今回は去年(2024年)の時期に出願した大学の結果が出揃ったので、そちらをまとめてみようと思います。また、私が浪人しようか迷った理由についても書きました。
実質で言うと一浪というか、仮面浪人みたいな形での受験になります。主に高校の成績とMUFYの成績を用いて出願したので、参考になる人には参考になると思います。
なんで仮面浪人しようと思ったの?
仮面浪人というか、モナッシュ大学のファウンデーションコース(MUFY)に在籍している際に、このままモナッシュ大学に進学してよいのか踏ん切りがつかなかったので、一応選択肢を広げるために他の大学にも出願しておくことにしました。
結局、一番条件が良かったりするのがモナッシュ大学なのではないかと思ってそのままモナッシュ大学に進学することにしました。
マレーシア留学をしてみたけれど…
なんで仮面浪人をしようと思ったのかについて説明します。
度々「現役時代は東京大学の推薦入試を第一志望にしていて、第二志望がマレーシアの大学だった」と書いているので、よく勘違いされがちなんですが、別に東大に特に未練があったわけではないんですよね。そっちは本気でやって手ごたえがあったのに不合格だったということで、多分縁がなかっただけなんだろうと自分の中で解釈ができているので。

ただ、それと同時に
- もうちょっとチャレンジしてみてもいいんじゃない?
- 高校の成績とか課外活動の実績を何も使っていないの、もったいなくない?
- マレーシア留学のレベル、あんまり高くなくない?
- もうちょっといい大学に行ったほうがいいんじゃない?
という疑念が自分の中に出てきてしまいました。
まず、東大推薦自体は縁がなかったということでやり切れたので後悔はしていないんですが、それによる多忙を言い訳にして他の国の大学受験と両立ができませんでした。
もしチャレンジしていたらもっといい大学に受かっていたかもしれないと思うと、学歴そのものではなくチャレンジしなかった自分自身がコンプレックスになりました。財団の奨学金とかもやってる余裕なかったし。
それに、高校の成績が3年間オール5で、かつ全国レベルでの課外活動の実績がいくつもあったので、ほぼ誰でも入学できるマレーシアの大学(高校の成績を出すだけ。しかも基準も緩い)に進学するのが若干もったいないんじゃないかという気持ちが出てきました。
他の人の例を見る限り、(やってもないのに言うなっていう話ですが)SATとかをちょと頑張ればアメリカの名門大学にも行けるんじゃないかという気がしていたんですよね。
また、マレーシア留学の学習環境のレベルが思ったより低かったこともショックでした。これは今でも思っていることではあるんですが、最近は大学以外の時間で自分が成長すればいいだけだなと思ったのであまり気にしないようになりました。というか、それを言い訳にしてちゃダメだなって👇

