以前マレーシアのWi-Fiが遅くて困っているという話をしましたが、今回はそれのエレベーター版の話をしようと思います。
私は基本的にマレーシアは大好きなのですが、たまーにストレスに感じる部分もいくつかあって、エレベーターはその一つです。一意見として、マレーシア留学を考えている人の参考になれば幸いです。
マレーシアのエレベーターの困ったところ
日本のエレベーターと言えば、ショッピングモールやマンションに付いていることが多いでしょうか。マレーシアでも同じで、身近な建物の中にあるエレベーターを利用する機会もたくさんあります。
しかし、日本と違ってマレーシアのエレベーターには不備が多いです。例えば、こんな感じです。
- エレベーターの動作がそもそも遅い
- 階数表記がされていない
- 故障中の(点検がされていない)エレベーターが多い
- 人がいない階数で止まったりもする
まずエレベーターの動作についてですが、上昇スピードが遅い。高級な建物のエレベーターであればそんなことはありませんが、基本的にサーっとした動きではなく、もっさりした動作で稼働しています。
そして、扉の開閉も遅いです。目的のフロアに到着したかと思えば、扉があくまで数秒間のラグがあって、閉じるのにも数秒間かかります。日本だとスムーズに動くので、毎回遅いエレベーターだなーと思います。
そして、動作が遅い上に現在地の階数がどこなのか分からないエレベーターも多いので、いつになったら到着するんだろうとじれったい気持ちになります。
また、マレーシアではエレベーターが3つほど併設されていることが多いです。高層マンション(コンドミニアム)なんかだとその傾向が強いです。しかし、そのうちの1つか2つは大体動きません。
しかも、人がいない階数に止まったり、すぐ下に来るかと思ったら上に行ったり、二つのエレベーターが自分のいるフロアを素通りしていったりします。毎日ちゃんと点検して動くようにしてほしいなと思います。
これは日本のエレベータの水準が高すぎるのかもしれませんが、周りの日本人の間でも結構不満なポイントだという人が多いです。小さなことですが、これが毎日積み重なるとかなりのストレスになります。
国民性のせい?
あとは、エレベーター以上に国民性も遅さに影響していると思います。
マレーシア人は日本人と比べると怠惰というか、のんびりな人が多いです。常にクーラーの効いた部屋でTikTokを見ているし、街を移動する時だって走ったりはしません。少しの距離(10~15分)を歩くだけでも、Grabというタクシーを使って移動する人が多いです。
そのため、教室の階段を自分の足で上るという発想があまりないのか、みんなエレベーターを使いたがります。
特にSunwayのエレベーターは狭くて学生数が多いので混雑しているので、5分とは言わないまでも数分待ったりすることがあります。そしてやっとエレベーターに乗り込んだかと思えば、1, 2フロアだけ上がって降りていきます。
私としては、5階とか10階上がるならまだ分かりますが、1, 2階上がるだけならそんな数分も待たずに自分の足で上がればいいのに!と思ってしまいます。これもあってマレーシアのエレベーターは混雑しているのかもしれません。
エスカレーターも雑魚い?
エレベーターが雑魚いということは、エスカレーターも雑魚いということです。
- エスカレーターが停電でもないのに止まっている
- エスカレーターの階段と手すりのスピードが連動していなくて、だんだんと体がズレていく
というのはあるあるです。かなり大きなショッピングモールでもエスカレーターが稼働していなくて驚くと思いますが、そんなものは日常茶飯事です。
おまけ:階数カウントが違う?
余談になりますが、マレーシアでは階段の数え方が日本と異なることをご存じでしょうか?
日本やアメリカは、階数は地上階から1階、2階数、と数えると思います。
でも、マレーシアでは地上階をグランドフロア、日本で言う1階をファーストフロアと言います。階数の数え方が一つズレているのです。
マレーシアはイギリスの植民地だったため、イギリス式の階段の数え方が今でも残っているそうです。
ちなみに、イギリスでは昔に敵の侵入を防ぐために入口が二階にあることが多く、日本でいう2階をファーストフロアと呼ぶようになったそうです。
地上よりも下(地下)はLower Ground, LGフロアと呼ばれることが多いです。私も最初は大きなショッピングモールなどで階数が分からず苦労した経験がありますが、最近はもう流石に慣れました笑。
こういった文化的な違いがあるのも面白いですね。