初めてハッカソンに参加してみたら三万円獲得できた話

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2025年8月、技育CAMPハッカソン2025 vol.9に初めて参加し、優秀賞と副賞3万円をいただきました。正直、まさか自分が受賞できるとは思ってもいませんでしたが、初心者なりに色々試行削除してみた結果だったと思います。

というか普通に楽しかったので、今回は参加のきっかけからチーム開発、アプリ開発のプロセス、そしてプレゼン・受賞までの一連の流れを振り返ってみようと思います。

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参加のきっかけ:技術力がなくても出てみたかった

もともと「ハッカソン」というイベントの存在は知っていましたが、アプリやサービスを本格的に開発した経験はほとんどなく、「自分にはまだ早い」と思って参加を避けていました。

でもなんかチーム開発の経験は欲しいな〜と思っていた時、マレーシアで他大学に通う友人から「一緒にハッカソン出ないか?」と声をかけられたのがきっかけです。

案内ページを確認すると、「初心者歓迎」や「2日間の開催」など、参加へのハードルが思っていたよりも低く感じられました。これなら挑戦できるかもしれないと思い、思い切って申し込むことにしました。

Ray

今回参加したイベントはこちら:技育CAMPハッカソン2025 vol.9

アイデア探しと開発:EmotiGiftの誕生まで

事前のキックオフイベントを経て、マレーシアで学ぶ日本人3人でチームを組むことになりました。オンライン開催なのが嬉しいですね。
ちなみに、もう1人の友人は申込み忘れで参加できず(アホすぎ)、アドバイザー的にサポートしてくれることに。助言もありらしいです。

アイデア出しでは、「顔写真から動物タイプを診断するアプリ」や「あだ名生成アプリ」など、いくつか案が出ましたが、既に似たようなサービスが多数存在していたため、差別化が難しく、方向転換することに。

最終的にたどり着いたのが、SNSやチャットの履歴から相手の好みを推測し、AIが誕生日プレゼントを提案してくれるアプリ「EmotiGift」です。

開発面では、ReactとTypeScriptでフロントエンドを構築し、バックエンドにはFastAPIとGemini(GoogleのAI API)を使用しました。自分は主にバックエンド側を担当し、投稿内容の取得・整形やAPI連携部分の実装を行いました。

当初はInstagramやXなどのSNSからデータを取得する構想でしたが、スクレイピング制限やAPIの使用制約の壁があり、方針を変更。代替案として、Redditの投稿やLINE/WhatsAppのテキストファイルを解析対象とする形に切り替えました。

詳しくはGitHubを見てみてね(状況によって非公開にするかも)👇

https://github.com/rayramy04/emotigift

プレゼンとアピールポイント

イベント自体は2日間でも事前の開発期間は1週間ほどありましたが、最終的な完成形が見えてきたのは中盤以降でした。

限られた時間の中で、Redditとチャットアプリの両方から投稿を読み取り、AIがパーソナライズされたギフトを提案する仕組みが完成。

プレゼンは3分という短い時間でしたが、自分が担当してデモ動画を交えながら以下の点をアピールしました:

  • ユーザー登録が不要、個人情報も一切保存されないという手軽さ
  • 他人との会話やSNSを元にプレゼントを提案できるというユニークな仕組み
  • 直感的で親しみやすいUI(デザイン性も評価されやすいポイント)

割とこれがウケたので、競合との比較とかそういうので強みをアピールしていくのも大事なんだなと思いました。

結果と振り返り

結果として、優秀賞を受賞し、3万円の副賞をいただくことができました。

参加前は「とりあえず出てみるか」くらいの軽い気持ちだったのですが、終わってみると技術力だけでなく企画力・プレゼン力・チームワークといったさまざまな力が試されるイベントだったと感じています。

特に初心者にとって心強かったのは、ChatGPTやClaude、CursorなどのAIツールの存在です。コードの構成やAPIの使い方に迷ったときにも、これらのツールを使うことで、自分の考えをすぐに形にできる環境が整っていたのは大きな支えでした。

もちろん、反省点もあります。たとえばGit/GitHubの運用にはまだ不慣れで、ブランチの扱いに苦戦する場面も多く、今後の課題です。

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終わりに:初心者でも、やってみる価値がある

今回のハッカソンは、自分にとって大きな一歩でした。「初心者だから」と臆する必要はまったくなくて、むしろ最初の一歩としてハッカソンはとても良い環境だと思います。

技術が得意でなくても、アイデアを出すこと、資料をまとめること、UIを考えること、プレゼンをすること。貢献の仕方は多様です。そして何より、チームで一つのものを作るという経験自体がとても刺激的で楽しいものでした。

また別のハッカソンにも挑戦してみたいと思える、そんな良い経験になりました。

この体験が、どこかで「ハッカソンに出てみたい」と思っている誰かの背中を押すことになれば嬉しいです。読んでいただきありがとうございました。

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