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一億人総出で出る杭を打つ日本人と、素直なマレーシア人のSNSの使い方

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インスタに自撮りばっかり上げてて、この女多分自分のこと可愛いと思ってるわ笑

という意見があったとする。(こう書くと流石に嫌味っぽく見えてしまうが)果たしてこれは悪いことなのだろうか。

SNSの使い方としてについて話すと、SNSの使用目的はもともと承認欲級と自己顕示欲、ストレス発散や暇つぶしのためくらいのものなのでそれが正常で、自分が満足して楽しければそれでいいと思う。
たまに私は情報収集のために使っています!などと言う人はいるが、(仮にその人がそうだったとしても)もともとのSNSはそういう人間の目立ちたい心理を利用して時間を使わせるためのサービスであるので、別にこの自撮りばかりを挙げている人が悪いわけではない。

この自撮りの話はあくまで例として出しただけで、今回考えてみたいのは自分を可愛いと思っていること、強いては自分に自信を持っていることは悪いことなのかということについてだ。

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目次

自分に自信が無い日本人

一億人総出で出る杭を打つ国

私は国民性で一括りにして物事を話すのがあまり好きではない。こいつらは○○だから、と大きな特徴で括って話を進めると非常に楽なので、それ以上の議論が深まるのを阻害することに繋がるからだ。
ただ、今回の話ではそれがカギだと思ってるので国民性で括って話をしていくことにした。

話を戻そう。

インスタに自撮りばっかり上げてて、この女多分自分のこと可愛いと思ってるわ笑

そもそも問題、これがなぜ叩かれるのだろうか。それは、まず第一に、謙虚であることが美学とされる日本の風潮や、出る杭を打とうとする日本人の気質に起因しているのだろうと思う。
なんとなく周りと揃って同じことをするのが偉い、目立つことはしないほうがいい。学校教育から始まり、なんとなくそういった考え方が身に染みてしまっている人も多いのではないだろうか。

自撮りをアップするという行為に着目してみると、別に自分の顔に自信がなくてもドアップで自分の顔をソロ投稿している人はいるだろうが、肌感覚で現実的には少ない気がする。
少なくとも自分の顔にコンプレックスを持っている人は積極的にアップしようとは思わないはずだから、常習的に自撮りをアップしている時点で普通の人よりは自分の顔が好き、自信があるのだろうと考えられる。

要するに、日本人は自分凄いっしょ!みたいな態度の人、そしてそれによってチヤホヤされている人を見るのが気に食わないのだ。別にこれに限らず、頭がいい、足が速い、カッコイイ、お金持ち…などなど、自分の長所というものをアピールすることに対しても同様のことは言える。

主にこういう行為が直接的に言語化されている場面はインターネット上で見ることができる。YouTubeのコメント欄やTwitterのリプ欄などだ。余談にはなるが、男性のYouTuberは面白ければ(なんなら見た目のコンプを笑いに変えて)万人に受け入れられるのに対し、女性のYouTuberはジャンルに関係なく容姿に対するコメントが付きがちなので、大変だなと思う。

ただ、直接的には明言されていなくても、何となく雰囲気的に嫌い、ハブられる、といった現象は小学校や中学校のクラス単位で見ても発生しているものと思われる。

自分が幸せになれば、それでよくない?

第二に、日本人全体にあまりポジティブな空気がないというか、雰囲気が暗い不幸体質だからだとも思う。
特に朝の通勤通学の時間帯の日本人の群れを見てみると分かると思うが、みんな顔が暗い。それを象徴するというか、その疲れを吐き出すかのように、意味が分からない揉め事や誹謗中傷がネット上には溢れている。

まあこんな疲れた楽しくなさそうな毎日を送っていたら、ちょっとチヤホヤされている人に対してイラついてしまうのも分かる。
確かに自慢ばかりしている人が嫌われるのは仕方ないだろうが、そういう理由で主に著名人であればあるほど(チヤホヤされている意見が目立てば目立つほど)こういった誹謗中傷に合いやすくなるのだと思う。

なんというか、マレーシアやタイに旅行してみると分かると思うが、日本人は良くも悪くも真面目過ぎる。
真面目であることそれ自体は素晴らしいのだが、毎日それだと肩の荷が張ってしまって、リラックスする時間がなくなってしまう。
なので、日本人は規則やら変な風潮やらに従いすぎず、もっとテキトーに生きるべきなのだ。そうすれば、もっと気楽に人生を謳歌できると思うし、他人の幸せを心から祝福できる人間になると思う。

心に余裕がある時に考えてみれば分かるのだが、別に他人は他人、自分は自分なので、他人の幸せがどうだろうが自分には関係ないのである。どうせ変わらないのだから、何かチヤホヤされている人がいても、黙って「おめでとう!よかったね!」と言っておけばお互い気持ちよく済む話だ。

違う例を出すと、「結婚しました!」という報告に対して「なんでこいつが○△#03dsf~」のような意見を言う人は、自分に余裕がないからなのである。自分に余裕がない、人生が楽しくないから他人の長所を素直に認められず、変にひねくれて妬みのような意見を言ってしまうのだ。

前セクションで挙げた出る杭は打たれる的な発想とこれらの思考が組み合わさって、日本人はネガティブなSNSの使い方をしてしまうのではないだろうか。

マレーシア人のSNSの使い方

ではマレーシア人はどうなのかというとその真逆で、変な妬みとか嫉妬、悪口を言ってくる人はほとんどいないと言っても良い。南国気質だからか知らないが、みんな心に余裕があって優しくて、素直に人の良い所を褒められるのだ。

例えば冒頭の自撮りをアップしまくったりしたとき、日本だと「どんだけ自分好きなんだよ笑」と言われることもある(友達も実際に経験済み)が、反対にマレーシアだと「え、めっちゃいいじゃん!!」みたいな反応をしてくる人が多い。日本のそれが嫌だと言って、マレーシアに来てから日本用とは別のアカウントを作成している人を何人か見たことがあるくらいだ。

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言われてみればインスタのアイコンも、日本人は好きなモデルさんやらアニメのキャラクター、スポーツ選手にいている人が多いと思う。自分の写真だとしても直接顔が写っているものではなく、横顔とか後ろ姿とか、そういうハッキリ自分だとは特定できないものが多い。

逆に、マレーシア人は自分の顔をしっかりアップでアイコンに設定している人がほとんどである。というか、そもそも自分をさらけ出すということに対して、日本人よりも抵抗感がないのだと思う。
友達になったり打ち解けたりするハードルも低いし、なぜだろう。このあたりの理由はまた別の機会に考えてみようと思う。

まあとりあえず、先ほども挙げた頭がいい、運動神経がいい、カッコイイ、お金持ち…などの自分の長所はもっと堂々と誇りに思っていいものなのだと個人的には思う(もちろんあまりにアピールするのはウザいが)。
それをするために、もっと日本人はテキトーに生きて、心に余裕が持てるようになれば完璧だ。

そういった社会からの圧力もあってか、どうにも自分に自信を持っている人が少ない気がして、こういう人たちが世界で張り合えるのかと言われると若干謎ではある。「そうだろ、俺才能あってすごいだろ!」みたいな感じのキャラがもっと増えたほうが面白いのではないだろうか。

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