好奇心が強い性格上色んなことをやっているんですが、よく中高生、あるいは大学生から「タイムマネジメントどうしてるんですか?」といった質問を受けます。
確かに、我ながらやっていることを振り返ってみるとタスク量は多い方かもしれません。タスクはこれより増えることもあります。
- モナッシュ大学主席クラスの成績維持
- インターンシップ複数社掛け持ち
- 人工知能オリンピックその他の課外活動コンテストへの参加(どれも大体入賞)
- YouTubeチャンネル、ブログの運営
- 音楽講師、ウェブライター、課外活動のメンター、その他お仕事
これができているのには、主にメンタル面7割、時間管理のテクニック3割くらいが関係しています。マジで言わせてもらうと、大事なのは気合いです。持ってる時間全てを勉強とか作業に充てれば、誰でも結果が出ます。
みなさんが気になるのは時間管理のコツ(計画の立て方、実行の仕方)だと思うのですが、そんなものは小手先の技術で、本質的にはほとんどの部分を気合いでカバーできます。
というわけで、(私もまだまだの身ではありますが)今回は色々なタスクをこなしながら成果を出すためのタイムマネジメント方法のうち、主にメンタル面について思っていることを語ろうと思います。
時間管理のテクニックについては別の記事にまとめるので、精神論を聞きたくない人はそちらを見ていただけると良いかと思います。
かなり厳しいことを書いているので、そういう内容が苦手な人はブラウザバック推奨です。その分本音で書いたので、伝わる人にだけ伝わればいいかなと思って書きました。
みんな努力の時間が足りてない
裏で努力してます
まず最初に言わせてもらうと、「タイムマネジメントしたいんですけど、どうしたらいいですか?」とか聞いてくる人の大半は、私からすると努力が足りていません。圧倒的に。
なんか「主席点取れました~🎉」「人工知能オリンピック日本5位でした🎉」みたいな感じでサクサク成果だけ報告しているので、なんもしなくても成果が出る人なんだなみたいな感じに思われた方もいるかもしれません。
ですが、あんまりそういうのを見せびらかしたくなかったので書いていないだけで、裏でメチャクチャ努力してます。
というか、毎日それしかしていません。マレーシアの中だったら誰よりも頑張ってる自信があります。
毎日の生活スケジュール
毎日朝に起きてご飯を食べてから、授業がある時間以外は何かしらの勉強とか作業をしています。それを続けて夜の12時とか1時に寝る。休日も同じ生活で、朝から晩まで何かを頑張る。
そういう感じなので、ほとんど人と関わる時間がないのです。休日でも友達とどこかに遊びに行ったりとかはほとんどしません。
ただ、そういう相談をしてくる人は大体、休日や平日の空き時間にYouTubeを見ていたり、カフェ巡りをしていたり、飲み会に行っていたりしています(批判する意図はありません)。そういう時間を活用して努力できるかどうかです。
実際、そういう人と私だと、純粋に努力という面だけで言えばかけている時間に2倍とかそれ以上の差が出てくるわけです。そりゃ当然、アウトプットの量とか成果も目に見えて変わってきます。

タイムマネジメントの意味
そもそも「タイムマネジメント」って、色々やることがある中で限られた時間をやりくりする必要がある人が使う言葉だと思うんですよね。
だから、まず自分の暇な時間を全部一旦勉強とかに充ててみてください。
そういう自由な時間がある人は、そもそもマネジメントとかそういう問題じゃないです。持てる時間を全て使った上で成果が出ない時に、初めてやり方とかを工夫すればいいんです。

他の主席の例を見てみよう
要するに脳筋プレイで頑張っていれば大体成果は出る、ということです。そもそもの努力量が違うから。
ただ、他の人の主張も考えてみるとあながち間違ったことは言ってないと思ってて。
まず河野玄斗のよくイジられてる動画。「勉強してください」を連呼していますが、結局これなんですよね。勉強法云々とかよりも先に、まず勉強を極限までしてみて、それで後からやり方は変えればいい。
あとは早稲田大学主席のブレイクスルー佐々木。
この人も結局気合いで何とかなるって言ってます。メチャクチャ努力人です。
完璧主義になれ
次に、完璧主義になることです。
よく私の大学なんかだと「大学の課題終わったから頑張った~」とか言ってる人がいるんですが、そういう最低限のことをやっただけで頑張った扱いにしているのは、正直努力の閾値が低いです。
私は毎回の課題では、評価ルーブリックを隅から隅まで読んで、事前に先生からもアドバイスをもらい、「これで満点もらえるだろ」と思うクオリティに仕上げてから出します。
テストでも、多少問題が難しくなっても満点を取れるように、何周も何周もテキストを復習しています。
それくらいやらないとダメです。逆を言えば、周りはそんなことをしていないから、私が主席点に到達することができたわけです。
もちろん厳密にはケアレスミスとかをするので満点は難しいわけですが、気持ちだけでも満点を取ってやるぞ!という気概でなければいけません。そういうところで根性を出せるかどうかの積み重ねはデカいです。
そんなことしてて人生楽しいの?
よく言われるのが、「そんな生活してて楽しいんですか?」ということ。
確かに、普通に考えて毎日引きこもってパソコンとにらめっこしているのは人間として不健全というか。ここまでの話を読んで「なんだこの根暗ガリ勉は」と思った人もいるかもしれません。
でも、私にとってはそれが楽しいからいいんです。何か人と出かけるのを、遊ぶのを、娯楽を我慢して努力しているとかじゃないです。
- 好奇心を満たせるのが楽しい
- 頑張った分だけ成果が目に見えるので楽しい
- 知識があると、色んな日常生活の現象に発見があって、冒険になるので楽しい
正直、勉強とか作業をする時に、努力しているっていう感覚はありません。あくまでゲームでレベル上げをして遊んでる感覚。
この感覚は世間一般とは若干ズレていることは自覚しているので、別にこれを他の人に押し付けようとは思いません。
ですが、もしあなたが勉強とか資格試験とか課外活動で成果を出したいと思っているのであれば、つべこべ言わずに努力するしかないと思います。
ただ、「引きこもってばかりでいいのか」というのも正論の事実だと思います。別に他の人と遊ぶとかは留学生の経験として必要なことだとは思うし、それも楽しいことだと思います。
なのでそういう人たちを否定したり、どっちのほうが偉い・素晴らしいとかは言うつもりはありません。あくまで努力することが大切、という主張の引き合いとして使っているだけです。

