【スリランカ旅行記】コロンボとゴールに行ってみたらまた熱中症に…|2泊3日

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前回のタイ旅行に引き続き、今回はモナッシュ大学の中間休みを利用して、スリランカのコロンボとゴールに行ってみました。2025年9月28日から30日までの2泊3日の旅行でした。

コロンボからゴールへの行き方なども記載(二日目)してありますので、みてみてください!

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目次

なぜスリランカに?

中間休みには毎回どこか旅行しているんですが、気づいたらアジアは15か国くらい行ってしまって、もう特に「ここに行きたい!」という場所が残っていなかったんですよね。

調べてみると、近くだとまだ行っていない国がバングラデシュとスリランカくらいで、ちょうど航空券が安かったので今回はスリランカにしました。

一緒に行ったのは、マレーシアで一番最初にできた日本人の友達です。外国人の友達も誘えれば良いんですが、こういう旅行って外国人は全然来てくれないので、結局いつもの日本人コンビで行くことになりました。

1日目:コロンボ市内をブラブラ

到着〜コロンボ市内散策

08:40にKuala Lumpur International Airport(KLIA)を出発し、10:00頃にBandaranaike International Airport(コロンボ空港)に到着しました。

事前に観光ビザを申請していたのですが、実際にはパスポートを提示しただけで入国できました(謎)。ビザの申請方法についてはこちらのサイトを見るといいと思います。

ホテルへ向かう際は、アプリ「Pick Me」Uberを使って移動。市内までは「トゥクトゥク」で1時間ほど、料金は1000円ちょっとという印象でした。

レストランでランチ

ホテル到着後、近くにいたおじさんのおすすめでレストランへ。

一皿約700円くらいで、友達とそれぞれ注文したら驚くほど量が多かったです。シーフードチャーハンを食べて満足。他の場所でも海鮮系のメニューをたくさん見たので、スリランカは海鮮が有名なのかも。

トゥクトゥク即席ツアー

ここから歩いて旧国会議事堂に向かいました。天気がちょっと悪い。

食後、歩きながら市内を散策していると、おじさんに「1時間500〜1000円で有名観光地をトゥクトゥクで案内するよ」と声をかけられました。
こういうのはだいたい怪しいんですが、安いのとこちらも行き先を決めていなかったので、そのまま乗ることに。

まず連れて行かれたのが、スリ・カイラワサナタン・スワミ・デーワスターナム寺院。カラフルな装飾で写真映えするヒンドゥー寺院です。

外見の写真を撮った後は、ガンガラーマ寺院へ。料料は500円くらいだったかな。内部には仏教美術品や仏像が無数に並んでいて、期待以上に見応えがありました。

ここまでは良かったんですが、その後やっぱり来ました。

おじさん「スリランカは宝石が有名だから、良い店あるよ!」

半強制的に連れて行かれた宝石店では、よく分からない石を200ドルとかで売るよ、などと言われましたが即却下(確かに綺麗だったけど)。多分紹介料目当てでしょう。

さらにその後、なぜかお土産屋へ。市内では少し高めでしたが、まあいいかと思って500円くらいのコーヒーを買って終了。
特にすることもなかったのと、別にそこまで押し売りされたわけではないからいいんですけどね。もうちょっと観光地に連れて行ってほしかったです。

こういう路上トゥクトゥクツアーは気軽でいい反面、商売が挟まれるのが面倒なので、のんびり旅には良いけど、観光メインの人にはあまりおすすめしません。

海沿い散策&夜

ツアー解散後、海沿いを歩いてみました。地元の人はみんな歩いていたんですが、線路の上なのに歩いて大丈夫なのかは知りません笑。

そのまま風景を楽しみにゴール・フェイス・グリーンへ。海が綺麗に見えるものの、泳げる感じではなく絶景というほどではない印象でした。子供達が凧揚げなどを楽しんでいました。

海沿いにあったショッピングモールで一涼みした後は、トゥクトゥクで聖アンソニー教会へ。夜中に訪れたのですが、多くの人がいて意外と賑わっていました。

そこから近くの地元レストランでご飯&お酒を軽く…のつもりが食べ過ぎました(油も多いし)。こうして1日目はホテルに戻り、終了です。

ちなみにコロンボの街中はこんな感じでした。気候としてはインドにかなり近いんですが、インフラとか道路の整備はもう少し進んでいるかなという感じでした。マレーシアよりは衛生的ではなかった印象。

