大学生と言えば、サークル、カラオケ、徹夜でテスト勉強…などなど色々なイメージがあると思います。ただ、比較的多くの人が経験することといえば、アルバイトではないでしょうか？
実際に私の高校の友達で大学に進学した人も大体何かしらのアルバイトをやっていますし、私もマレーシアに来るまでに様々なアルバイトを経験していました。
ただ、最近になって思ったのが、普通に大学生がバイトやってるのってもったいなくね？コスパ悪くね？ということです。割と自分の中でそう考える理由がいくつかできたので記事にしてみます。
時間を切り売りしてるだけで、あなたに価値はない
アルバイトというのは大体が時給1000円前後でしょうか。私の地元の大学生塾講師なんかだと時給1500円とかあたりが相場らしく、これをやっている知り合いも多いです。
ただ、これはあくまでアルバイトの「時給」なんですよね。アルバイトというのは基本的に誰でもできる業務をしているだけなので、企業や雇用主側があなたそのものに価値を感じて雇っているわけではありません。あなたがいなければ、別に他の人を代わりに雇えばいいだけです。
つまり、「あなたの一時間と引き換えに1000円をあげるよ」という契約を結んでいるだけで、時間の切り売りなのです。
「俺バイトで先月10万円稼いだわ～」などと自慢してくる人がたまにいますが、100時間をバイトに費やしたという事実が残るだけで何かスキルが向上したわけでもなく、ただこの人は暇なのかなという印象を受けるだけです。
ここで言っているのは、もちろん自分で学費や生活費を工面するために頑張っている人を貶しているのではなく、あくまで娯楽費のためにバイトをしているような人のことを言っています。経験則ですが、そういう人は大体大学に寝坊していたり、授業を切ってサボったりしています。
これでは、何のために大学に行っているのかわかりませんね。
ただ、例えばネットでは東大生の家庭教師の時給が5000円、なんてものを見たりしますが、この場合はこの議論に当てはまるのか微妙なところです。東大生になるために割いた勉強時間に価値を見出されているため貰える対価が5000円であるためです。
東大生ならばもっとよい（将来につながる）ことのために時間を使ったほうがいい気もしますが、一般に大学生の娯楽費を稼ぐ方法としては効率がいいですし、現実問題お金が必要になることもあると思うのでこれについてはあまり口出しができません。
将来性があるバイトならいいと思う
ただ、バイトに限らず、時間の切り売りであっても将来につながるものであれば積極的にやるべきだと思います。
将来に繋がるというのは、情報学部の学生であればIT系企業のインターンシップに参加するとか、広告業界に就職したいなら広告の業務委託でお金をもらうとか、そういうことです。これらは業務のスキルアップに直接つながるでしょうし、仮につながらなくても関連する職歴としてCVに書くことはできますので、無駄にはなりません。
逆に将来に繋がらないバイトは、必要なお金を稼ぐ分だけにして、やらないほうが賢明だと思います。アルバイトをがむしゃらに頑張って数万円稼ぐことはできるかもしれませんが、大学卒業後に社会人になればその程度のお金はすぐ手に入るものです。だって年収で数百万円は入ってくるんだもん。
そう考えると、学生という貴重な時間を時間の切り売りバイトに費やしていることは生涯年収で見た時にものすごくコスパが悪い選択肢であるということになります。私が言いたいことは河野玄斗さんの動画でも言及されているのでこちらに譲りますが、高校生だけでなく大学生でも同じことは言えると思います。
大学生は無限の可能性がある
例えば飲食のバイトをやったらコミュ力が身に着いたり、皿洗いの能力が向上するかもしれません。
ただ、それは自分の大学卒業後に就きたい職業に直接的に役立つものなのでしょうか？もしそうだと自分が思うのなら、それは将来性があるバイトになると思います。
ただ、大半の人は違うと思います。もしかしたら就活の際、最近話題のガクチカとして「バイトリーダーを頑張りました」なんてことを言うのかもしれませんが、そんな他の人も思いつきそうな、ありきたりなことをしていて面白いのでしょうか？
特に戦略的に生きずにそういうことをする大学生は9割くらいいると思うので、彼らは大学卒業後も9割方社会の代替可能な歯車として一生を終えるわけです。
そういう人が人口のほとんどを占めているからこそ社会が回っているのだということには感謝して生きないといけないなと思いつつ、せっかく無限の可能性を秘めている（なろうと思えば何にでもなれる）学生時代を時間の切り売りで消費してしまうのはもったいないな、と思う今日この頃です。
