DTMや耳コピに適したヘッドホンを探している方なら、SONYの「青帯」ことMDR-7506(以下、青帯)について聞いたことがある人も多いのではないでしょうか?
青帯はプロのレコーディング現場で30年以上愛される密閉型モニターヘッドホンで、軽量ボディとフラットな音質が特徴で、宇多田ヒカルがアルバム制作で使用した実績も。
本記事では、DTMユーザーや耳コピ愛好家向けに、実際の使用感・他機種との違い・注意点までを解説してみました。青帯は本当に耳コピや音楽制作に便利なのかも検証します!

普段はYouTubeで耳コピ動画を投稿しているので、ぜひ見てみてください!
青帯の基本情報
MDR-7506は、音のモニタリングに最適なプロフェッショナル向けヘッドホンとして1991年に発売され、今なお高い評価を得ています。特に、DTMや耳コピにおいて、そのクリアな音質と耐久性が強みとなっています。
青いラインが特徴なので、青帯と呼ばれています。
スペック概要
- 価格:1万円~1万円台後半(ストアによって値段が変わります)
- 周波数特性:10Hz~20kHz
- インピーダンス:63Ω
- 重量:230g(軽量で長時間使用に適する)
- ケーブル:カールコード(最大3mまで伸縮)
- 付属品:キャリングポーチ、2WAYプラグ(3.5mm&6.3mm)



ヘッドホンだと6.3mmのプラグしかついていなかったりするので、2WAYプラグがついてくるのはマジで便利!


DTM/耳コピ向け設計
- 折り畳み可能:コンパクトに収納できるため、持ち運びに便利。
- カールコード:絡みにくく、スタジオ作業やミキシングに最適。
- 密閉型設計:外部ノイズを遮断し、細かい音のディテールを逃さない。



写真のように折り畳み可能なので、とても持ち運びがしやすいのが嬉しい


青帯の徹底レビュー
音質レビュー:耳コピ/DTMでの実力
一般的にはこういったところが利点として挙げられます。
- フラットな特性:低域〜高域まで均一に再現。EQ調整やミックスの粗探しに最適
- 分離性の高さ:複数楽器の音を個別に聴き取り可能(耳コピ効率↑)
- ボーカルフォーカス:歌声のニュアンスを繊細に表現
短所はこちら。
- 低域の控えめさ:EDMなど重低音重視のジャンルでは物足りなさを感じる場合も
- 高域の鋭さ:未調整時はややキンキンした印象(エージング推奨)
ネットでは「ベースラインの変化を聴き取りやすく、コード進行の解析が早くなった」などの声が見られますが、私個人としては、モニターヘッドホンとはいえ別にそこら辺の数千円のイヤホンと変わらない、という感じでした。
具体的には、音がフラットに聞こえすぎて低音などの聞き取りがしづらかったです。というか、むしろイヤホンのほうが音が密集して聞こえるので耳コピしやすかったかもしれません。
大多数の人が良いと言っているわけなので私の耳がおかしいだけかもしれませんが、それでも合わない(というか効果を感じない)という人もいるので、お店で視聴してから購入するのが良いと思います。
装着感や耐久性など
まず、厚めのイヤーパッドで耳への負担軽減がなされているので、3時間ほどの連続使用でも痛みはありませんでした。



とはいえ、耳が疲れるから休憩は適度にとろう
また、そこまで使っていないので何とも言えませんが、ヘッドホンとしてはそこそこ軽い気がしますし、何より折りたたみもできて収納が楽です。持ち運びなどをしてもそんなに壊れる気はしませんでした。
赤帯(MDR-CD900ST)との比較
また、赤帯(MDR-CD900ST)と呼ばれる機種もあります。
スペックを比較するとこんな感じ。
項目 | 青帯(MDR-7506) | 赤帯(MDR-CD900ST) |
---|---|---|
音域 | 10Hz~20kHz | 5Hz~30kHz |
コード | カール式(取り回し◎) | 直線コード(長さ2.5m) |
価格 | 約15,000円 | 約20,000円 |
用途 | DTM/モバイル作業 | スタジオ監視・マスタリング用 |
私は音質というよりは、
- 折り畳みができること
- コードがカール式で場所を取らないこと
- 3.5mmにも対応している2WAYプラグがついてきて、スマホなどにも刺せること
を考慮して青帯を選びましたが、どちらを選ぶかは人の好みによるかなと思います。
- 青帯が向く人:宅録・外出先での作業が多いDTMer
- 赤帯が向く人:スタジオでの精密モニタリングが必要なプロ
まとめ:投資対効果の高い選択
MDR-7506は、1万円台でプロレベルの音質を実現するコスパ最強ヘッドホンです。DTMでのミックスチェックから耳コピまで、音楽制作の全工程をカバーします。
青帯はこんな人におすすめです!
- コスパ重視のモニターヘッドホンが欲しい
- 安心できるメーカーの製品が欲しい
- 自宅スタジオで本格的な作業をしたい
- 持ち運びがしやすいヘッドホンがいい
とはいえ、耳コピなどに向いているのかと言われると個人の合う・合わないがあると思いますので、お店で試し聞きをしてから購入することをおすすめします!



普段はYouTubeで耳コピ動画を投稿しているので、ぜひ見てみてください!