私のブログ「Rayの海外生活ノート」も、学生運営の海外大学・留学系、マレーシアのブログとしてはそこそこ軌道に乗って来たんじゃないかと思います。最近は読者もかなり増えて、色々な応援メッセージなどをいただけるようにもなりました。
でも、正直に言うと、全然儲かりません。趣味でやっている私にはそれでもいいんですが、もし「ブログやSNSで稼ぎたい!」という目的で発信を考えているなら、海外留学やマレーシアのようなニッチなジャンルは避けたほうがいいかもしれません
この記事では、なぜ私がブログを始めたのか、なぜこのジャンルは儲からないのか、そしてそれでも発信するメリットなどについて詳しく書いていきます。
なんで私がブログを始めたのか
こちらにも簡単に書かせていただきましたが、ブログを始めたきっかけは、留学前に自分が欲しいと思っていた情報がどこにもなかったからです。
学生目線で、海外大学や留学について網羅的かつリアルな情報を提供している場所がほとんどなかった。だから、「じゃあ自分でやるしかない!」と始めたのが「Rayの海外生活ノート」です。
一応ウェブの勉強になったりとか、お金もお小遣い程度に入ってくればいいな~とは思っていますが、それは二の次三の次。どっちかっていうと、自分がやりたいから!文章書いてて楽しいから!っていう気持ちのほうが大きかったです。

海外留学(マレーシアも)関係は市場が小さすぎる
この界隈では数千人のフォロワーでもトップインフルエンサー
海外留学、特に海外大学進学に興味を持つ人は、実はかなり少ないんです。52Hzとかも、日本の高校生の約2%しか海外進学に興味を持っていないとかよく言っていますし、この時点でターゲット層がメッチャ狭いんですよね。
この界隈(真正面の海外留学とか、そういう感じ)で「トップインフルエンサー」と言われる人たち、例えばリョーガさんですら、Xフォロワーは1万人以下。りんゆーさんとかもフォロワー数は4000人もいってない。
彼らのフォロワー数は一般的なインフルエンサーと比べるとかなり少ない。でも、このニッチな世界では数千人規模のフォロワーでもトップというか、超有名。
だから、「Rayの海外生活ノート」とかのレベル感でも、私のことを知ってくれている人が多いんですよね。
例外的に、松本安奈さんのように発信のテイストを変えて少し広めにリーチしている人は例外として、基本的に市場の小ささは否めません。

マレーシアも同じく市場が小さい
んでもって、私の場合はさらにそこからマレーシア留学に焦点を当てているもんだから、SEO的な観点で言えば自殺行為。マレーシア留学って、アメリカ留学とかと比べるとまだまだ認知度が低すぎるので。
Googleの検索ボリュームを調べてみれば一目瞭然ですが、「マレーシア 留学」みたいなキーワードは、そもそも検索する人が少ないんです。
これがその証拠で、PV数順の人気記事一覧。マレーシア関連より観光系の記事や留学と関係ない記事のほうが圧倒的に読まれています(マレーシアだと、多分留学よりも観光のほうがいい)。

留学ではないけど、マレーシア関係の個人ブログとして一番うまくいっている人はたぶんクラクラさん。
でも、この人のブログで一番人気な記事でも6万PV(しかも結構長く活動してるだろうに)が限界。少なすぎる。

結局、どんなに頑張っても「ビッグキーワード」(例えば「英語学習」や「アメリカ留学」)には勝てません。市場が小さいジャンルでは、どれだけ質の高いコンテンツを作っても、リーチできる人数に限界があるんです。
全然儲からない!
はっきり言います。海外留学系のブログは全然儲かりません。具体的な収益額は別の機会に公開する予定ですが、ぶっちゃけ、かけた時間と労力に見合っているかと言われると「No」。
ブログ運営には記事執筆、SEO対策、SNSでの発信など、かなりの時間とエネルギーが必要ですが、それに対する金銭的リターンは微々たるもの。お金目的で始める人は、間違いなく他のジャンルを選んだほうがいいです。
実際、有料noteもマレーシアというよりは👇みたいな関係ない記事の売り上げがほとんど。

逆に、留学関係の情報発信をするメリット
というわけで、こういう留学関係のインフルエンサーの方々は恐らく自己満足とかやりがいがモチベの主たるものになっているんだと思います。
一応、以下に留学系発信のメリットを挙げてみます。
競争が少ないから認知されやすい
市場が小さいということは、逆に言えば競合も少ないということ。
実際、個人レベルの海外大生でここまで(1年ちょっとで500記事以上)記事を書いている日本人大学生はどの国でも多分私くらいしかいません。マレーシアだと猶更で、ライバルはいません。
海外留学やマレーシアのようなニッチなジャンルで発信している人は本当に少ないので、少し頑張れば界隈での認知度はすぐに上がります。
やりがいがある
ですが、ニッチとはいえ悩みを持っている人がいるのも事実。同じ悩みを持つ人に情報を届けられるのは、純粋にやりがいがあります。留学って、情報が少ないからこそ不安も多いですよね。
自分の記事が誰かの役に立った、背中を押せた、と思える瞬間は本当に嬉しいものです。私のブログも、「いつも読んでます!」と声をかけてもらえることが増えましたが、こういう小さなつながりが発信のモチベーションになります。

人脈が広がる
こういう狭い界隈でブログとかをやっていると、大体その界隈の人からは認知されますし、大人からも目を付けられます。特にマレーシアみたいな小さい国だとその影響が顕著で、知り合いがブログを読んでいるとかもザラ。
私の場合、ビジネスをやっている社会人や、同じ興味を持つ学生と知り合ったり、案件をもらえたりもします。こういう「副産物」のほうが、実は金銭的な収益よりも価値があったりします。そこから面白いシナジー効果も生まれたことも。
トップになれる経験
どの分野でも、「トップになる」経験は貴重です。いくら狭い分野でも、とりあえず一番を目指してみるっていうのは大事です。この経験は、自信にもつながるし、将来のキャリアでも活きてくると思います。
マレーシアみたいな小さなジャンルだと、ちょっと頑張ればトップ層に食い込めます。マレーシア留学ブログで言ったら、多分もう「Rayの海外生活ノート」の上はそんなに出てこないんじゃないかと思います。
まとめ:発信活動の目的を考えてみて
というわけで、ブログやSNSでの発信を考えている人は、まず「何のためにやるのか」を明確にするのが大事です。
金銭目的とかなら多分別の事をした方がいいだろうし、逆に誰かのニッチな悩みを解決したいとか、文章を書くのが好きとかなら、全然やる価値はあると思います。
もしどうしてもそういうジャンルで発信活動をしたいなら、ターゲット層が大きいジャンルを選ぶべきです。例えば、英語学習とかアメリカ留学とか。こういったビッグキーワードを狙えば、リーチできる人数も収益の可能性も格段に上がります。
てことで、私は「Rayの海外生活ノート」を趣味として続けていこうと思います。そこまで儲けの事は考えずに、これからもマイペースにやっていきます!