今回は、音楽系YouTuber(YouTuberでもないけど)で1万人いくとどれくらいお金入ってくるんすか🤑という疑問にお答えするために、収益を包み隠さず公開していこうと思います。
あと、各種アクセスデータも公開するので、音楽のYouTubeをやりたい人の参考になるかと思います。
私はYouTubeでよく見るJ-POPの耳コピ楽譜チャンネルをやっているのですが、今朝登録者数を確認したら8000人くらいになってました🎉


「1万人じゃねーじゃねーかこのタイトル詐欺野郎」という声もあるかもしれませんが、
- ここのところ毎月1000人くらい増えているので、すぐ近いうちに1万人いける(はず)
- 実は1000人とか2000人とかの頃から今までほとんど収入は変わっていない
ので、まあ1万人扱いで記事を書いてもいいんじゃないかと思って書きました。というか気分的に書きたかったので、鉄は熱いうちに打てということで今書こうと思いました笑。

普段はYouTubeで耳コピ動画を投稿しているので、ぜひ見てみてください!
YouTubeチャンネルのデータ概要を紹介
2025年5月現在のデータをいくつか。
動画の投稿頻度についてはバラバラすぎて参考にならないので割愛します。ここのところは2週間で横長動画3本+それの切り抜きを何本か出していましたが、大学が忙しくて数か月出せなかった時もあるので…



チャンネル登録がまだの人は今のうちにしておいてくださいね👇
登録者数の推移
- 2021
- 3/1: 動画投稿開始
- 6/13: チャンネル登録者数 – 100
- 2022
- 1/20: 500
- 11/10: 1,000
- 2023
- 6/24: 2,000
- 12/10: 3,000
- 2024
- 7/11: 4,000
- 10/18: 5,000
- 2025
- 05/21: 8,000
1000人増えるのにかかった時間を見てみるとこんな感じ。
- 0→1000:21か月半
- 1000→2000:8か月半
- 2000→3000:5か月半
- 3000→4000:7か月
- 4000→5000:3か月半
とにかく最初が大変でした。ですが、収益化の1000人の山を越えた後は割とスイスイ伸びていった気がします。
5000→8000人に関しては途中記録してないのですが、1000人当たりの平均で考えると2~3か月。
結構成長のバラツキがあるように見えますが、途中の3000→4000人の期間は留学生活に必死でほぼ動画投稿ができていなかったことを考えると、大体2~4か月で1000人増えるペースということになりそうです。
再生数やその他データ(一か月ごと)
- 月間再生回数:10~25万回
- 平均再生時間:1500~3000時間
- 流入:検索が7割ほどで、それ以外のもの(関連動画など)から3割
人気動画TOP10はこんな感じ。


5月で夏も近いからか、夏系の曲が人気ですね(というか夏系の曲を採譜するやることがそもそも多いだけかも)。視聴者維持率には動画によってバラつきはありますが、まあ大体50%を超えているのでいいでしょう。
私は数字のためというよりは趣味のためにYouTubeをやりたいので、割と古い曲とかでも動画を出したりします。
オリコントップアーティストの最新の曲とかの動画をバンバン出せばもっと伸びると思います。
収入を公開!
というわけで、本題に入っていきましょう。
こちらのYouTubeチャンネルには4つの収益源がありますので、それぞれについて項目別にお話します。
- YouTubeの広告収益
- 楽譜販売サイトの収益
- オーダーメイド楽譜の収益
- 音楽講師の収入
1. YouTubeの広告収益
基本となる広告収益です。結論から言うと、毎月大体1万円前後で安定しています。これは登録者数が1000人突破した時点から今までほぼ変わっていません。
少なっ!と思う人もいるかもしれませんが、一つ落とし穴があります。
それは、音楽系YouTuberは収益をアーティストさんと折版しなくてはいけないということです。まあ他人の楽曲を耳コピしてそれでお金を稼ごうとしているんだから、著作権的に当然ですね。
とはいえ難しいことをする必要はなくて、動画をアップするとGoogleが自動で楽曲を検知して自動で収益をアーティストと分配してくれます。かなりの精度で検知されるので、自分一人で収益を受け取ることはできません。




