旅好きにとって、宿泊費は常に頭の痛い問題ですよね。特に日本を周遊しようと思うと、東南アジアのように1泊1,000円以下のドミトリーは稀で、数千円は覚悟しないといけません。
そんな時、心強い味方になってくれるのが「ネットカフェ」です。今回は、私が実際にネットカフェを駆使して「1万円ちょっとで西日本一周」を達成した経験を元に、その宿泊術をご紹介します。
「1万円ちょっとで」というのは宿泊費だけの話です。一週間いかないくらいで西日本一周をした(弾丸すぎる)ので、2万円も行かずに宿代を抑えることができました。西日本一周旅行の話はまた別に書きます。


宿泊費を抑えるなら「快活CLUB」が断然おすすめ!
ネカフェが最強の節約
まず、旅にはこういう費用が掛かります。
- 移動費
- 食費
- アクティビティ費
- 宿代
が、移動費を節約してノロノロ旅をすると日数が増えて食費が増えるトレードオフになりますし、ご当地のご飯やアクティビティも旅行の醍醐味です。というわけで、削るなら宿代。
そして、日本だとビジネスホテルは5000円くらいするところも多いですし、野宿はどこでもできるわけではないので、ネットカフェに泊まるのが一番コスパが良いです(私の経験による)。
特に快活CLUBがおすすめな理由
そして、ネカフェの中でも色々種類があるんですが、個人的には快活CLUBが断然おすすめです。その理由はいくつかあります。
まず、店舗数が非常に多いこと。地方の主要都市はもちろん、小さな町にも展開しているので、旅の計画が立てやすいだけでなく、急な宿泊にも対応しやすいという安心感があります。

四国の田舎のほうにもあったので助かりました。
次に、「鍵付き個室」があること。ネットカフェと聞くと、オープンなスペースでセキュリティ面が不安…と感じる方もいるかもしれませんが、快活CLUBならプライバシーが守られた鍵付き個室を選べます。



女性でも安心して利用できますね。
さらに、多くの店舗でシャワーが完備されています。旅の疲れを洗い流せるのは嬉しいポイントです。また、飲食物の持ち込みも基本的にOK。
一部店舗ではシャワーがない場合もあります。また、鍵付き個室の場合は持ち込みがNGの場合もあるので注意が必要です。
こんな感じで、もうホテルじゃね?といったくらいサービスや利便性が充実しているのが快活CLUBなのです。


快活CLUBの料金とサービスについて
快活CLUBの料金体系は店舗や時間帯によって異なりますが、基本的にはパック料金がお得です。数時間利用できるショートパックから、6時間や8時間といったロングパック、さらにナイトパックなど、目的に合わせて選べます。
といいつつ、難しいことを考えなくてもOKです。後払いで会計をする時に、機械が自動で一番安い料金になるようにしてくれます。
部屋の種類は、鍵付き個室やイスのブース、マットのブースなどがあります。寝るなら鍵付き個室かマットのブースがおすすめ。
料金はこんな感じ👇


私の場合は大体6~9時間(ただ寝るだけなので)のパックを利用することが多かったです。料金は立地によって変わる(都市部だと高かったりする)のですが、大体2300~2800円くらいで一泊できることが多いです。
他のネカフェと比べるとちょっとお高めだったり安めだったりするんですが、先述の利点を考慮して毎回快活CLUBを利用していました。あとは一度利用したことがあると慣れているので勝手が分かって安心なので…
サービス面では、
- 漫画を読める
- インターネットやWi-Fiの利用
- フリードリンクやソフトクリームの食べ放題
- ご飯の提供(有料)
- シャワー
- ブランケットの貸し出し
などが嬉しいです。旅の情報を調べたり、SNSを更新したりするのにも困りません。
初回のみ会員登録が必要なので注意。一度登録すればその後は何度も利用できます。






実際に泊まってみた感想:想像以上に快適!
「ネットカフェで宿泊」と聞くと、寝心地が心配になる方もいるかもしれませんが、実際に快活CLUBに泊まってみると、想像以上に快適でした。
部屋の様子は、鍵付き個室だとこんな感じ👇印刷されたQRコードを鍵代わりに使います。


私は数日間快活CLUBを転々としましたが、意外とぐっすり眠れます。フラットシートやリクライニングシートなど、好みに合わせて選べる座席タイプがありますし、ブランケットを借りることもできます。
とにかく料金を節約したい場合は、鍵付き個室にこだわらず、オープン席やブース席を利用するのも良いでしょう。筆者も、予算を優先して鍵なしブースを利用したことがありますが、耳栓なども使わず意外と静かに寝られました。
ジュースやスープはデフォルトで飲み放題です。固形物はあんまりない(ご飯を頼むと高い)ので、おにぎりなどをコンビニで買って他のものでお腹を満たすのが良いでしょう。
旅の疲れがあるのでとっとと寝たほうがいいのは分かっているんですが、旅行中は色々な漫画なども読んでいました。慢性的に睡眠不足になった(当たり前)ので、電車などでの移動中に眠っていました。


ちなみに、ネットカフェに夜行くと、私のように泊まることが目的っぽい人がたくさんいます。なんか訳ありそうな女性とか、年老いたおじいちゃんとか、逆に身なりが良さそうな人とか、色々な人がいます。
彼らと話をして身の上話を聞いてみたくはありますが、まあそういう雰囲気の場所じゃないので人と関わることはありません。あと、特にセキュリティ的に何か不安になったこともありません。
終わりに
「1万円で西日本一周」という破格の旅を可能にしてくれた快活CLUB。宿泊費を抑えたいバックパッカーや、気軽に旅に出たいけど予算が限られている方にとって、ネットカフェは非常に有効な選択肢です。
ぜひ、次の旅の計画に快活CLUBでの宿泊を検討してみてはいかがでしょうか。快適な旅を楽しみつつ、賢く旅費を節約できますよ!