海外大学に入学する人なんかは、入学時期の制度上どうしても半年程度のギャップイヤー(ターム)が発生することになりますよね。
私はマレーシアの大学に高校を卒業してすぐの7月に渡航したので、4ヵ月ほどのギャップタームを過ごしました。そのため、今回は振り返りも兼ねて私がギャップターム中に何をしていたのかの体験談をシェアしてみようと思います。
結論からいうとギャップターム、神でした。ニート最高。
ギャップイヤーってそもそも何?という人はこちらの記事もどうぞ!
結論、何してた?
結論、ギャップターム中は英語の勉強をガチったりプログラミングの勉強をして最強の休みにしてやろうと思っていましたが、最終的にはバイト漬けの毎日を過ごしました。
マレーシアの大学受験は書類を提出するだけだったので、私の中での受験という受験は実質共通テストで終わりました。2月の中旬に東大の推薦入試の合否発表があったので、そこから暇でしたね。
もうすこし詳しく書くと、こんな感じでした。
日付 | できごと |
---|---|
1月 | 共通テスト受験終了。YouTubeを頑張る |
2月 | マレーシアを見据えてとりまIELTSを受ける |
3月上旬 | 高校の卒業式。推薦に落ちたのでマレーシアの大学を受験 |
3月中旬 | 高校の友達と遊びまくる |
3月下旬 | バイトにちょくちょく応募し始める |
4月~6月 | マレーシアの大学に合格。車の免許取る。バイトしながら旅行 |
7月上旬 | おばあちゃん家に泊まり、そのままマレーシアに渡航 |
余談ですが、高校卒業後の春休みではお金をケチらずに友達遊びまくっておくのが大事です。
遠くの大学に行く友達とはなかなか会えなくなるからです。こういう人たちは三月下旬は引っ越しで忙しいので、早めに遊ぶ約束をしておきましょう。この時期にスキーやBBQをしたのがいい思い出です。
閑話休題。3月末までは身分上高校生なので、正確なギャップタームは4~7月上旬までの期間になります。
ここでしたことは主に
- バイト
- 車の免許取得
- 旅行、友達との遊び
- 家族との思い出作り
です。全部ギャップタームを活用したいい経験になったと思います。もう少し詳細に解説します。
ギャップターム中にしたこと解説
バイト
バイトは7月までの短期で取ってくれるところが見つからなかったので、単発バイトを中心にやっていました。
3, 4月あたりからバイトの応募をし始めたんですが、短期歓迎と書いてあっても、「この期間だと厳しいです」と突き放されることばかりで大変でした。だったら最初から短期OKって書くな。
そういうわけで、複数のバ先を掛け持ちしながら数週間で辞めたり入ったりといった感じのスケジュールで、6月末くらいまでバイトをしていました。
自分でお金を稼ぐという経験ができましたし、正社員の方からその業界の裏話などを聞くこともできて楽しかったです。
意外と肉体労働系の仕事はやりがいがあって上司も優しいこと、単純作業系は性格的に飽きてしまうこと、接客の仕事が楽しかったこと、などなど、実際の体験を通して知り得た感想もあっていい職業体験にもなりました。
以下のバイトを経験しました。どの仕事がおすすめだったかとかは別の記事にします。
バイトはIndeedかフルキャストで探すのがおすすめです。
- 引っ越し
- 交通量調査
- ホテル, 婚礼サービス
- ポスティング
- 楽譜制作(耳コピ)
- 飲食(ホール・売り子, 盛り付け, 片づけ)
- イベントスタッフ
- 工場の製造ライン系
- 倉庫の仕分け
- 家具の荷運び
- タオルたたみ、等
車の免許取得
4月に自動車学校に入校して、最速で進めて一ヵ月で免許を取りました。
3月と違って4月はそこまで混んでいなかったからというのもありますが、無職の特権です。
家の近くの教習所だと30万円くらいかかるらしかったですが、学生はもう少し安くなるようでした。
4月はまだ学生証を持っていなかったので学割が適用されないらしくて焦りましたが、大学からのオファーレターを見せて懇願したら学生価格になりました。
