留学や海外駐在から帰ってきた時に電話番号を変えるのが面倒だから、日本の番号は持っておきたい！でも、使わないのに電話番号の管理費用を払うのはもったいない！という悩みを持っている人も多いのではないでしょうか？
電話番号の管理にはどうしても維持費がかかってしまうため、留学中できる限りそこの費用は節約したいですよね。
そこで今回は、留学中に日本の電話番号を極限まで安い費用で保持する方法をお伝えしようと思います。
本記事の結論
結論から言うと、格安キャリアであるpovo2.0、もしくは楽天モバイルのどちらかに乗り換えてから留学を開始する、という方法がおすすめです。
特におすすめなのはpovo2.0で、こちらのキャリアを利用すると驚異の年間500円～1000円以下で日本の電話番号を管理することができてしまいます。
以下、povo2.0や楽天モバイルのプランにはどんなものがあるのか、どういった仕組みで低価格で電話番号を持ち続けられるのかなどについて説明します。
そもそも格安キャリアに乗り換える必要はあるの？
実は大手キャリアのままでも、番号預かりサービスというものを利用すれば、月額500円程度の費用で番号を管理することはできます。
こちらは名前の通り、電話番号やキャリアのメールアドレスを保管しておいてもらい、帰国後にはまた利用できるようなる、というサービスです。
しかし、こちらのサービスを利用すると留学中のいざという時に日本の電話番号を使うことができないため、ショートメッセージでの本人確認や緊急時の家族との連絡が取りづらくなってしまいます。
また、povo2.0と比べると高額になってしまいますので、やはり格安キャリアへ乗り換えるほうが良いでしょう。
一応主要キャリアの番号預かりサービスのリンクを貼っておきますので、気になった方は詳細を確認してみてください。
また、そもそも日本の電話番号を保持する必要があるのかそのものが気になる人もいると思いますが、日本の番号は解約しないことをおすすめします。
日本の電話番号を持っていないと様々なデメリットが発生するためです。
逆に日本の電話番号を持ち続けるデメリットと言えば費用面ですが、先述のようにpovo2.0を使えば年間1000円以下に維持費を抑えられるので、そこまで大きな負担にはなりません。
電話番号を解約するメリットデメリットついてはこちらの記事で解説しています。
povo2.0
povo2.0とは？
povo2.0というのは、auが提供するオンラインの格安専用プランのことです。au回線を利用できます。
こちらは「使いたいものを、使いたい分だけ選べる」というコンセプトのもと、必要なデータ量の分だけその都度契約（トッピング）することができるサービスです。
povo2.0の最大の特徴は、基本料金が0円だという点です。他にもこんな特徴があります。
- auの回線を利用しているため通信の質が高い
- eSIMに対応しており物理SIM不要
- 端末の新規契約の必要なし
- クレジットカードなしでも契約可能
- 契約期間の縛りなし
- 事務手数料なし
実はpovo1.0と呼ばれる月額方式の前身サービスがあったのですが、現在は終了しているようです。
また、povo2.0は2023年の8月から海外160以上の国・地域での海外ローミングに対応しました。
これにより、海外でも格安料金で日本の電話番号を保持（SMS認証などもできる！）することが可能になりました。緊急時には渡航先でもインターネットを使うこともできます。
利用料金とおすすめポイント
先述のようにpovo2.0の基本料金は0円！
ただし、これはあくまで電話番号を保持している場合の話で、サービスを利用した料金は発生します。
- 国内通話：30秒あたり22円
- SMS：送信については一通あたり3.3円（70文字まで）
ただ、この場合の目的は電話番号を保持してSMSの受信をしたりしたいだけなので、緊急時以外通話などは利用しない人がほとんどだと思います。SMSも受信だけなら料金はかかりません。
しかし、基本料金は0円でも完全に全額無料で電話番号を保持することはできません。
というのも、180日の間に何かしらの有料サービス（トッピング）を利用しなければ契約が解除されてしまうという条件があるためです。
しかし、そのトッピングも激安です。例えば以下のようなプランを約半年に一度利用すれば、一年間の料金は500~1000円以下。破格の値段で電話番号を管理することができるのが最大のメリットです。
- データ使い放題：330円で24時間データが使い放題
- smash.使い放題パック：220円で24時間利用可能
他にもどんなトッピングが利用できるのか気になった人は、公式サイトのトッピング一覧のページを見てみてください。
デメリットや注意点
ここまで見るとpovo2.0最強じゃん！と思いますが、デメリットや注意点はあるのでしょうか？
考えられるものとしては
- 180日以上トッピングを利用しないと契約解除される恐れがある
- 料金プランが分かりづらい
- オンラインでしか契約に対応していない
