今回は、マレーシアから日本に帰る途中で、中国の上海に2泊3日で寄り道してきました。2025年の11月30日の深夜に上海に到着し、12月2日の夕方17時半頃の便で日本へ帰国、というスケジュールです。
せっかくなので、自分用のメモも兼ねてサクッと旅ログを書いておきます。

前回のスリランカ旅行記はこちら

なぜ上海に?
日本に帰る前にどこか1カ所寄ってから帰りたいな〜と思っていたんですが、行きたい国も特になく。そんな中でふと思い出したのが、前に行った北京でした。

万里の長城のスケール感とか、本場の北京ダックが想像以上に美味しかったこととかがあって、中国が良かった記憶がかなり強くて、もう一回どこか中国の有名どころに行きたいと思っていました。
候補としては香港やマカオも考えたんですが、今ちょうど中国本土のビザ要件が緩くてチャンスだったので、上海に行くことに。
こちらのサイト様がとても観光に役立ちました👇 お世話になりました🙇


ビザについて(日本人の短期滞在)
ビザ周りも少しメモしておきます。
以前は中国に行くとき、トランジットビザ(乗り継ぎビザ)を使って入国していました。
ただ、最近は日本人の短期滞在に関するルールが変わっていて、2025年時点では、一定日数以内の観光ならビザなしで入国できるようになっていました。
今回は事前にビザ申請は一切せず、
- 空港で到着カードのようなものを記入
- 入国審査でパスポートと一緒に提出
というだけで、そのまま普通に入国できました(正確な情報はご自身でお調べください)!
1日目:ライトアップされた豫園と外灘の夜景に感動
上海で行動開始!
上海に着いたのは深夜だったので、公共交通機関がストップしていました。そのため、タクシー送迎サービス(Agodaで3000円くらい)を利用してホテルに移動し、お昼の12時頃から行動開始しました。
ご飯については、夕ご飯以外はがっつりレストランに入るというよりは、街を歩きながら
- 肉まんをテキトーに買ってみる
- コンビニで中国っぽいスナックを試してみる
みたいな感じで、その時その時を楽しむ感じでのスタートでした。これが予想以上にどれも美味しかった。


SIMについては、マレーシアでいつも使っているDigiのローミングを使いました。

新天地
まず向かったのは新天地(シンティエンディ)。ヨーロッパ風のおしゃれな建物が並んでいて、カフェやショップ、レストランがぎっしり入っているエリアです。
人もかなり多くて賑わっていたんですが、雰囲気だけ楽しんで何も買わずに終了。


南京路歩行街
次に行ったのが南京路歩行街。ここも人が多くて、看板が派手でした。

道沿いには美味しそうなご飯屋さんやスイーツがたくさん並んでいましたが、結局これといった決め手がなく何も買わず…。
その代わり、途中で見つけたMIXUEに寄って、上海限定っぽいリンゴメニューを飲んでみました。美味しかった。

豫園・豫園商城
この日のハイライトが豫園・豫園商城でした。


日中も十分きれいなんですが、本番は完全に夜です。暗くなってからライトアップされた建物や橋、池などが一気に映え始めました。




- 伝統的な中国建築がぎっしり並ぶ
- それが全部ライトアップされて水面にも反射する
- 歩いているだけでどこを切り取っても写真映えする
という感じで、個人的には上海で一番テンションが上がった場所でした。
その近くで上海ガニや小籠包系の点心(dumpling)も食べました。観光地のレストランだったので味はそこまで美味しくはなかったかもしれない…

上海老街
その流れで上海老街にも行ってみたんですが、ここはちょっと微妙でした。
実際に行ってみると、現在はほぼ閉鎖されているような状態で、現地に行っても特に見るものはなく、「あれ、ここだよね?」という感じで終了。
事前に調べたときも「閉鎖されている」「工事中で入れない」といったブログをいくつか見かけていたので、正直ここは無理に行かなくていいスポットだと思います。


外灘の夜景
1日目の締めは、やっぱり外灘(バンド)の夜景。


ここもものすごい人でした。川の向こう側に並ぶ高層ビル群のライトアップがとにかく派手で、「上海といえばこの景色」というイメージそのままの夜景が目の前に広がります。
人混みは覚悟必須ですが、上海に来たら外灘の夜景は絶対に1回は見ておいたほうがいいと思いました。
Ray頑張って中国語で「写真を撮ってください」ってフレーズを調べてお願いしたんですが、発音のせいか通じないことも多くてガッカリ。
こんな感じで、1日目は「上海らしい街並みと夜景をひたすら楽しむ日」という感じで終了です。
2日目:水郷の街・朱家角と上海夜景ハシゴの日
この日も、1日目で25km歩いた疲れが残っていたので、行動開始は10〜11時ごろ。メインは上海郊外の水郷「朱家角」と、夜の上海らしいライトアップスポット巡りです。
朱家角
上海市内からの行き方はタクシー派も多いんですが、今回は鉄道で向かいました。料金はまさかの8〜9元(約170円程度)で、市内中心部から約1時間半。コスパ最強。朝ごはんは餃子。


駅を出るとすぐ船乗り場があり、そこから約40元の渡し船でメインエリアまで移動できます。川の水がかなり緑色で、「これ大丈夫なん?」と若干思いましたが、とりあえず雰囲気は水郷らしくて良かったです。








お昼ご飯に選んだのは、紅焼肉という中国の角煮のような料理。
せっかくなので食べてみたところ、脂身が多すぎて撃沈。完全に体が負けました。このあたりで一度ダウンして、しばらく休憩タイム。


