「海外大学生って、みんな現地でバイトしてるの?」そんな疑問を持っている人も多いかもしれません。
結論から言うと、ビザの関係で国によってかなり異なります。アメリカやカナダだとそういう留学生も多いようです。ですが、実はマレーシアでは、原則として留学生のアルバイトは禁止。
この記事では、マレーシアの大学に通う日本人留学生の立場から、現地のアルバイト事情やオンラインでの副業、人気のインターンシップなどについて、実体験を交えて解説していきます。
現地でのアルバイトは原則禁止だけど、オンラインならOK
マレーシアでは、留学生が在学中に現地でアルバイトをすることは基本的に禁止されています。というのも、時給がRM6〜8(約300円程度)と非常に低く、わざわざ時間を割くメリットが薄いためです。
マレーシア人の学生ですら、学期中は基本的にアルバイトをしていない人が多く、「休みにスーパーでバイトしたことがある」程度の話をたまに聞くくらいです。
厳密には、例外として長期休暇中に大学の許可を得れば週20時間以内で働ける制度もありますが、実際に活用している人はほとんどいません。

日本の大学生ほどアルバイトが当たり前な環境じゃないよ。
一方で、ネットを通じて日本円で収入を得ることには法的な制限はありません。実際、大手のマレーシア留学エージェントも留学生に対してオンラインでのインターンシップなどを斡旋しています。
制限はないというより、厳密にはその辺りの法整備が整っていないので違法ではないという認識のほうが近いかもしれません。
ですが、マレーシア事情に精通している多くの企業や機関がオンラインでの仕事の斡旋をしているため、明確な違法ではないとの判断をしても良いかとは思います。日本側の税務情報なども確認するようにしましょう。
そのため、日本語教師や家庭教師、Webライター、株、YouTubeなど、オンラインでお金を稼ぐ留学生も存在します。
ネットで日本円を稼ぐのはOK
ただ、実際のところ「オンラインで”お金を稼ぐために”働いている人」は意外と少数派。ほとんどの日本人留学生は、オンラインでのアルバイトなどはしていません。
理由としては、
- マレーシアの学費・生活費が安いため、金銭的に困っていない
- 授業や課題が忙しく、バイトの優先順位が低い
- 求人を探したり、やりとりするのが面倒
- オンラインで仕事をするスキルがない(と自分では思い込んでいる)
などが挙げられるのではないかと思います。
生活費は基本的に親からの仕送りでまかなっているケースが多く、月に5〜15万円程度が相場。私自身はサンウェイシティで一人暮らしをしていますが、毎月5万円前後で十分生活が可能です。
仕送りのスタイルもさまざまで、毎月定額を受け取る人もいれば、「お金が減ったタイミングでWiseでまとめて送金してもらう」という人も。中には「親から借りているだけで卒業後に返すつもり」という人もいて、感心させられます。
代わりに、高校を卒業してからマレーシアに渡航するまでの期間、もしくは日本に一時帰国した際にアルバイトでガっと貯金をしてくる人が多いです。


日本人に人気なアルバイト
オンラインでできるバイトは何がある?という疑問ですが、オンライン家庭教師や日本語講師をやる人が多いです。
オンライン家庭教師はテキトーに会社を探せば見つかります。日本語教師だと「Preply」などのプラットフォームを使う人が多いです。
ただし、家庭教師は最近は倍率が高くなっているらしいのと、指導経験があることが条件だったりもするため、注意が必要です。
また、副業ではないですが株式投資やFXをしている学生もちらほら。日本でのアルバイト貯金だたtり、親から成人祝いでもらったお金を運用しているそうです。
楽天証券やSBI証券では規約上海外在住者に対しては利用制限があるので、事前に大丈夫かどうか、自分のケースで確認しておくことをおすすめします。
といいつつ、それらの仕事は特別なスキル無しでもできそう(パッと選択肢として思い浮かびやすい)から人気なだけで、他にもいろいろ選択肢はあると思います。
私の場合はこんな感じの収入源ですが、探せばいくらでもアイデアはあると思いますので、自分の興味のあるものをやりましょう。
- ブログ+note
- 文章・留学関係のお仕事
- YouTube(音楽系)
- オンライン楽譜ストアの売り上げ
- 音楽のお仕事
- インターンシップ(IT系)
- 家庭教師やメンター、その他お仕事






インターンシップは?
インターンシップに関しては、マレーシアの多くの大学のプログラムに必須で含まれている場合もあります。例えば、モナッシュ大学の場合なら、専攻によっては「3か月間の企業実習」が必修になっていることも。
それとは別に、特に2年生以降になると個人でオンラインのインターンをする人も多いです。就活を意識してのことかもしれません。
人気の業種はこんな感じ:
- マーケティング
- 広報・SNS運用
- デザイン
文系寄りなお仕事が多いように見えますが、そもそもマレーシア留学をする日本人は大体が文系なのでそう見えるだけかもしれません。
終わりに
マレーシアでの留学生活中は現地でのアルバイトは原則禁止ですが、オンラインでの副業やインターンシップは現実的な選択肢です。
仕送りに頼りつつ、オンライン家庭教師やアフィリエイトで小遣いを稼ぐ学生もいれば、インターンシップを通じてキャリアを積む学生もいます。
マレーシアの生活費が比較的安いため、無理に働く必要がない場合もありますが、スキルアップや資産形成を目指すなら、オンラインでの仕事やインターンに挑戦してみるのも良いでしょう。
マレーシアでの留学生活、時間をうまく使って未来の自分に投資していきましょう!

