大学生の暇つぶしと言えば映画。最近はNetflixやアマゾンプライムビデオでも映画は見ることができますが、映画館で見る映画はまた違った面白さや迫力がありますよね!
日本の映画館だと大学生で言えば1500円くらいかかりますが、マレーシアならなんと500円以下で見れたりします!
また、文化の違いもいろいろ反映されていて面白いです。
というわけで、今回はマレーシア留学生の娯楽、マレーシアの映画鑑賞事情についてご紹介します!
日本と違う映画館の魅力
マレーシアの映画館の特徴を挙げていきます!
- 何と言っても安い
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大体の映画は20RM(600円くらい)で見られますし、学生割引を使えば400円ちょっとでの鑑賞も可能です。
日本の映画だと1500円ほどすると思いますが、それよりも安い金額で映画が楽しめるのは、バイトのできないマレーシア留学生には嬉しいですね。 - 字幕が多言語
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他民族国家ということもあり、字幕が色々な言語で表示されます。
日本の映画の場合だと音声は日本語、それに加えて基本的にマレー語、中国語、英語の字幕が付いています。字幕が多すぎて、肝心の映画がちょっと見づらい笑。
ただ字幕だとやっぱりニュアンスが違う気がして、例えば
- 屋敷:Residence
- おまちどおさま:You can go now
などとなっていて、日本語のまま理解できないと意味は分かるけど正確ではないなと思いました。逆に私が英語の映画を見るときも多分そうなんでしょう。字幕を有効活用すれば、映画を楽しみながら語学学習もできるかも!?
- クーラーが効きすぎている
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マレーシアの映画館はエアコンが効きすぎています。少しならともかく、2時間3時間と半袖半ズボンにサンダル、といった薄着でいると流石に寒いです。薄手のパーカーなどの上着を持っていくといいでしょう。
私はもともと風邪をひいていた上に、薄っぺらいカーディガンしか持ってなかったので症状が悪化したこともあります(バカ)。
- 日本の映画も積極的に上映している
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「君の名は。」「天気の子」といった日本中で話題になるレベルの映画はもちろんのこと、名探偵コナンやスパイファミリーをはじめとした日本の映画も数ヵ月後にはマレーシアで公開されていることが多いです。日本語音声なので、日本語が恋しくなった人にもおすすめ!
私はこの前に「君たちはどう生きるか」を見に行きましたが、席は3分の2くらい埋まっていて中華系の人が多かったです。映画上映後に日本語で何か喋っている人もかなり見かけたので日本人もいたのだと思いますが、マレーシアでも日本の映画は人気です。
- みんな感情に素直
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これは私の地元だけかもしれませんが(関東)、映画は基本的に黙ってみるものだと思って育ちました。仮に面白いシーンでも、大声で笑う他の人の迷惑になるので。
しかし、マレーシア人はみんな感情に素直。面白いシーンはみんな大声で笑うので、こっちまで笑顔になります。
たまーに自分の英語力の低さが原因でなぜ面白いのかが理解できないこともあるので、そこは悔しいですね。ただ、関西の映画館に行った時もみんな笑い声を出していて驚いた記憶があるので、これは私の地元が変なだけかもしれません笑。
- 映画が日本より一足先に見られる?
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日本の映画がマレーシアの映画館に上陸してくるのは公開から数ヵ月後になりますが、アメリカやその他外国の映画だったりすると、むしろ日本よりも早く見ることができたりします。
例えば、MEG ザ・モンスターズ2なんかは日本よりも数日早く公開されていた気がします。そういう場合は日本の友達のネタバレにならないように気を付けて!
作品もイスラム教仕様に?
以前Twitterで見たのですが、「進撃の巨人」の漫画で巨人たちが地ならしをしているシーンの作画が日本版とマレーシア版で異なるようです。
日本版は巨人たちはすっぽんぽんでしたが、マレーシア版では巨人たちが水着を履いていました。マレーシアではイスラム教が国教となっており、性的な描写に厳しいのだと思われます。
今回は漫画ですし、それ以外の作品はどうなのかは知りませんが、宗教事情が作品に反映されるというのも他民族国家ならではですね。マレーシアでは通信マルチメディア委員会というところがそういった描写をチェックしているようです。
マレーシアでのその他映画事情
マレーシアの映画館の様子
こちらはTGV Cinemasというマレーシア国内で有名なチェーン店の映画館のSunway Pyramid Mall店です。
日本と同じ感じで、券売機でチケットを購入します。ネットからも予約はできるみたいです。
料金は大体500円前後のものが多いです。二人席なんかもあるので、カップルでご利用したい人はぜひ!
ポップコーンももちろん売られています。こちらはコーラとセットで600円以上してしまうので、高いですね🥲
映画館の中はこんな感じになっています!今回はスパイファミリーの映画を見てきました!
マレーシアの映画文化
マレーシアでは各種サブスクリプションサービスを日本よりも安い値段で利用することができます。
例えばネトフリは一番安くて毎月17MR(500円くらい)で利用できますし、Spotifyだって学生の場合は毎月200円ちょっとです。
そういうわけで、日本以上に周りの友達でネトフリを契約している人は多い気がします。日本のアニメなんかも人気で、マレーシア人の友達もよく見ています。
大学や学生寮での映画上映会も頻繁にありますし、映画を楽しむ文化は万国共通なのかもしれませんね!
終わりに
ちなみに、私が今までマレーシアに来てから見た映画は以下の通りです。
- ミッションインポッシブル8(最新作)
- MEG ザ・モンスターズ2
- ソウX (Saw X)
- 君たちはどう生きるか
- スパイ×ファミリー コード: ホワイト
全部結構面白かったですね。ということで、また興味があった映画があったら見たいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。