ちなみに、YouTubeは1再生当たり0.1円の収入がもらえると言いますが、このシステムの関係で音楽系だと全然それより低いです。
自作曲の動画を作るのなら収益を独り占めできると思いますが、自作曲でバズるのは相当難しいと思います。
YouTubeの1再生当たりの収益はジャンルによって異なるようです。お金系とかだと1円弱の分野もあるらしい。
あとは視聴者の国も大事で、例えばマレーシア人の視聴者が多いと、日本人視聴者が多い時よりも収益がガクっと下がります。


2. 楽譜販売サイトの収益
広告収益は少ないですが、音楽系YouTuberは別収入としてPiascoreなどの楽譜販売サイトで耳コピ楽譜を販売するとことができます。YouTubeで公開したピアノ動画の楽譜をオンライン楽譜ストアに置いておくわけですね。
私が販売しているのは以下のサイト:
それぞれのサイトで言うと、大体
- Piascore:12,500円
- kokomu:12,500円
- MyMusicSheet:5,000円
くらいですかね。合計すると30,000円。
まあもっといい時だと儲かったりするんですが、悪い時もあるので平均するとそれくらいの額になります。こちらも同様に著作権の使用量が取られるので、売り上げ=手取りになるわけではありません。






これを多いと見るか少ないと見るかですが、毎月の完全なる不労所得だと考えたら結構いいんじゃないでしょうか。ちょっぴりの贅沢くらいならできます。
ちなみに、こんな感じの楽譜が人気みたいです👇価格は400~700円程度にするとよく売れると思います。




3. オーダーメイド楽譜の収益
結構こういうことをしていると「この曲採譜してください!」みたいなリクエストが届くようになったので、「じゃあ耳コピを仕事として個人的に発注すればいいんじゃね?」という発想になりました。
なので、ココナラで楽譜の採譜依頼を受けることにしました👇


これがまあ時給いいんですよ。耳コピできる人はレアなので、平均すると時給3000円前後はあると思います。
こちらは曲の難易度とか採譜を受ける金額の条件にもよります。例えば1万円ちょっとの案件が2時間で終わることもあれば、10時間以上かかってしまうこともあります。
金額設定を見誤ると時給1000円とかになりますが、逆に思ったよりもサクサク進んで時給7000円とかになることもあって、平均すると時給3000前後に落ち着きます。
これも月によって受ける案件の量にバラツキがあるので何とも言えませんが、おおよそ1件あたり1万円前後のことが多くて、毎月だと2~6万円くらいの収入になります。やろうと思えばもっと増やせるんですが、いかんせん他にも大学とかインターンで忙しいのでこれくらいが限界。
毎日のように有償の依頼が来るわけでもないので、平均して3万円くらいとしておきましょう。



ココナラでプラチナランク(3か月の売り上げ10万円以上)にもなったことがあります。




音楽講師の収入
あと、私自身が絶対音感を持っていなくて。経験ゼロから5~6音耳コピできるまでに頑張って独学したんですが、その経験を他の人に教えることもできるなと思って音楽講師もやることにしました👇


こちらはオーダーメイド楽譜の作成と比べると依頼頻度は落ちますが、一応価格設定としては1時間で2000~2500円くらいに設定しているので割はいいかと思います。耳コピの感覚を言語化して教えるのにまだ慣れていないので、楽譜作成よりは時給を低めに設定しています。
毎月1回依頼が来るか来ないかみたいな感じなので、こちらは平均1500円としておきます。


合計金額
時期によってブレがあるという前提で、おおよその平均を出すと、
- YouTubeの広告収益:10,000円
- 楽譜販売サイトの収益:30,000円
- オーダーメイド楽譜の収益:30,000円
- 音楽講師の収入:1,500円
で、合計71,500円という結果になりました。
私の場合は本分が学生なのと、これはあくまで趣味の延長の副業であると考えるとそこそこ良い気がします。登録者数1,000人の頃からそこまで変わっているわけでもないので、今からでもこれくらいなら誰でも目指せると思います。


