私は電子書籍が苦手なんですが(頭に入ってこない)、かといって紙でマレーシアに本を持っていくのも大変すぎるので困りました。なので、この休みに読みたい本は全部読んでしまおうと思いました。てか普通に読書大好きなので。
というわけで、せっかくなのでアウトプットも兼ねて読んだ本のメモを書いていこうと思います!ジャンルは問わず、読んだ順にあらすじ内容と簡単な感想を書き殴っていきます。
厳密には11月に読んだ本もある気がしますが、めんどいので12月からということでカウントします。
こちらは定期的に書いて行こうか迷っているのですが、もしいい感じだったら休み明けも継続しようと思います。
追記:ちょっと長くなりそうなので、1ヵ月単位で区切って記事にしていくことにしました。
本記事はネタバレを含みます。気になる本のタイトルがある方はご注意ください。
ドラゴン桜2/三田紀房
前作から10年後を舞台とした物語で、龍山高校は進学校へと変貌を遂げていたが経営方針で路頭に迷っており、それを桜木建二が立て直そうとする話だった。話としては、桜木の教え子が大体東大に合格してめでたしめでたし、といった感じだった。
別に東大受験をするわけでもないが、ドラゴン桜1を読んでいて続きが気になったので、快活CLUBで読んでみた。
1は東大受験のエッセンス的なものが多く詰め込まれていて、別に東大に限らず勉強や仕事に行かせそうな本質的なアドバイスが多くて面白かった印象だった。
今作でもそういう意味で課外活動などのモチベが高まるかな~と期待して読んだのだが、ドラゴン桜2に関してはスタディサプリなどの宣伝要素が多く、単にビジネスのために作られた本なのかな~という感じで、あまり面白くなかった。
五体不満足/乙武洋匡
身体にしょうがいを持つことで有名な乙武洋匡さんの自伝のような本。幼少期の周りや先生とのかかわり方から大学時代のことまでが描かれている。
乙武さんは先天性四肢欠損症(生まれつき両腕と両脚がない)というしょうがいを持ちながら、テレビだったりYouTubeなどのメディアで明るく振舞っている様子がよく目に入るので、どんな人なんだろうと思ってこちらの本を手に取った。
私は根暗な性格なので、別に体に何か重大なしょうがいがあるわけでもないのに、全てのことをネガティブに考えてしまって、よく「自分なんか…」という感じになる。
もしそんな自分が四肢を持っていなかったら今以上に絶望するだろうに、それでも乙武さんは周りと遜色ないくらい人生を楽しんでいるし、別にしょうがいがあるからなんだ、といったくらいのスタンスで生きていることに感銘を受けた。というか、自分が何かちょっとあったくらいでメソメソしているのが申し訳なくなってきた。
自分の生き方や人生全般に対する考え方について見直すきっかけになった本。
1手詰ハンドブック/浦野真彦
1手詰の良問が300ほど掲載されている、詰将棋の定番本。
- 大学内で将棋をやる友達が増えた
- 三段になりたい
- マレーシアの将棋チャンピオンと知り合いになった
といった事情が重なって、また将棋熱が出てきたので、リハビリを兼ねて読んだ。
一応どんなものかと思って全問解いてみたが、流石にほとんど間違いなく一瞬で解けたので、一周して終わった。
3手詰ハンドブック/浦野真彦
こちらは3手詰の問題が200問ほど掲載されている。
こちらもタイムアタック形式で全問解いてみた。流石に3手詰なので大体解けたが、それでも一周目は全部解くのに40分ちょっとかかったし、真剣に読まずに何となくこうかな~といった具合でやったので20問ほどミスしてしまった。
というか、解くことは1~3秒くらいでできるのだが、答え合わせとか間違えた問題の番号メモとかをしていると時間がかかって面倒なのだが、どういう方法でこの本を活用したらいいんだろうか。
こういうレベルの問題を取りこぼしていると上達しないので、3~5周くらいを目安に全問タイムアタックを続けてみようと思う。てか、もともと終盤力がゴミすぎてひっくり返される将棋が多かったので、ここは基礎からしっかりやりたい。
