マレーシアは、さまざまな民族が暮らす多民族国家。そのため、食文化もとても豊かで、マレー系・中国系・インド系など、それぞれのルーツを持つ美味しい料理がたくさんあります!
今回は、そんなマレーシアに来たなら絶対に食べてほしいローカルフードを厳選してご紹介します。現地にいるからこそわかるおすすめばかりなので、旅行や留学の参考にしてくださいね!
時間がない人用に名前だけまとめ👇
- マレー系
- ナシレマ(Nasi Lemak)
- サテー(Satay)
- ナシゴレン(Nasi Goreng)
- ラクサ(Laksa)
- 中華系
- チキンライス(海南鶏飯)
- ミックスライス(経済飯)
- バクテー(肉骨茶)
- パンミー(Pan Mee)
- インド系
- ロティチャナイ(Roti Canai)
- ビリヤニ(Biryani)

マレーシアの食文化と多様性
マレーシアの食文化は、その多民族社会を反映し、非常に多様です。マレー系・中国系・インド系の各コミュニティが独自の料理を持ち寄り、互いに影響を受けながら発展してきました。さらに、インドネシアやタイなど周辺国の影響も色濃く受けています。
また、宗教も食文化に大きな影響を与えています。マレー系はハラルの食事が基本、中国系は豚肉を使った料理が多く、インド系はスパイスたっぷりのカレーが特徴です。
さらに、屋台文化も魅力のひとつ。街中にはホーカーセンターと呼ばれる屋台街があり、朝から夜まで手軽にローカルフードを楽しめます。
こうした背景から、マレーシアの食文化はまさに「食のるつぼ」。次の章では、絶対に食べてほしいローカルフードを紹介していきます!

マレー系料理
ナシレマ(Nasi Lemak)
ナシレマは、ココナッツミルクで炊いたご飯に、サンバル(辛味調味料)、揚げアンチョビ、ピーナッツ、ゆで卵、きゅうりなどを添えたマレーシアの国民食です。
その豊かな風味とバランスの取れた味わいから、朝食としてだけでなく、一日中楽しまれています。

結構辛いけど中毒性がある。


サテー(Satay)
サテーは、スパイスでマリネした肉を串に刺して焼き上げ、ピーナッツソースを添えて食べる串焼き料理です。鶏肉、牛肉、羊肉などさまざまな種類があり、屋台やレストランで広く提供されています。



安いしピリ辛のピーナッツソースが最高。


ナシゴレン(Nasi Goreng)
ナシゴレンは、マレーシア風の炒飯で、甘辛い味付けが特徴です。エビや鶏肉、野菜など多様な具材が使用され、目玉焼きを乗せて提供されることが一般的です。



結構辛いけど中毒性がある。


ラクサ(Laksa)
ラクサは、スパイシーなスープに米麺や卵麺を合わせた料理で、地域によって味付けやスタイルが異なります。例えば、ペナンのアッサムラクサは酸味のある魚ベースのスープが特徴で、ココナッツミルクを使用したカレーラクサも人気です。


中国系料理
チキンライス(海南鶏飯)
チキンライスは、鶏の出汁で炊いたご飯に、蒸し鶏または焼き鶏を乗せ、特製のチリソースや生姜ソースを添えて楽しむ料理です。シンプルながらも深い味わいがあり、多くの人々に愛されています。



一番大好きな料理!






ミックスライス(経済飯)
ミックスライスは、白ご飯に好みのおかずを数種類選んで乗せるスタイルの料理で、手頃な価格で多様な味を楽しめるのが特徴です。屋台やフードコートで一般的に提供されています。



値段は料理の量じゃなくて種類で決まるよ!


バクテー(肉骨茶)
バクテーは、豚のスペアリブを漢方や香辛料で煮込んだスープ料理で、深い味わいが特徴です。ご飯や揚げパン(油条)と共に提供されることが多く、滋養強壮の効果があるとされています。



健康そうな感じがする味


パンミー(Pan Mee)
パンミーは、平たい手打ち麺を使用した中華系の麺料理で、スープタイプと汁なしタイプがあります。具材には、ひき肉、野菜、卵などが使用され、家庭料理としても親しまれています。



意外とさっぱりした食べ心地


インド系料理
ロティチャナイ(Roti Canai)
ロティチャナイは、薄く伸ばした生地を焼き上げたパンで、カレーソースやダール(豆の煮込み)と一緒に食べられます。外はカリッと、中は柔らかい食感が特徴で、朝食や軽食として人気です。



1枚50円くらいなので激安!


ビリヤニ(Biryani)
ビリヤニは、スパイスと一緒に炊き込んだご飯に、チキンやマトンなどのカレーを添えて楽しむ料理です。その豊かな香りと複雑な味わいが魅力で、特別な場面でも提供されます。





これもナシレマと同じで結構辛い…
番外編:飲み物とか
まだまだ紹介しきれていない料理があるので、ちょっとだけ番外編。タイトルは10選にしたほうがキリがいいという、ブロガー独特の事情でこうなりました…
テータリ(Teh Tarik)、コピ(Kopi)
テータリは、濃い紅茶にコンデンスミルクを加え、高い位置から注ぎ入れて泡立てた甘いミルクティーで、インド系の屋台で提供されることが多いです。
コピは、深煎りのコーヒーに加糖練乳を加えた甘いコーヒーで、ローカルカフェで広く親しまれています。



辛い料理にはピッタリですが、どっちもメチャクチャ甘いので注意!
このオムライスのような料理、ナシ・ゴレン・パタヤ(Nasi Goreng Pattaya)の奥にあるのがテータリです。


チェンドル(Cendol)
チェンドルは、ココナッツミルクをベースにした冷たいデザートで、緑色のゼリー状の麺、かき氷、パームシュガーシロップ(グラマラッカ)が特徴です。
暑いマレーシアでの定番スイーツとして親しまれ、屋台やカフェで気軽に楽しめます。



なんというか、独特な味…


フルーツ系
マレーシアはフルーツ天国なので、日本より安くて美味しいフルーツが食べられます。ジュースも200円以下だったりして安いし、日本だとなかなかないドリアンもおすすめ!



ドラゴンフルーツとマンゴーが好きです。




おやつ
カレーパフなどの揚げ物系のスナックをおやつとして食べる人が多いです。


終わりに
マレーシアの食文化は、その多民族社会ならではの多様性と奥深さが魅力です。マレー系、中国系、インド系をはじめ、それぞれのルーツを持つ料理が融合し、ここでしか味わえないユニークなグルメが生まれています。
屋台やフードコート、高級レストランまで、どこでも気軽に美味しい料理を楽しめるのもマレーシアの魅力のひとつ。旅行や留学の際は、ぜひ今回紹介したローカルフードを味わってみてください!
あなたのお気に入りの一品が見つかりますように。
あと、(これはタイ料理らしいけど)パイナップルチャーハンも、意外とフルーツとご飯の風味がマッチしていておすすめ!アロー通りなど(というか大体どこでも)食べられます。