音楽系YouTuberは儲かるのか?
価値観による
ということで、たった1万人のYouTuberでも平均すると毎月7万円の収入があることが分かりましたが、これは儲かっていると言えるのか問題。
儲かるの基準をかけた時間とかコスパで言えば、う~んという感じにはなると思います。
というのも、ここまでの実力になるまでに毎日数時間のトレーニングを1年くらい積んだし(大変だった)、楽譜を作るのもそこそこ骨が折れる作業だからです。集中してイヤホンで音をずっと聞いてると頭おかしくなります。
それくらいの苦労の前積みがあることを考えると、例えばオーダーメイド楽譜作成の時給3000円は全然もっともらっても良いとも言えます。
でも、もともと趣味だったものを仕事にできていると考えれば全然コスパ良いじゃん、とも考えられます。
なので、これは価値観の問題だと思います。
音楽が好きでそれがお金になったら嬉しいと思うのであればやったほうがいいし、お金が第一の目的ならプログラミングとか他の副業を探したほうがいいと思います。
ちなみに、これは私のように楽譜販売やクラウドソーシングをした場合の話で、YouTubeの広告収益だけの額面はもっと少ないので注意しましょう。
あと、楽譜販売とかをするにしても、権利者様に色々メールを送ったりする必要があって面倒なので(結構ここ雑にやってる同業者は多い)、手間もかかることを理解しておきましょう。
音楽だけで食べていけるか?
よく音大卒の人は食いっぱぐれることが多いから大変、などの話を聞きます。しかし、これを考えるとSNSを上手に使えば人並の生活はできるんじゃないかと思っています。
というのも、私のような素人の大学生が月に7万円以上稼げてしまうのですから、その道のプロが本気を出せば30万円くらいはいける気がするからです。しかも、私と違って大学がないので、音楽だけに時間を使えます。
時給だけで言えばそこそこ良いはずですが、問題は毎日耳コピ依頼が来るわけではないということ。ただし、これは
- 音大卒の先生として顔出しをして信用度を上げて、SNSを伸ばして集客する
- ピアノ教室やコンサートの出演など、別の音楽の収入源を作る
- スキマ時間にバイトやその他の副業をする
をすれば全然解決できる問題なのではないかと思います。
オマケ:YouTube収益化のコツ
まず、YouTubeは誰でも収益化できるわけではなく
- チャンネル登録者1000人以上
- 過去一年間の総再生時間4000時間以上
という条件を満たす必要があります。
音楽系では、どちらかというと前者のほうが難しく、後者は前者を目指す過程ですぐに達成できます。というのも、音楽系だと100回再生されて1人登録者数が増えたらいい方なので、登録者数を増やす難易度が高いためです。
ちなみに、留学Vlogをやっている友達だと後者のほうが難しく感じたそうです。これは留学Vlogだとニッチ分野なので音楽系よりも再生されづらい代わりに共感を生みやすいのでチャンネル登録がされやすいためだと思われます。
一番最初の1000人増えるまでの時間を書いたセクションを思い出してもらうといいんですが、YouTubeはTwitterなどと違い相互フォローというシステムがないため、最初の1000人行くまでが一番しんどいです。
特に0~100人までは全然伸びなくて、どんだけ頑張って動画を何本出しても10回再生とかが普通なので、諦めずに頑張ってください。一度認知され始めるとチャンネル登録者は指数関数的に増加します。
なので、精神論になりますが、「最初はメッチャしんどいけど、1000人いくまでは根性で頑張れ!」というのが一番のアドバイスになるかと思います。
終わりに
というわけで今回は音楽・耳コピでYouTube1万人いくといくら儲かる?というテーマで、各種データを公開してみました。毎月の平均で言うと、約70,000円ということが分かりました。
あまりこういう感じの事を書いている音楽系の人はいないと思うので、音楽関係のことをしようか迷っている人の参考になれば幸いです。



普段はYouTubeで耳コピ動画を投稿しているので、ぜひ見てみてください!