1手ずつ解説する三間飛車 / 西川和宏
定跡書で定番のマイナビ将棋BOOKS出版の、三間飛車の入門書。第1章ではノーマル三間飛車、第2章では升田式石田流について書かれている。
普段は石田流使いとして将棋を指しているが、大体の場合は早石田、もしくは持久戦~石田流の組み換えができてしまうので、お恥ずかしいことにノーマル三間飛車の定跡に関してはほぼノータッチで生きてきた(よくそれで段が取れたなと思う)。
なので、居飛車急戦にされた時の対処法などが分からなかったので、確認の意味も込めて読んでみることにした。ちなみに、AmazonのKindle Unlimitedが3ヵ月で99円とかいう価格になっていたので、それで読んだ。
電子書籍を読むのは苦手なのでどうしたもんかと思っていたが、「1手ずつ解説する」というタイトルの通りめちゃくちゃ丁寧に狙いなどが解説されていて、とても理解が進んだ。
三間飛車の定跡について知りたい人は、こちらを読んでおけば一通りの場面での対処はできるのではないかと思われる。これ以外にも同じシリーズで右四間飛車や向かい飛車などのシリーズもあるらしいので、そちらも読んでみたい。
時間革命 1秒もムダに生きるな/堀江貴文
ホリエモンこと堀江貴文の、時間をムダなく使うコツについて書かれた本。
ホリエモンは歯に衣着せぬ物言いをするので苦手意識を持っている人も多いかもしれないが、個人的には至極まっとうな本質的なことをズバっと言っているだけだと感じているので、意外と共感することが多い。
まあ、すぐ「バカ」とか言う所とかの言葉使いは直したほうが大衆からのウケ良くなるのだろうが、別に本人自身は伝わる人だけに伝わればいいと思っていそうなので、面白いキャラだしこのままの路線でいいと思う笑。
具体的に共感した所といえばこんな感じだ。
- 「タイムイズマネー」ではなく「タイムイズライフ」
- アルバイトは時間の切り売りなので意味がない
- 自分の時間を作ることと同じくらい、他人時間を減らすことが大切
- 「多忙(他人のために働くこと)」と「多動(自分がワクワクすることのために動くこと)」は別物
- 恨んだり妬んだりしても時間のムダ
- すきま時間をどう活用するかが大切
- 世の中のものは無常であるので、くだらないこだわりは持つ必要はない
- 努力するのではなく、気になっていることにハマるのが一番良い
- 他人の感情や他人事にエネルギーを注ぐのはもったいない
- 睡眠時間を削るのは寿命の「前借り」
- 仕事はその日のうちに終わらせる
- とりあえず何でもやってみて、合わなかったらやめればいい
余談だが、大半の日本人と違って面白いなと思ったのは、ホリエモンはその場でムカつく人がいたら罵倒するために後にそのストレスを引きずることがない、というところだ笑。
話を戻すと、結論「自分の熱中できることを探して、余計なことや他の人のことは考えずに自分の時間を大切にしよう」ということが言いたい本のようだ。
自分で言うとちょっとおこがましいかもしれないが、私が普段思っていることがめちゃくちゃ言語化されていて、共感の嵐だった。時間の使い方について迷ったら絶対に読むべき本。おすすめ。
バカとつき合うな / 堀江貴文, 西野亮廣
ホリエモンの「時間革命 1秒もムダに生きるな」が面白すぎたので、他の堀江本も読んでみることにした。
ホリエモンと西野さんが交互に「○○なタイプのバカ」について語る方式で書かれている本。自由を邪魔する人のことをバカと言い、人生を有意義にするためには(バカは普遍的なので)バカと付きあわない、自分がバカにならないことが大切、というメッセージが書かれている。
ちなみに、バカは悪い意味だけのバカではなく、後先考えずにとりあえず挑戦するバカ(バットを振る回数がとにかく多い)などといったいいバカもいるんだということが書かれている。
共感した箇所はこんな感じ。
- みんなと違うことをしないのはバカ
- 「自分の常識」を振りかざすバカ