勉強は才能?
最後に、そもそも勉強とかは才能なのか?という話をしようと思います。
結論、確かに才能は関係あるけど、我々一般人が目指すレベルまでなら努力で到達できるので関係ない、というのが私の見解です。
Rayは地頭がいい?
そもそも問題、まずRayは自頭が良いのかという点について。
正直、アホではないというか、クラスの平均よりは勉強とかできたかな、という感覚は持っています。ですが、特に天才タイプなのかと言われるとそうではない気がします。私としては後天的に努力して色々できるようになった自覚があります。
個人的には
- 中学受験で名門校と言われるような学校の算数の問題(ひらめき要素が大きい気がする)が全然解けなかった
- 中3まではダメダメだったが、後天的に努力して努力や勉強のコツを掴んで伸びていった
- 遺伝子検査でも能力的には普通と出た
ために、特段頭がいいタイプだとは思っていません。
遺伝子検査の結果というのはこちらなのですが、多くの能力が平均的で、たまに速いものや遅いものがある、という感じなのが見て取れると思います。

ちなみに、「情報処理速度 -Digit symbol (DS)-」という項目が高いとIQテストで数値が高く出る傾向があるそうです。
確かにMENSAの入会テストには合格できたのでIQは高いのかもしれないなと思いましたが、この結果を見るにそこの見せかけの能力値だけで合格したようなものな気がするので、やはりこれも関係ないと思います。
このセクションで言いたかったのは、私はあくまで努力で後天的に頑張れるようになった(天才ではない)ので、他の多くの人もこのメンタル論を当てはめて実践すれば良いということです。


勉強は、確かに才能ゲー
話を戻すと、確かに勉強の才能とか地頭という概念はあると思います。
だって、
- 生まれつきのルックスや身長
- 運動神経
- 実家の太さ
- アルコールに対する強さ
とかの、割と多くのものが遺伝で決まっていると言われている世の中なので、当然勉強にも向き不向きがあるはずです。逆にないとおかしいし、現実同じ勉強をやらせても特定のタスクをできる人とできない人がいます。
なので、きれいごと抜きにそういう才能はあると思います。
でも、一般人の目標に才能はいらない
ですが、そういう才能はなくても、努力でカバーすることはできるはず。
確かに、ハーバード大学で主席になるとか、東京大学の理科三類に合格するとか、そういう次元になると才能も関係してくるかもしれません。
ですが、我々一般人からすると、上位10%とか5%とかに入れればそれで十分勝ち組。別に世界を取ろうとかは思っていなくて、それくらいで十分、という人が多いのではないでしょうか。
これは一クラスに40人とかがいたとして、そこで1番とか2番とかになればいい、というレベル。これなら、努力で何とかなりそうな気はしませんか?
私も別に地頭が良かったわけじゃないけれど、毎日高校時代からコツコツ他の人以上に頑張っていたら、課外活動でも勉強でも成果が出てきた。だから、やっぱり大事なのは気合いだと思います。
前のセクションで書いたように「勉強とか作業をすることが楽しい」と感じられること自体は、確かに私の才能かもしれません。
ですが、今日から昨日の自分よりも長く椅子に座って頑張ることは誰だって気合いでできるはず。それをちょっとずつ伸ばして毎日頑張れるようになればいいんです。というか、地頭は変えられない分、努力でアウトプットを最大化するしかない。
終わりに
というわけで、少し厳しいことを書いてしまいましたが、言いたかったことはこんな感じ。
- 基本的にみんな努力の時間が足りていない
- やるなら完璧にやるくらいの気合いで頑張る
- 一般人レベルの目標に才能は関係ないので、気合いが大事
結局は気合いだと思います。
時間管理のテクニックについては別の記事にまとめるので、知りたいのはそういう精神論じゃないんだよ!という人はそちらを見ていただけると良いかと思います。
ですが、7割くらいの割合で大事なのは今回の話だと思うので、何かを頑張りたい人や結果を出したい人は参考にしてもらえると嬉しいです。私もまだまだなのでこれから頑張ろうと思います。