自称進学校だと推薦入試や海外大受験が楽?隠れた自称進のメリットを解説!

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自称進学校というと、課外が忙しい、授業が理不尽などなど、悪いイメージを持っている人も多いと思います。

しかし、自称進学校だからこその隠れたメリットもあったりします。そこで今回は海外大進学や国内大学の推薦入試を目指している人から見た自称進学校のメリットデメリットについて語ってみようと思います。

私も地方の典型的な自称進学校出身なのですが、東京大学の推薦入試と海外大学の受験を経験しているので、受験的な観点からの進路選択の参考にはなるかと思います。

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目次

そもそも自称進学校って何?

厳密な定義はありませんが、自称進学校とは「国公立大学の合格至上主義を掲げる、偏差値60ちょいくらい地域の二番手の高校」とされることが多いです。

特徴をインターネットで調べてみると、どのサイトでも大体、

  • 課題、小テスト、補講が異常に多い
  • 先生たちは授業第一主義で塾などを否定する
  • 国公立大学(特に地元の国公立)に合格することを激推ししてくる
  • 「受験は団体戦」「文武両道」という言葉を掲げている
  • 内職にメチャクチャ厳しい
  • 問題集の答えを配らない

などが挙げられています。

自称進学校というものについては高校入学前に知り、「そんな学校もあるのか~」と思いながら高校生活をスタートしてみると、

いや全部ウチの高校に当てはまっとるやないかい☆

ということに気づきました。もしかして…と思い先輩に聞いてみると、

うん、ウチは紛れもない日本を代表する伝統的な自称進学校だよ✨

と言われてしまいました。

ここまで書くと進路選びに失敗したようですが、東大推薦と海外大学を受験した私にとっては、自称進学校に進学したことは悪い選択肢ではなかったと今では思っています。以下、それについて解説していきます。

自称進学校の特徴とその影響

授業第一主義で課題が多い

これは自分の勉強時間が削られてしまうという意味で多くの受験生にとってデメリットとなるでしょう。また、勉強や課題のやり方の指導も先生のこだわりが強く反映されていて、非効率だったり。

ですが、逆を言えば授業をしっかり聞いているフリをして課題をきちんと出していれば先生たちに好かれるということです。また、授業第一主義であるために定期テストも暗記要素が強く、努力すれば対応できることが多いです。

学校の評定が命運を握る海外大学・推薦入試を目指す人達にとっては、どうすればオール5が貰えるのかが分かりやすく示されているというのは大きなメリットとなります。加えて、「評定のために定期テストなどを頑張る→先生たちに好かれて進路を推薦してもらいやすくなる」という好循環も生まれます。

まとめ:課題が多い分、しっかり努力すればオール5がもらいやすい。

このあたりの戦略についてはこちらの記事で詳しく解説しています。

そこまで偏差値が高くない

偏差値60前半程度というのは、確かに平均よりは賢くはありますが、超進学校とは言えないでしょう。

超進学校ではビリのほうでも、自称進学校だったら上位の成績になることはありえます。これは、定期テスト等において高順位を取りやすくなることを意味します。順位が高いほうが先生からも勉強を頑張っていると見なされるので、成績を高く付けてもらえます。

また成績面で余裕があると、課外活動などに時間を割けるという側面もあります。ただ、勉強のライバルが少ないということは気持ちが弛んでしまうのはデメリットだと思います(田舎だと近くに高校がなくて仕方なく入学してくる天才もたまにいますが)。

まとめ:超進学校ではない分、高い順位が取りやすいので、成績も高く付きやすい。

国公立大学の一般入試受験を勧めてくる

私の母校は自称進学校と言えど一応国際バカロレアも履修できる国際系の学校だったので、海外に行きたいと言っても先生方に反対はされませんでした。
また、課外活動でも様々な活動表彰などを受けていたので、先生たちとの関係もあまり悪くありませんでした。なので、推薦入試なども応援してくださる先生がほとんどでした。

ただ、一般的に自称進学校では国公立大学を第一志望にさせようとしてきます。それに反発したら推薦をもらえなくなる、なんて恐ろしい噂を聞いたこともあるので、これが正直一番のデメリットだと思います。

対処法は難しいですが、先生方と良好な関係を築いておいたり、直前ではなく高1の頃から海外や推薦を目指す気がありますという意思を伝えて根回しをしておくと、比較的スムーズに話し合いが進むのではないでしょうか。

まとめ:国公立大学を推してくることを見越して、早めの段階から推薦や海外大学進学の旨を打ち明けておく。

その他:内職等に関して

その他の自称進学校の特徴については、

  • 塾を否定してくる:塾がどうこうの話を先生の前でしない
  • 内職を否定してくる:内職しないか、バレないように配慮してやる
  • 文武両道、受験は団体戦:はいはい、と聞き流す

などのように、うまい感じに受け流しつつ付き合っていくしかないのかなと思います。別にここについては精神面の問題なので、そこまで大きなデメリットにはならないでしょう。人間関係は穏便にいきましょう。

結局は教師も人間です。生意気な態度を取ってその後プラスになることはありませんし、自称進学校の先生と言えど助け舟を出してくれることもあるので先生と仲良くしておいて損はありません。あと単純に、人間関係が良好なほうが学校生活も楽しいです不必要に喧嘩腰でいるのはやめましょう。

まとめ:人間関係は良好に保とう。

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終わりに

自分の進路選択について先生を上手く説得することができるのであれば、成績オール5が取りやすかったりする自称進学校はメリットにもなり得ると思います。

自称進学校だから全部ダメ!という思考ではなく、自分のためになると思ったところは取り入れ、無駄だなと思ったところはうまい具合に手を抜きつつ、勉強や課外活動を頑張れるようにしましょう。

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