- 人生の目標など、設計図を決め過ぎるのはバカ
- 思考し停止して善意を押し付けてくるのはバカ
また、セクションごとにエッセンスのまとめが書かれていて、こちらにも共感した部分があった。
- 不利なアウェイ戦には積極的に参加する必要はない
- 一つのことで結果を出し続けられるのは天才、99%の人は凡人
- たくさんの時間をかけて習得できるレベルのスキルを身に付ければ、一気にレア人材になれる
- 専業主義者に揶揄されるような活動をやるべき。それが自由
- 経験が無いことはやらない理由にならない
- 資本よりも信用が大切になってきている世の中
この前に読んだ本と併せて鑑みるに、ホリエモンは要するに自分の価値観にまで踏み込んで自由を邪魔してくる(=時間を奪ってくる)人のことが許せないようだ。
そう言われてみると、口が悪いだけで意外と真っ直ぐな軸を持っていてブレていないシンプルな人なのかもしれないなと思った(ホリエモンは堀江貴文の職業モードだから厳密には別とは本書の中に書かれていたが)。
こちらの本もまあまあ読んでいて面白かったが、冷静に考えればそうだよね、という当たり前な内容も多かったので、時間があれば読んでみるくらいでいいと思う。
文章力の基本 簡単だけど、だれも教えてくれない77のテクニック / 阿部紘久
文章をより分かりやすくするためのテクニックについて解説している本。
- 短く書く
- 自然な正しい表現で書く
- 言いたいことを明確にする
- 分かりやすく書く
- 簡潔に書く
- 共感を呼ぶように書く
- 表記とレイアウトにも心を配る
という7章構成になっている。
- 文章を短く書く
- 自然な流れなら、いちいち、「よって」「そこで」を付ける必要はない
- 述語に様々な主語や目的語の含みを持たせず、一つ一つ対応させて書く
- 思った、などの述語を何度も重ねない
- 修飾語は直前に書く(それ、これ、については直前のことに限定)
- 似たような言葉をたくさん並べない
- 「なぜなら」「理由としては」なども不要
- 「という」は必要が無い
- 「そして」などを入れ過ぎない
- 「とても」「本当に」などを使いすぎない
- 『』はセリフ内のセリフと書名にのみ使う
などは自分も文章を書く上でよく間違えてしまうので、これからのブログ執筆にも生かしていきたいなと思った。
ついでにブログの口調について言うと、あえて話し言葉で親しみやすく文章を書いていたり、逆にだ・である調にしていたりと文体が記事によって異なる(統一していない)ので、今後はどうしようか迷い中。
書く技術・伝える技術 / 倉島 保美
「読み手に負担をかけないビジネス文書」を書けるようになるための方法について記載されている。
- 第一に~などと記載し、読み手にメンタルモデルを形成させる
- 脳の短期メモリには7±2個くらいまでの情報しか入らないので、情報量を多くし過ぎない
- 文章全体の総論だけでなく、セクションごとにも結論を書いていく
- キーワードをパラグラフの見出しとして積極的に活用する
- 既知の情報を文頭に置くようにする
- 並列する情報についてはパラレリズムを守る(分かりやすい&コピペできる)
について、自分も直したいなと思った。
実家に置いてあったため、せっかくなので読んでみることにした。ブログは別に趣味でダラダラ書いているだけなのでそこまでビジネス文書っぽくするつもりはないが、文章が冗長になっている自覚はあるので、それは直したいところ。
あと、ついつい思ったこととかを書いた後にすぐ投稿してしまうので、時間を置いて見直しをすることも念頭に置きたいなと思った。
いちばんやさしい SEO 入門教室 改訂第2版 / 福田多美子・株式会社グリーゼ
- 自分がやりたいことではなく、お客さんの気持ち(検索意図)を考える
- E-E-T-Aを意識する
- スモールキーワードで満足度を高めたほうが良い
重複コンテンツがあった際の、canonicalタグや301リダイレクトの実装方法まで書かれていて実践的。モバイルフレンドリーになっているかどうか確認する。