関係ないけどカラオケ屋さんとかでも、融通が利くところはオファーレターを見せたら学割を使えたりしたよ。
免許取得後は地元をドライブしたりしましたが、結構運転って楽しいなと思いました。国際免許も取得したんですが、ちょっと海外での運転は怖くてまだできていません。
ATを取得したのでですが、東南アジアはMT多そうだなと思って一瞬後悔しましたが、普通にこっちでもATの車ばっかだったので大丈夫でした。
ちなみに、友人曰くマレーシアの教習所は5万円?とかで免許が取れる上に、試験もテキトーで、中には教官に賄賂を渡せば運転の練習なしで免許が取れたりすることもあるそうです。流石マレーシア。
旅行、友達との遊び
身分が高校生ではなくなり、行動範囲も広くなりました。全国各地の大学に友達が進学していったため、旅行の際にその友達の家に泊めてもらうという技が使えるようになったのもデカかったです。
修学旅行の夜的な感じで、友達の家に泊まったら楽しいに決まっています。バイトの稼ぎもあり、旅先でも後ろめたさなくご飯をたくさん食べたりできました。
5, 6月を中心に、ちょくちょくバイトを数日休みながら北から南まで旅行してみました。ユニバは平日に行ったのに数時間待ちのアトラクションとかもあって恐ろしかったです。
それ以外は地元の大学に進学した友達とカラオケに行ったりボーリングに行ったりという普通の大学生みたいな感じの遊びをしていました。
中高の知り合いでベースやギターが弾ける友達もいたので、バンドっぽいことがやってみたかった私は声をかけてセッションに入れてもらったりしたのもいい思い出です。
家族との思い出作り
日本でも大学で地元を離れる人も多いかと思いますが、海外の大学に進学すると国をまたいでの生活になるので、帰省も一苦労です。家族とはなかなか会えなくなるので、触れ合える時間を大事にしておきましょう。
私は家族でゲームをしたり花火をしたり、祖父母の家を訪ねたりしました。祖父母の家の近くに空港があったので、渡航数日前に祖父母の家に泊まってそのまま出国する、という感じでした。
やっぱり実家とかおばあちゃんの家が一番安心しますね。ところで祖父母の家っておばあちゃん家とは言うのに、おじいちゃん家とはなかなか言わないの、なんででしょうね。
他の海外大生はどうしてる?
他の海外大生の例を見てみると、
- バイト
- インターンシップ
- プログラミングの勉強
- 日本を旅する(縦断、日本一周とか)
- カフェ巡り
などの人がいました。私もインターンシップやっておけば良かったですね…
マレーシアに留学しに来る人は圧倒的にバイト三昧だったよ!というが多く、高校卒業から渡航までで50~100万円ほど稼いだよという人が多いです。マレーシアだと学生ビザの関係でバイトができないため、その備えだと思います。
終わりに
あと他に自分がしたことを書いてみると、地元の大学や旅行先の大学の研究室訪問をしたりしました。教授にメールでアポを取って興味のある理系の研究室を覗かせてもらったわけですが、面白かったです。
他には、地元の大学の先輩にお菓子で買収され声をかけてもらい大学の将棋サークルに短い期間だけ入れてもらったりもしました。海外に行く前に日本の大学生はどんなものか見ておきたかったので、様々な大学の学食やキャンパスの様子を見られて面白かったです。
強いて後悔ポイントを挙げると、英語の勉強をしたかったのに計画性が無さ過ぎて渡航まで半年ほど一切英語を勉強していなかったことと、読みたい本(物理の学術書とか)が沢山あったのに時間がなくて読めなかったことです。
あと、当初は自転車で日本縦断などをしてみたかったのですが、準備がめんどくさくなってやめてしまいました。こんな長期間の休みはなかなかないので、チャレンジしておけばよかったです。
バイトのない日にそういうことをすればよかったんですが、家でのんびりYouTubeを見たりゲームをしたりしてしまったので、それが原因で生活ペースが乱れて疲れてやる気が出なかったりもしました(バカ)。
まあ高校生の間ではなかなかできないような経験ができて、最高に楽しかったギャップタームでした。