マレーシアではTouch n’ Go(タッチアンドゴー)というICカードがとても人気で、これで大体の公共交通に乗れたりお店の料金決済ができます。日本でいうSuicaのようなものです。
ただ、学生向けのTouch n’ Goも実は存在しています。なんと、これを使えばただでさえ安い電車やバスに半額料金で乗れてしまうというチート級のカードです。
今回は、そのStudent Touch n’ Goの入手方法についてご紹介します!
他にも銀行口座の開設方法などについても記事を書いていますので、良ければどうぞ!
入手方法の手順
全体の流れとしては、サイトでカードの申請→駅で受け取り、という感じになります。
まずは、以下のRapid KL社のサイトにアカウント登録をし、サイトの下にスクロール > Student > Register Online Nowをクリックしましょう。
ここで必要となるのが学校からの在籍証明書です。学校に「Student Touch n’ Goを作りたい!」と言うともらえますので、PDF形式で用意しておきましょう。また、顔写真のデータも必要です。
在学証明書については、サンウェイ大学(カレッジ)の場合はmLearnという学内サイトのProgramme Page > Submit Request / Download Forms > Submit Request for Confirmation Letterというところから申請できます。
その後は特に難しい所はないので、サイトの指示に従って個人情報を入力していきます。確か発行には15RMくらいの料金がかかったと思います。こちらはサイト上でカード決済で支払います。
全部入力が終わるとカードの受け取り場所を聞かれます。私は大学の近くの駅(SunU-Monash)を選択しました。あとはメールを待つだけです。
しばらくすると、「Card Collectionができます!」というメールが来るので、それが来たら受け取りに向かいましょう。私の場合は2週間程度でメールが来ました。
ちなみに、カードを取りに行ったときに駅の人がTikTokを見ていてこちらに気づいていなかったので、窓口をノックしたところ「うるさい!」と逆切れされました(理不尽)
全体としては青っぽいデザインで、顔写真が正面にドン!と配置されています。落としたらヤバそう(公式サイトより)。
というわけで、めでたくカードを入手できたら、あとはTop Up(お金をチャージすること)して使うだけです。こちらのカードにはデフォルトではお金は入っていません。
その後の使い方は普通のTouch ‘n Goと同じで改札にかざすだけですが、50%Offとかいうチート料金で電車やバスに乗ることができます。ただでさえマレーシアの公共交通機関は安いのに、採算取れるんですかね?
ちなみに、普通のお店での買い物の料金決済及び、空港と市内を結ぶ列車のKLIA TransitとExpressの料金は半額になりませんので、ご注意ください。
おまけ:マレーシアの電車事情
ついでにマレーシアの公共交通機関の乗り方も書いておくことにします。
大体の公共交通機関は先ほども出てきたRapid KL社が運営していて、駅の構造も似ています。クーラーが効いていて快適です。左側の写真のような電車は無人走行なので驚きました。
乗り方としては、まずこちらのような券売機にお金を入れて、トークンと呼ばれるコイン上の切符をゲットします。
行きたい駅を通る路線を選んで、降りたい駅をタッチすると料金が表示されます。数百円もかからずにクアラルンプール市内は端から端まで移動できるので、日本と比べるととても安いです。
ただ、この券売機がポンコツで、
- 電源が落ちてることがよくある
- お金の読み取りがめっちゃ遅くて反応が悪い
- 細かいお金しか使えない(5RM以下のみ)
- お金が吸い込まれて返ってこない ← これはマジでひどい(経験済み)
などの不具合が多々あります。というか、切符を買うのに時間がかかりすぎて目の前で電車を逃した…ということがたくさんあってストレスだったので、Touch ‘n Goを買うことを決意したのもあります。
下の写真の左側が電車の切符(トークン)ですが、Touch n’ Goを持っている人はそんなことをせずとも改札にタッチするだけで通過できます。
こちらのTouch n’ GoはWatsonsという薬局のポイントカード機能も付いているものです。Watsonsで買いましたが、発行するのに600円くらいして高かったです。まあ今はもう使ってないけど。
ちなみに、こちらのような地上を走るバス(BRTなどの高架路線バスは大丈夫)は現金決済ができず、Touch ‘n Goを持っていないと乗れないので注意しましょう。
おまけ:幻のNFC機能付きカードを入手できた!
Touch ‘n Goにはノーマルバージョンだけでなく、NFC機能付きのものもあります。これはスマホのeWalletとの連携機能が付いていて、スマホで残高がチャージできたりする非常に便利なカードのことです。値段は普通のカードと変わらず、10RMの発行料がかかります。
その代わり、人気のため入手が困難となっているそうです(とTwitterで見た)。実際にマレーシアに渡航した当初に友達とあちこち探し回ったのですが、見つかりませんでした。
これは普通の駅で購入することもできたりするようですが、品薄状態のためKL Sentral駅の横のモールにある、Touch ‘n Go Hubという場所で入手するのが手に入りやすくておすすめだそうです。
そして、先日(2023年11月)ふとこちらのモールに立ち寄った時に「NFC付きのカードはありますか?」と尋ねたところ、奇跡的にカードが余っていたようで難なく購入することができました。まあもったいなくて使ってないけど。
もしかしたら今は製造が間に合って入手も容易になったのかもしれません。幻のNFCカードを手にしたい人はKL SentralへGo!
終わりに
以上がStudent Touch ‘n Goの入手方法になります。といいつつ、サイトの場所とカードの存在を教えただけで大した紹介はしていませんが笑。交通費を大幅に節約できると思うので、学生の方はぜひ利用してみてください。
あと最近知ったのですが、キーホルダータイプのTouch ‘n Goもあるようです。かわいいし持ち運びに便利そう。先ほどと同じKL Sentralのお店で買えるようです。