読者に直接聞いたりもしている。
すぐできる! よくわかる! NFT入門 / 石坂勇三
NFTとは何かについて分かりやすく書かれた本。
- Twitterの創業者の最初のツイート:3臆1600万円ほどで売買
- ロイヤリティがあるため、二次販売が許可される業界の雰囲気
- 権利やメタバース上の土地の売買など、あらゆる分野にNFTは進出している
- ハッシュ値の変化によって異常を検知し、おかしなデータの書き込みを防ぐ
- ビットコインはスマートコントラクトに非対応なのでNFTの取引では使われない
- スマートコントラクトに対応しているイーサリアムが主流
- ガス代はマイナーとスマートコントラクトの運用手数料に充てられる
- メタマスクのようなwalletと異なり、ホットウォレット、コールドウォレット(ネット接続のあり、なし)などがある
- トーラスとはウェブサービスやSNSと連携させて使うウォレット
- GasNowなどのサービスに登録すれば、ガスプレイスが安い時を探せる
インターンの関係上、NFT関係の仕事をすることがあったりWeb3界隈の人とのつながりもあったりするので、知識を再確認するために読んでおいた。
大体のことは知っていたが、その仕組みについて説明できるほど理解できていなかったので、そういう意味ではすごく分かりやすい本だった。入門書として最適だと思う。
また、NFTが流行った事例から国内マーケットプレイスなどの操作方法までを流れるように説明してくれているので、実際にアクションまでが起こしやすい本である。
ひとりでマスター ピアノ伴奏法入門 / 鈴木渉
ポップスの伴奏を弾いてみたいけど、コードって何?コードが分かってもどういう風に弾けばよいの?という疑問を一気に解決してくれる本。
音楽理論(コード)の簡単な説明から始まり、ボイシングや具体的な伴奏パターンまで説明してくれている。また、説明だけにとどまらず、実際の童謡などを使って実践することもできるため、手も動かしながら理解ができる。
コード進行の知識自体はあったが、それを感覚だけでなく誰かに教わって実践することがなかったのでとてもありがたかった。また、借用和音などのちょっと難しめのところも踏み込んで説明されていたので、幅広いレベル感の人に対応している本だと思う。
非常におすすめの本なのだが、CDやMIDIファイルの付録を付けて、自分の伴奏が合っているのかどうかを確認するための手段があればなお良いなと思った。
職業プロポーカープレイヤー カジノを「職場」にする生き方 / じぇいそる
ポーカーで生計を立ててラスベガスで暮らすじぇいそるさんの生き方やプロとしての心持ちについて書かれている本。
最近仲がいい先輩がポーカーにハマっているそうなので、またポーカーを自分もやり始めようかな~と思っている。そんな時に図書館で見つけたのでつい手に取ってみた。
ポーカーで生計を立てているというとギャンブラーなイメージがあるが、実際は着実に高望みせずに実力を高めて、コツコツと勝ちを積み重ねて生きているのだということが分かって面白かった。また、勝負師としてのメンタル戦術(自分にイライラし始めたらやめる、など)についても参考になった。
山口恵梨子(えりりん)の女流棋士の日々 / さくらはな。, 山口恵梨子
女流棋士(というよりえりりん)の日常についてイラスト中心に書かれた本。1ページごとの見開きになっており、「食事」「仕事の服装」などの気になるテーマについてカジュアルに学ぶことができる。
勉強というよりは興味本位で手に取った本田が、ネタ分も多めで面白かった。女流棋士とは何ぞや、みたいなのをぼんやりと知ってみたい人にはいいかも。
うつ病九段 / 先崎学
プロ棋士になるも、うつ病を発症してしまった先崎学九段の人生を描いた本。漫画形式で、うつ病の発症からリハビリまでの様子が書かれている。