2日目:ゴールの街並みに感動

目的地はゴールに

本当はシギリヤ・ロックに行くつもりだったんですが、ツアーで行った方が楽だったり、タクシー往復+入場料など全部合わせると2万円くらい?飛ぶことが判明。

時間とか体力的にも1日ではしんどそうなので、そこまで興味があったわけでもなかったので今回は断念しました。

その代わり、「せっかくだし遠出はしたい」ということで、世界遺産の町・ゴール(Galle)へ行くことに。海沿いでカフェも多く、1日ゆっくり過ごすにはちょうど良さそうな街です。

コロンボ → ゴールへ電車移動

ゴールへは電車で向かうことにしました。コロンボではフォート駅から乗る人が多いんですが、実はゴール方面の電車は マラダーナ駅が始発です。

7:50頃に到着して、8:20発の電車に乗ることに。電車の時間はどこか日本語のサイトで写真があったので、それで調べた気がします。切符の値段は250円ほどでした。
切符は問題なく買えるのですが、ホームのアナウンスが英語ではないので注意。心配なら駅員さんに切符を見せて確認しておいた方が安全です。

今回は3等席を選択。混雑度合いはこんな感じ。

通勤通学の時間帯だからか最初は結構混んでいましたが、1駅か2駅くらいすると席が空き始めました。

ちなみに他の行き先の電車も結構混んでいて、こんな感じで満員でした。というか、線路を勝手に歩いて横断している人もいたし、さすが外国って感じですね。

電車はかなりゆっくり進みました。景色が絶景なので見ておけと書いてあるウェブサイトが多かったですが、眠かったので寝てしまいました。暑いので熱中症には注意。

電車に揺られること約3時間。11時半ごろにゴール駅に到着しました。

座席の左側に座ると景色がが見えると書いてあるウェブサイトもありますが、景色が見えるのはコロンボ→ゴールの場合は進行方向に対して右側でした。Google Mapを見れば明らかです。

いざ、世界遺産「ゴール旧市街」へ

ゴール駅からは暑すぎたのでトゥクトゥクで移動。100〜200円くらいで城壁内へ。

ゴール旧市街は16世紀にポルトガル人が築いた要塞都市が始まりで、それを17世紀にオランダ人がさらに改修して現在の姿になった…という歴史があります。

そのため、

  • 街並みはヨーロッパの植民地時代の雰囲気そのまま
  • 家や道路も「ヴェネチア?」みたいなクラシック感
  • 城壁沿いに大砲や監視塔の跡も残っている

という、アジアとは思えない不思議な空気感の場所です。

カフェで休憩 → カレー食べ放題へ

テキトーなカフェに入ってスムージーを飲みました。スリランカは日差しが強すぎるので、水分補給は必須です。

城壁内にはたくさんのカフェがあって、どこもメッチャおしゃれだったので、カフェ巡りだけしてみるのも楽しそうです。

お昼ご飯は、旧市街で見つけた1000円くらいでカレー食べ放題のお店へ。

スリランカカレーは、インドカレーよりもココナッツミルクを使うことが多くて、全体的に柔らかい味でした。種類も多くて楽しかったです。またまた食べ過ぎてしまったので、お腹がいっぱいになりました。

海沿いの景色が絶景

その後は城内を散策しました。本当にどこも景色が綺麗すぎてビックリ。

ちょうど歩き疲れた頃に、スリランカといえば紅茶の名産地なので、セイロンティーも飲んでみました。本場で飲むとやっぱり香りが段違い。

帰りはバスでコロンボへ

ゴールからコロンボに帰る電車はこのような時刻表になっています。

帰りも電車のつもりでしたが、待ち時間がめんどくさそうだったので、駅横のバス停へ。

ここで、ちょうどコロンボ行き(約350円)が来たので即乗車。車内は涼しくて、そこまで混んでおらず快適でした。

本数についてはよくわからないんですが、何かしらの便では帰れると思います。電車よりは本数が多いです。

そして小さな事件発生

ただしこのバス、もちろんトイレはありません。途中で降りると置いていかれるので、基本は我慢一択です。

…が、コロンボまであと15kmくらいの地点で友達が突然、「いや無理、トイレ行きたい」とのことで、二人で途中下車。

そこから2〜3時間ほど散歩することに。ロティっぽい何か(ピリ辛だった)を屋台で食べてみたりもしました。

途中にいい感じのバーを見つけて、アラックという有名なココナッツのお酒を飲んでまったり。コットゥというグルメも食べられました。ここにいたスリランカ人の店員さんとも仲良くなって色々会話ができました。

