独特の匂い(臭い?)で有名なドリアン、日本ではあまり売られていませんが、一度食べるとクセになる味わいがあります。そして、実はマレーシアはドリアンの主要生産国で、多くの品種が楽しめるドリアン天国でもあります。
今回は、マレーシアの人気フルーツ、ドリアンに関する事情解説から実食レビューまでしていこうと思います!
ドリアンってどんなフルーツ?
ドリアンは東南アジア原産のトロピカルフルーツです。大きさは20〜30cm、重さ1〜3kgにもなる大型の果物で、固いトゲに覆われた外皮が特徴的です。
ただ、その見た目とは裏腹に内部にはクリーミーで甘くて濃厚な果肉が含まれています。一度食べるとその独特の魅力にやみつきになる人も多いとされています。
ドリアンは栄養価も高く、炭水化物、食物繊維、ビタミンB群、ビタミンCなどが豊富に含まれています。疲労回復や美容効果も期待できる優れたフルーツと言えるでしょう。
マレーシアはドリアン天国?
マレーシアのドリアン事情
マレーシアはドリアンの生産と消費が盛んな国であり、多くの人々がこのフルーツを楽しんでいます。一説によるとマレーシアの人々にとってドリアンは身近な存在で、ご褒美(?)としても楽しまれているようです。
特にドリアンのシーズンになると、マレーシア各地でドリアンフェスティバルが開催され、様々な種類のドリアンが堪能できるイベントが盛り上がります。どんなに臭いお祭りなのか、一度行ってみたいですね。
そして6〜8月が主な旬の時期で、この時期にはマーケットや屋台にドリアンがずらりと並びます。特に人気が高いのが「ムサンキング(猫山王)」という品種です。
ドリアンはスーパーだったり、チャイナタウンやアロー通りなどの露店でもよく見かけます。近くを通りかかれば鼻で「ドリアンが売られているんだな」とは分かります。大体の場合、売られているのはムサンキングですね。
見た目が本当にゴツいので、ムカつくヤツがいたらドリアンでぶん殴ってみるといいかもしれません。
ちなみに、駅だった理電車の中にはこんな感じで「ドリアン持ち込み禁止」の表示があったりもします。絶対こんなの日本ではあり得ない笑。
持ち込むと罰金っぽいですが、マレーシアに来たばかりの私は気づかずに持ち込んでたことがあるかもしれません(ごめんなさい)。もちろんビニール袋に包んでカバンにしまっていたのですが、心なしかその時は周りに人がいなかった気もします。
いざ、実食!
これまで何回かドリアンを食べたことはあるのですが、直近だと3月に友達が来た時に食べました。
これくらいの量で30RM(1000円くらい)です。大体どこも小売りだとこのくらいの価格帯が多い印象。
いくらマレーシアのドリアンが安いとはいっても、結構な値段がしますね。
この中には種のようなものが入っていて全部食べることはできませんが、周りの果肉を味わうことができます。
個人的には、味は可もなく不可もなくと言った感じです。別に食べろと言われれば拒否はしないけど、高いし自分から買ったりはしないかな。
かなりクリーミーな感じがして、食べやすいと言われれば食べやすいです。別にやみつきにはならないですが。
友達は苦手だったっぽくて残していたので、残りは私が食べることになりました。匂いは思っているほどキツくはありませんよ!
日本でもドリアンは売っていることには売っていますが、高級品のイメージがありますよね。詳しい値段の比較をしたことはないのですが、恐らく数倍くらい違うんじゃないかと思います。
こんな感じの事情があるため、もちろん現地人だけでなく観光客でもドリアンの魅力にハマる人は多いです。みなさんもマレーシアに来た際にはぜひ!
ドリアンとお酒を同時に摂取すると死ぬ?
余談ですが、とある先輩と街を歩いていてドリアンを発見した際「ドリアンを食べた後にお酒を飲むとあの世行きだから気を付けてね」と言われました。
え?マジ?と思いネットで調べると、確かに「ドリアン アルコール 死亡」などがサジェスト表示されたりもしていました。実際にタイなどでは、ドリアンを食べた後にお酒を飲んで亡くなったというニュースもあるようです。
ただ、詳しく調べてみると、一般的に言われている「ドリアンとお酒を同時に摂取すると死ぬ」というのは、医学的には証明されていない都市伝説のようだと言うことが分かりました。良かった良かった。先輩はもしかしたら情弱なのかもしれないなと思いました。
ただし、ドリアンに含まれる硫化水素がアルコールと反応し、体調不良を引き起こす可能性はあるそうです。また、ドリアンとお酒はどちらも高カロリーなので、同時に摂取すると脱水症状などのリスクもあるっぽいです。
ただし、適量であれば深刻な症状に至ることは稀で、死に直結するわけではないようです。
まあ体調や持病によっては危険な場合もあるそうなので、都市伝説ではあるものの多量のドリアンとアルコールを同時に摂取するのはやめておいた方が良さそうです。そう聞くと逆に試してみたくはなりますが、ちょっと怖い笑。