自分はうつ病にこそなったことはないが、精神状況が不調になることはあって、その度にパフォーマンスの低下を感じる。そんな程度でさえ影響が出るのに、プロ棋士のような頭をフルに使う職業でうつ病になったら、と思うとすごく恐ろしいと思う。
実際作中の描写ではあまり明るいシーンは無いにしろ、そういった部分が逆にリアルすぎて、大変そうな様子がひしひしと伝わってくる本。
令和版 将棋・ひと目の定跡 / 将棋書籍編集部編
将棋の主要な戦法(相掛かりや角換わりから、各種振り飛車、相振り飛車まで)の定跡について、一手ごとの一問一答形式で知識を確認することができる本。
戦法を幅広くカバーしているので、どんなものが自分に向いているのかなどをサクっと確認したい、知ってみたい人には良いと思う。
基本的にこの「ひと目の」シリーズはおすすめなのだが、ひと目の定跡に関しては
- 一つひとつの戦法について浅くしか書かれていないので、専門的に勉強できない
- 嬉野流などの戦法(しかもそこそこ出てくる)までカバーしているわけでもない
という理由から、大雑把に各種戦法の形だけでも知っておきたい、という初心者の方だけ読むと良いと思う。
これだけで勝てる! 麻雀の基本形80 単行本 / 福地誠
この配牌だったら何を切る?といった形式で麻雀の良型について学べる本。問題は全部で80題あるが、それ以外にも各セクションごとにアンコの作り方などの解説がある。
こちらもまた先輩が麻雀にハマっているそうなので、またやってみるかと思った時に図書館で見つけた。実際に問題を解いてみると、(普段はルールもよく分かっていないし感覚でやっていたため当然といえば当然なのだが)全然できなくて驚いた。
こういう形にすると良い!という麻雀の形やその考え方について分かりやすく解説されていたので、今後の対戦に応用できそうだ。おすすめの本。
泣き虫しょったんの奇跡 / 瀬川晶司
今の瀬川晶司先生が、奨励会を退会してからプロ棋士になるまでの半生を綴った本。
自分は性格上、何かに打ち込むときはめちゃくちゃ打ち込むが、興味が無くなるとすぐに投げ出してしまったり、自分はセンスが無いなどとすぐに見切ってしまうことがある。そのため、奨励会などで文字通り人生をかけて一つのものに打ち込んでいる人たちに対してものすごいリスペクトがある。
ただ、そんな中でも年齢制限という厳しい壁に当たって将棋から離れてしまう人も多いと聞く。瀬川晶司先生はそれでも諦めずにプロになったということなので、本当に将棋が好きで努力ができる人なんだなと感じて、カッコよかった。自分もそういう人間になりたいなとハッとさせられた。
暗殺教室 / 松井優征
めんどくさいのであらすじはAIによる要約で…
- 月の大部分を破壊した謎の生物「殺せんせー」が、日本の私立中学校「椚ヶ丘中学校」の3年E組の担任教師として赴任する
- 殺せんせーは、1年後に地球を滅ぼすと宣言する
- 政府は、殺せんせーの破壊を阻止するため、3年E組の生徒たちに暗殺を命じ、成功すれば100億円の賞金を与える
- 生徒たちは暗殺技術を学び、殺せんせーの驚異的な能力や教育方針に惹かれて尊敬し始める
- 生徒たちは暗殺を試みつつ、殺せんせーから学び、成長していく
- 殺せんせーの過去や地球を破壊しようとしている理由が徐々に明らかになる
小学生の頃に骨折した時に通っていた接骨院に暗殺教室があり、6巻くらいまでは読んでいたのだが、実はそれきり読めておらず… 20歳になってやっと伏線回収ができた。
といいつつ、ドラマ(映画?)では結末を見たことがあったのだが、色々時間の都合上省かれている描写が多かったのと、結末が漫画と全然違った。
ドラマは政府の施設によって殺された、と思われた殺せんせーが実は生きていた、という話。漫画は
- 殺せんせーはかつて死神という超有名な殺し屋だったが、弟子に裏切イトナ生物実験の実験台になった
- その結果殺せんせーが誕生
- イトナ、カエデ、二代目死神との戦いの後、力尽きて横たわる
- そこを渚によって暗殺される
- 渚は教師、カルマは官僚など、各自の夢に向かって歩き始める