結局10km弱歩いて足が痛くなったので、残りはトゥクトゥクでホテルまで帰りました。夜景はこんな感じでした。 

コロンボ⇄ゴールの移動方法まとめ

ゴールとコロンボの移動は、電車かバスの2択です。結論から言うと、どちらもそこそこ便利なので、好みに合わせて選べばOKです。

まず行き(コロンボ → ゴール)は、電車(片道約250円)で行くのが王道です。多くの人はフォート駅(Colombo Fort)から乗りますが、実はゴール方面の電車はマラダーナ駅(Maradana)からが始発なので、朝早く出る場合はマラダーナのほうが座れる確率が高いと思います。

なお、ホームのアナウンスは英語ではないため、念のため駅員さんに切符を見せて確認するのがおすすめです。
電車の所要時間は約3時間。景色を楽しみたい場合は、進行方向右側に座ると海沿いの景色が見えます。ゴールの旧市街は半日あれば十分歩ける広さなので、日帰りでもあまり苦になりません。

帰りは電車でもバスでもOKですが、三等席は結構埋まっていることが多いので、確実に座りたい人は早めに駅へ行くか、予約できる場合は予約したほうがいいかもしれません(これは行きも同様)。

僕たちは帰りをバスにしましたが、バスは本数が多くて意外と快適です。料金は350円ほどで、車内はちゃんと涼しくて、混雑もそこまで気になりませんでした。
唯一のデメリットはトイレがないことくらいです。バス停はゴール駅の横にあるので、迷うこともないと思います。

こんな感じで、電車とバスをうまく使い分ければ、日帰りでもゴール観光はかなり気軽に楽しめると思います。

3日目:お寺めぐりと市場散策の日

キャラニヤ寺院

最初に向かったのが、コロンボからちょっと離れたところにあるキャラニヤ寺院。入場料は無料でした。

中に入ると、とにかく壁画がすごい。日本のお寺ではまず見ないような、色彩が強い仏教画や神話のシーンがびっしり描かれていて、ひとつひとつ眺めているだけで時間が溶けました。

シーマ・マラカヤ寺院(水上寺院)

次に向かったのがシーマ・マラカヤ寺院(水上寺院)。ベイラ湖の上に浮かぶように建てられていて、コロンボの写真でよく見る「水上のお寺」はだいたいここです。
建築はスリランカを代表する建築家ジェフリー・バワの設計で、ガンガラーマ寺院の一部として瞑想用に作られたお寺だそう。

湖の真ん中にあるので、街の喧騒から少し切り離されたような静けさがあって、コロンボとは思えないくらい落ち着いていました。入場料は時期や運営によって少し差があるようですが、外国人はだいたい500LKR前後だった気がします(忘れた)。

この後は近くにあったショッピングモールのフードコートでスリランカのご飯を食べました。ご飯自体は美味しかったんですが、結構辛さが強めでした。

この頃からちょっと暑さで頭が痛くなり始めました。

スリランカ国立博物館

その次はスリランカ国立博物館へ。ここはスリランカ最大級の博物館で、1877年に開館したかなり歴史のある施設です。

館内には仏教美術や王族の衣装、古い彫刻、考古学的な出土品などが大量に展示されていて、真面目に見て回ると1〜2時間では足りないくらいのボリュームでした。

入場料は、外国人は大人で大体1200前後(子どもはその半額くらい)だった気がします。中は基本的にエアコン完備という感じではないので、暑さ対策だけはしていったほうがいいと思います。

独立広場

博物館のあとに行ったのが独立広場。ここはイギリスから独立したことを記念して造られた場所で、中央にある独立記念堂は、1948年に最初の議会開会式が行われた場所でもあるそうです。

と言いつつ、実際に行ってみると大きな屋根付き広場+像という感じで、歴史を知らないと「なんか広いところだな」で終わってしまう気もします。歴史が好きな人は事前にちょっとだけ予習しておくと楽しいかもしれません。