20〜21歳くらいになってから、油や生クリームに急に弱くなった気がします。最初は「マレーシア生活のせいかな?」と思ったんですが、日本の友達も同じことを言っているので、多分、人間の胃の全盛期は20歳前後で終わる。
あと、朱家角は粽子(ちまき)も名物なのでついでに食べましたが、こっちは美味しかったのでこっちの方がおすすめ。
朱家角の古い街並みをひととおり歩いて雰囲気を楽しんだあと、市内へ戻りました。
静安寺
市内に戻ってまず向かったのが静安寺。
ここは本来ライトアップが金色で綺麗らしいんですが、点灯は金曜・土曜のみとのことで、この日は何もなし。残念。


スターバックス リザーブ ロースタリー上海
次に向かったのが有名なスターバックス リザーブ ロースタリー上海。世界に数店舗しかない巨大ロースタリーの1つで、観光地としても人気。
めちゃくちゃ広い空間で、香りや焙煎の雰囲気だけでもオシャレでした。でもどれも1000円とか2000円とかしたので、何も食べませんでした。てか普段からスタバ行かないし。




張園
その後は張園へ。ここも予想以上に綺麗で、建物のライトアップと街の雰囲気がよかったです。






田子坊
昭和っぽいレトロな雰囲気がある商店街。特に買いたいものはなかったのでここも雰囲気だけ見て終了。場所が狭かったのですぐ観光は終わってしまうと思います。


陸家嘴
2日目の締めは、上海の夜景定番スポット陸家嘴。外灘(バンド)の対岸にある高層ビル群エリアで、上海タワー/上海ワールドフィナンシャルセンター/金茂大厦などを間近で見られます。
上海タワーに登るプランもありましたが、特に興味がなかったので今回は下から眺めるだけ。ここから見る外灘側の景色も綺麗で、上海って本当に栄えているんだなと思いました。
このあとはホテルに戻りました。


ちなみにライトアップは22時で終了するらしく、あまり遅く行きすぎると夜景が一気に真っ暗になるので要注意です。
3日目:旧フランス租界を散歩して、最後はリニアで帰国
この日は午前中から旧フランス租界エリアを散策。上海の中でも特に落ち着いた雰囲気で、カフェやブティックが多く、のんびり歩くのにちょうど良いエリアでした。
武康路・巨鹿路(旧フランス租界エリア)
まずは有名な武康大楼へ。上海の写真スポットとしてもよく見る建物で、形が独特で確かに写真映えします。


その後は周辺の通り(武康路・巨鹿路)をぶらぶらしながら、ヨーロッパ風の街並みを楽しみました。ただ、このあたりは「雰囲気を味わう場所」なので、特に何かするというよりは、散歩メインで十分かなという印象でした。
あとは近くにあったので衡山路と安福路も歩きました。ここもおしゃれで洗練された雰囲気のエリアなんですが、建物以外は正直どの通りも似たような感じで、全部制覇する必要はないと思います。


気になったスイーツ店やカフェがあれば入る、くらいの気楽な楽しみ方がちょうど良いかなという印象でした。最後のご飯は上海チャーハンを食べました。


リニア(Maglev)で空港へ
ひととおり散策してホテルに戻り、荷物を回収して空港へ。
帰りは一度乗ってみたかった上海トランスラピッド(リニアモーターカー)を利用しました。


- 料金は約1000円ほど
- 当日のフライトチケットを見せると10%割引あり
- 最高速度は理論値400km/h
- 実際の運行では300km/h前後まで加速
- 走行中はスーッと浮いているような独特の感覚で面白い
体験としてかなり良かったです。空港アクセスというより、アトラクションに近い感覚でした。
そのまま空港で手続きを済ませ、無事に日本へ帰国しました。
終わりに
北京と上海の違い
北京も良かったんですが、上海と比べると、やっぱり性質がまったく違います。
- 歴史・文化・博物館・万里の長城を楽しみたい → 北京向き
- 夜景・都会の雰囲気・カフェや街歩きを楽しみたい → 上海向き
という住み分けがはっきりしています。詳しくはこちらの記事を参照。


上海旅行の感想
今回改めて感じたのは、上海の夜景は本当にレベルが違うということ。外灘も陸家嘴も、どこを見ても光り方が豪華で、「中国の経済中心ってこういうことか…」と納得させられました。
物価については「上海は高い」とよく聞いていたけど、実際には日本とマレーシアの中間くらいで、想像していたより全然負担は少なかったです。
交通費(鉄道)がとても安い上に、景色を楽しむ観光地が中心だったので、旅行中そこまでお金がかかりませんでした。
食べ歩きもして、それなりに色々楽しんだのに、3日間の総額は1万円いってないくらい(フライト代とホテル代を除く)だと思います。
距離的にも日本から近いし、気軽に行ける都市としてはかなり魅力的。夜景が好きな人や、都会の散歩が好きな人にはとても合う街だと思いました。
そんな感じで、今回の上海旅行は「また行きたい」と素直に感じられる旅でした。


旅行記が、長い
余談ですが、旅行記を毎回丁寧に書くのがダルだるいので短く書きたいな〜とか言っておきながら、今回もこのようなボリュームになりました。
自分の感想とかをバーっとChatGPTに投げて文章形式にしてもらってこの旅行記を作っているんですが、次回からは箇条書きとかで書いた方がいいかもしれないですね。