といった話でした。ギャグっぽい部分が多かったのだが、最後は当然悲しい感じの結末。オチが気になっていたので読めて良かった。
アカギ / 福本伸行
アカギ、というチキンランの生き残りとして登場した中学生が、恐るべき博打のセンスで次々に強敵を撃破していく物語。
先ほども出てきた麻雀の話の関係で、麻雀に関するモチベが謎に上がっていたので読んだ。福本本で言えば、こちらの続編(?)のような感じの天だったり、闇魔のマミヤ、スピンオフ作品のハンチョウ、トネガワなどはある程度読んでいたのだが、アカギは1~2巻読んだだけで続きが気になっていたん。
なんだかんだでアカギが一番クールでカッコいいと思う。最初のほうはヤクザとの闇麻雀だが、後半のほうは話のほとんどが鷲巣との血と命をかけた麻雀編に割かれていた。
最初アカギは致死量と言われる2000ccほどの血液を抜かれるも、500ccを事前に輸血しておくという策略によって死を回避。鷲巣は莫大な5億円(現在の50億円)ほどの資産をアカギに奪われたために血を賭けることに。
結果1900ccほどの血を抜かれたために意識が朦朧とし、ほぼ死にかけたところで勝負が続行不可能となりアカギ側の勝利。その後、アカギは行方をくらましてしまうが、目を覚ました鷲巣はアカギを探し続けた、という話。
鷲巣が殺されて終わりなのかなと思いきや、意外とハッピーエンドでそこまで残酷な話ではなかった。でも話が最後のほう(鷲巣が地獄で暴れるところとか)は無駄に引き延ばされている感じがして、あまりサクサク読めた感じがしなかったので、そこだけ残念。
私は凡人なのでアカギみたいな風な打ち回しはできないと思うが、それでもカッコいいな~という感想。
カイジ / 福本伸行
麻雀や博打関係の有名なマンガ。カイジという自堕落な男が借金を返済するために闇のギャンブルに飛び込み、帝愛という闇組織と戦う話。
- 賭博黙示録カイジ
- 賭博破戒録カイジ
- 賭博堕天録カイジ
- 賭博堕天録カイジ 和也編
- 賭博堕天録カイジ ワン・ポーカー編
- 賭博堕天録カイジ 24億脱出編
とシリーズ化されており、ワン・ポーカー編までは今まで読んだことがあった。
24億脱出編では、和也とのワン・ポーカーで24億円手に入れたカイジ一同が無事に平穏な生活に戻れるのか、という部分に焦点が当たった作品。
2024年12月現在では26巻までしか発売されていないようで、快活CLUBにもそこまでしか置いていなかった。といいつつ、こちらはギャンブルでも何でもなく、どちらかというとスピンオフ的なほのぼの(ほのぼのでもないが)した感じの話がほとんどだったので、別に読んでいて面白いかと言われたらそこまででもなかった。
ただ、結末は気になるのでいつか完結したらまた読みたい。
ポーカー教室 – ポーカーの三大ゲーム ホールデム・7カードスタッド・オマハを学ぼう / ポーカー侍
ポーカーの三大ゲームである
- ホールデム
- 7カードスタッド
- オマハ
のルールや戦略について書かれた本。
時間が無かったため、ホールデムの部分だけ読んだ。ただ、頭ではルールなどは分かっていても実際にポーカーをやったことがないので内容があまり理解できていない。こういうのは実戦経験を積んだ後に読んだ方が良いと思ったので一旦保留。
7日で完全攻略! 世界一やさしいポーカーの勝ち方 / 世界のヨコサワ
こちらは主にホールデムの戦略について、世界のヨコサワ氏が解説している本。とはいえ、ルールから丁寧に書かれているので初心者にも読みやすかった。
ベットする金額の目安からブラフの成功率まで分かりやすく説明されているので、おすすめの本。とはいえ、先ほどと同様にあまり実戦経験がないため内容が頭に入ってこず、後でもう一度読み直したほうが良いなと思った。
ゆるキャン△ / あfろ
冬のキャンプを愛する女子高生たちの日常を描いた作品。物語は山梨県を舞台に展開される。
時々話題になる作品であり、私の好きなおろちんゆーという生き物系YouTuberが時々おろキャン△とかいうパクり企画を撮影していたり、将棋部の後輩がこちらの作品のファンだったりしたこともあって、読んでみることにした。