ペター市場とレッドモスク

最後の観光エリアはペター市場

ものすごく大きなマーケットで、服・日用品・食べ物・よく分からないガジェットまで何でも売っています。とりあえずお土産になりそうなものを探しながらウロウロしました。

その近くにあるのが、有名なレッドモスク(ジャミ・ウル・アルファー・モスク)

真っ赤な外観が印象的なモスクなんですが、最初に行った時はちょうど礼拝の時間で、観光客は中に入れませんでした。近くのお店でジュースを飲んで時間を潰し、礼拝が終わってから再チャレンジ。

このモスクは、観光客が勝手にふらっと入るというより、モスク側が案内するミニツアーに参加する形で中を見学するスタイルでした。規定人数が集まると係の人が案内してくれて、英語で建物の説明やイスラム教についても話してくれます。上の階まで案内してくれて、かなり高層まで続く大きなモスクでびっくりしました。

ちょっとしたトラブルと、スリランカ人の優しさ

実は、このレッドモスクのあたりで軽い熱中症みたいな状態になりました。多分、気候と衛生面と歩きすぎのコンボだと思うんですが、急に頭がガンガンしてきて、立っているのもきつい感じに。

インドを思い出しました😇

どうしても涼みたくて、近くの洋服屋さんに入って、店内の椅子に座らせてもらってエアコンに当たっていました。

正直「これ怒られるかな…」と思っていたんですが、店員さんが話しかけてきて、追い出されるどころか頭痛薬をくれたり、「もう少しいていいよ」と言ってくれたりしました。

スリランカにいる間、こういう困っているときに普通に助けてくれる人に何度か出会っていて、改めて現地の人の優しさを感じました。

帰国へ

その後はペター市場周辺を少しだけブラブラして、お土産を買ったり、最後に軽くご飯を食べたりして時間を調整。
本当は水上市場みたいなのに行きたかったんですが、場所はよく分からないので、めんどくさくなって行くのをやめました。

夜になったところで空港へ向かい、22:55発のフライトでコロンボ空港からマレーシアに戻りました。

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感想

今回のスリランカ旅行は、どこか近場で行ける国を探していて、ほぼ消去法で決めた旅でした。なので何かどうしても行きたいところがあって行ったわけではないんですが、実際に行ってみても、ご飯や観光がものすごく刺さったかと言えば、個人的にはそこまでではなかったかなという印象です。

ただ、ゴールの街並みだけは本当に綺麗で、ここに関しては行って良かったと思いました。海沿いの景色も、城壁の中の欧風の雰囲気も独特で、写真を撮るのも楽しかったです。ただ、ゴールのためだけにスリランカに行きたかと言われると、そこまでではなかったです。

インフラや衛生面は、インドほどではないものの、マレーシアやタイと比較すると不便に感じる部分があり、気候もとても暑いので体調管理は必須だと思いました。私自身もちょっとした熱中症のようになったので、弾丸旅行みたいな感じにすると危険かもしれません。

余談ですが、地理的に近く文化的にもインドと似ている部分もありますが、スリランカの人に「インドっぽい」と言うとあまり良い反応はされないようで、外から見る以上に国としてのアイデンティティが強いんだなと感じました。料理はスパイスと油が多めで好みは分かれそうで、私には少し合わなかったです。

ただし、現地の人の優しさは本当に印象的でした。困っていたら自然に助けてくれたり、体調悪いときに薬をくれたり、ぼったくりもしつこくなく、全体的に穏やかで良い人が多かったです。観光そのものよりも、人の雰囲気はかなり好きでした。

総合的には、一度行ってみるのはアリだけど、特別強くおすすめしたい国かと言われると少し微妙という感じ。
ただ、今回行けなかったシギリヤロックまで足を伸ばせば、また違う印象を持てたかもしれないので、もし次に来る機会があればそこに挑戦してみたいです。


余談ですが、毎回旅行に行くたびにこのボリュームの旅行記を書いていると少し大変なので、もう次回からは感想とかは削ってメモみたいな感じの簡潔な旅行記になるかもしれません。読んでもらうためというよりは自分の記録のためにやってるんですが、書いてるのがしんどくなってきました。

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