- 店舗や電話サポートなし
- auのキャリアメールが使用不可
などが挙げられると思います。
しかし、これらのデメリット日本の電話番号を保持しておきたい！という今回の目的からするとどれもあまり関係なさそうです。最初のサービス利用の間隔を180日間以上空けない！という点さえ気を付けていれば大丈夫そうですね。
海外ローミングが可能という点も含めて、povo2.0は留学に行かれる方に超オススメです。
また、実際にpovo2.0は日本にいる親戚が利用しているのですが、特に日本で通常利用する際でも不満はないと言っていて好評でした。日本に居る方でもWi-Fiの使用がメインの人は通信費の節約手段として検討してみても良いかもしれません。
私もできればpovo2.0に乗り換えたいのですが、楽天モバイルの契約名義が母になっていて、本人確認の関係上MNP予約番号の発行と新規契約ができずにいます。次に日本に一時帰国した際にやろうと思います。
楽天モバイル
楽天モバイルとは？
楽天モバイル株式会社が提供する通信キャリアです。こちらはCMなどでも耳にしたことが多いのではないでしょうか？
私も現在楽天モバイルを利用しながら日本の電話番号を保持しています。
自身が渡航する前はpovo2.0が海外ローミング不可だったので、値段をベースに他の方の評判なども考慮して楽天モバイルを選びました。
こちらのキャリアは楽天回線で通信が利用できるのですが、楽天回線が繋がりづらい所ではauのパートナー回線を利用しているようです。また、eSIMにも対応しているので物理SIMなしでの番号の管理が可能です。
povo2.0と比べると高額にはなりますが、こちらは月に2GBまでの国際ローミングが可能なため、渡航した場合でも数日程度なら現地のSIMやWi-Fiなしで生活することができます。
追加契約なしで緊急時のトラブルが回避できるのはありがたいですね。
今なら新規申し込みで最大13000円分のポイントがもらえるキャンペーンを実施中ですので、興味のある方はぜひこの機会に以下のリンクから楽天モバイルにお申し込みください！
利用料金とおすすめポイント
こちらはRakuten最強プランのみが用意されています。シンプルなので迷わずに済みますね。利用料金は以下の通りです。
- 月3GBまで：980円（税込み1078円）
- 月3~20GBまで：1980円（税込み2178円）
- 20GB超過後～無制限：2980円（税込み3278円）
これらの利用料金は毎月の使用データ量に応じて自動で変動するため、特に契約を色々変更する必要はありません。
普通に日本国内で利用する通信キャリアとしても、大手のプランと比較すると割安ですね。
先述のように電話番号の保持が目的なら3GBも使わないので、普通に生活していれば料金は毎月980円になり、年間13000円程度で電話番号を保持することができます。海外ローミングに対応しているのもポイント。
また、Rakuten Linkアプリを利用することで国内通話は無料になります。日本国内にいる場合でも電話を利用する機会はあると思いますが、正直便利すぎます。
また、楽天ポイントと連携して料金の支払いなどもできるため、楽天カードなどを使う人にはおすすめです。
デメリットや注意点
楽天モバイルのデメリットとしては以下のようなものが挙げられます。
- povo2.0と比べると高額
- 楽天回線の対応範囲が狭い
- 地方だと通信速度が遅い場合がある
- 大手キャリアと比較すると店舗数が少なく、規模が小さい
- スマホの対応機種が少ない（楽天モバイルで販売していないものに関しては対応していない場合がある）
一番最初のデメリットに関して、確かにpovo2.0よりは高いのですが、楽天ポイントが溜まる点や一時帰国の際にもガッツリそのまま使える点を考慮すれば、年間約13000円ならば許容範囲なのではないかとも思います。
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また、通信速度に関してネット上では不満の声を見かけることもありますが、留学先で楽天モバイルを利用して通信するわけではないのであまり関係ありません。
加えて、私自身も日本ではかなり地方に住んでいるのですが、それでも回線に繋がりづらい等の不満は特に感じていません。
スマホの対応機種についても大体のスマホは使えますし、これらの使用目的なら大手キャリアと比較する必要もないので楽天モバイルも十分優秀かと思います。
まとめ
留学中も日本の電話番号をお安く保持するには、格安キャリアであるpovo2.0、もしくは楽天モバイルのどちらかに乗り換えてから留学を開始する、という方法がおすすめです。
povo2.0は年間500円～1000円以下で電話番号を管理でき、圧倒的な価格の安さが売りです。
楽天モバイルは年間13000円程度になりますが、それでも他のキャリアと比べると格安です。月2GBまでの海外ローミングが可能な点や、楽天ポイントと連携したい人、一時帰国の際にも契約の追加・変更なしで通信を利用したい人におすすめです。