キャンプの豆知識なんかも参考になりそうなところがあり、キャンプファンが増えるというのもなるほどという感じだった。読んでいてほっこりする作品だったが、メチャクチャ強いストーリー性があったわけでもないので、時間が無かったため今回はパラパラと流し読みをした程度。
推しの子 / 赤坂アカ×横槍メンゴ
産婦人科医のゴローが、推しのアイドル・星野アイの出産に立ち会った際に死亡し、そのままアイの息子として転生。4歳の時に母アイがストーカーに殺害され、転生した息子のアクアは父親探しと真相究明のため芸能界に入り、双子の妹ルビーは母の夢を継いでアイドルを目指すストーリー。
オチとしては、カミキヒカルという人物が黒幕(自分たちの実の父親)であるということを知り、アクアが事故を装って一緒に崖から転落する道を選ぶことで終結する。結果として、アクアの死は周囲の人々、特にあかねやルビーに大きな心の傷を残すことになった。
快活CLUBに16巻(完結)まで全部置いてあるのを見て、話題の作品と言うこともあって結末が知りたいなと思ったので読んでみた。Amazon Primeで第一期のある程度の所までは見た記憶があるが、一応全部読み返してみた。
初期の段階では誰が黒幕かどうかなのかは予想がつかなかったため、面白かった。アイドルと言うとキラキラしたイメージがあるが、見えていない闇の部分もあるんだよということを教えてくれると同時に、人間の憎しみなどの感情の醜さについても再認識できる作品。
3月のライオン昭和異聞 灼熱の時代 / 西川秀明, 羽海野チカ
3月のライオンというのは、家族を失った天才少年棋士「桐山零」が、3姉妹との出会いを通じて心の傷を癒やしながら、将棋の世界で成長していく物語。
今作はそちらのスピンオフ的な位置付けの作品になり、将棋連盟会長となる神宮寺崇徳の若き日々を描いた物語である。元軍人の田中名人との壮絶な対局で挫折を味わった神宮寺が、「泥沼流」という独自の棋風を確立し、隣人の小谷親子との交流を経て成長していく。その後田中名人を破り、田中名人は亡くなってしまう際に将棋界へ遺産を寄付するところで話は終わる。
3月のライオン自体は多分映画かドラマで見たことがあり、自分が将棋指しであることも相まって感動した記憶がある。そちらのスピンオフ作品がたまたまあったため、読んでみようと思った。
ただ、神宮寺崇徳ががむしゃらに努力して時の名人を破るという分かりやすい話であるが故に、カッコいいのだが話としてはそこまで感情移入できなかった。あとそもそも神宮寺崇徳というキャラに対して私の興味が薄かったというのもある。
おもしろい!進化のふしぎ まだまだざんねんないきもの事典 / 今泉忠明
生き物のかわいらしかったり面白い欠点をイラスト付きでカジュアルに解説するいきもの辞典シリーズの第9弾。
たまたま実家にあったので読んでみました。一番面白かったのは、「リュウグウノツカイは栄養不足になると6mある体を自切するが、だったらなんで最初から短く生まれてこないんだろう」というページでした。
すぐわかる!4コマ楽典入門 / 坂口博樹
楽典全般の成り立ちについて、主に歴史を中心に4コマ漫画付きで解説されている本。
楽典というか音楽理論について学びたいなと思い、カジュアルで読みやすそうだったので手に取ってみた。
歴史の面で知らなかったことと言えば、
- 楽譜はもともと線の数が多かったが、指の本数に合わせて五線譜になった
- 休符はもともと縦線で書かれていた
- 世界には文字や数字で表現される楽譜もある
- 昔の管楽器は音域が限られていたため、曲に合わせて移調楽器が必要だった。
などがあり、そういったうんちくについて学べたのは面白かった。
また、「フェルマータを使うなら音符の長さを伸ばせばいいということではなく、弾き手がどう感じたことを表現するかである」などの精神的な面についても書かれていて、音楽の深さについて改めて思い知らされた。