あと、正直もうちょっといい大学に行きたいなという思いもありました。
世界ランキングが高い大学(50位以内とか)を卒業していると就労ビザが貰いやすくなる国もあります。モナッシュ大学ももちろん名門大学なんですが、順位がその時はQSで42位(それ以外のランキングだと若干下がる)。
また、私の専攻したいコンピュータサイエンスだと、大学自体のランキングよりも下がります(オーストラリアの大学そのものがCSにあまり強くないっぽい)。
就職の際に大学自体なのかそれとも科目別のランキングを見られるのかは知りませんが、この頃は自分に自信がなかったのもあって、漠然とですが念のために学歴はもう少し高い方が良いのではないかと思っていました。
仮面浪人は諦めた
ただマレーシアに渡航した際には既に7月になっており、そこから生活に適応した頃からSATとかエッセーの対策を始めても間に合うわけがないので、若干各国の名門大学への進学は諦めつつあったのも事実です。なんならその頃から現実逃避でTwitterとかnote始めてたりするし。
というわけで、このままモナッシュ大学に進学していいのかという気持ちもありつつ、かといって具体的な将来のプランが決まっていたわけでもない、というままMUFYの1学期目が終わることになりました。
そのため、とりあえず出願できるところにだけ出願しておいて、後で気分が変わっても大丈夫なように、進学先の選択肢だけ広く確保しておこうと思いました。
というわけで、いわゆるガッツリ仮面浪人をしたというわけでもありません。というか、その頃には本格的に仮面浪人をするほどのモチベがなかったというか、そういう部分で足踏みをしているよりももっと早く先の勉強をしてみたいという気持ちのほうが大きくなっていた、というのが正直なところです。
現役時の受験結果
一応現役時の結果だけ出しておきます。
- 東京大学 学校推薦型選抜(工学部):不合格
- 共通テスト:5-7理系、約81%
- Sunway College (MUFY):合格
- The University of Nottingham (Malaysia):合格
- Universiti Malaya:不合格
日本の大学でいうと、東京大学だけ推薦入試で受けました。共通テストはそのために必要だったので受けました。
成績的には他の大学も受けてみても良かった気がしますが、どちらにしろ東大に落ちたらマレーシアに行こうと思っていたので受けませんでした。というか、あんまり興味がある研究室がありませんでした。
本命のMUFY以外のマレーシアの大学も試しにいくつか受けてみました。ノッティンガム大学には合格することができましたが、マラヤ大学はrollingを食らったみたいで不合格でした。やっぱマレーシアの東大と言われているだけあって難しいですね…
2024年の合否一覧
合否一覧とはいっても、出願したところは全部合格したので、国ごとの大学名と簡単な説明だけしておきます。
基本的には
- 高校の成績:GPA4.0
- MUFYの成績:総合90%程度。ただし出願時に用いたのは1学期目の分の成績のみ
- IELTS:overall 6.0
を使って出願しました。時期的には2024年の3月頃にまとめて出願したものが多いです。条件としては、
- 時期的に出願が間に合いそうなところ
- 自分の持っているスコアでも条件付合格を出してくれそうなところ
- あまり出願料が高くないところ
を主に選びました。基本的にはどの大学もコンピュータサイエンス系の学部に出願しました。
ステータスは
・C:Conditional offer(主にMUFYの2学期目の分を提出してねーという条件付き合格のお知らせ)
・U:Unconditional offer(普通の合格)
の意味です。
オーストラリア
オーストラリア国立大学とシドニー大学に合格できたのがちょっと嬉しかったです。出願料高かったけど。
Curtin Universityにも出願したんですが、なぜか結果が来なかった(ポータルサイトにログインできなくなった)ので、こちらは面倒になってしまい、まあいいかと思って諦めました。
大学名 | 出願日 | 合格通知日 | ステータス | 出願料 |
---|---|---|---|---|
The Australian National University | 3/11 | 4/3 | C | AUD110 |
The University of Sydney | 3/11 | 3/26 | C | AUD150 |
RMIT University | 3/16 | 7/4 | U | Free |
La Trobe University | 3/17 | 3/21 | C | Free |
Swinburne University of Technology | 3/17 | 3/22 | U | Free |
University of Tasmania | 3/17 | 3/19 | U | Free |
ニュージーランド
ニュージーランドの大学はどこも出願料無料でMUFYのスコアがそのまま使えたのでスムーズでした。
University of Aucklandにも出願したんですが、認証されていないパスポート(役場に行くのが面倒だった)のコピーだと受け付けてくれないとかだったので諦めました。University of Otagoは奨学金のオファーをくれました。
大学名 | 出願日 | 合格通知日 | ステータス | 出願料 |
---|---|---|---|---|
University of Otago | 3/12 | 7/23 | U | Free |
Auckland University of Technology | 3/12 | 7/30 | U | Free |
University of Canterbury | 3/12 | 3/19 | C | Free |
Victoria University of Wellington | 3/12 | 8/6 | C | Free |
University of Waikato | 3/12 | 3/21 | U | Free |
Massey University | 3/12 | 3/16 | U | Free |
Lincoln University | 7/3 | NA | C | Free |
マレーシア
マレーシアの大学も一応出願してみました。マレーシアサインズ大学だけ二次面接があったので結果が出るのが遅くなってます。
ちなみに、サンウェイ大学に出願したらモナッシュ大学に出願するときにビザの関係でトラブルになったので、サンウェイカレッジの学生の場合はどちらか一方のみに出願しておく方がいいと思います。
大学名 | 出願日 | 合格通知日 | ステータス | 出願料 |
---|---|---|---|---|
Sunway University | 3/16 | NA | C | RM700 |
Universiti Sains Malaysia | 3/16 | 7/17 | U | RM100 |
Multimedia University (MMU) | 3/16 | 3/19 | U | Free |

その他の国
その他の国も時期的に出せるところは出しておきました。中国の大学は奨学金ももらえました。
国名 | 大学名 | 出願日 | 合格通知日 | ステータス | 出願料 |
---|---|---|---|---|---|
カナダ | Mount Allison University | 3/16 | 4/1 | U | USD50 |
中国 | Xi’an Jiaotong-Liverpool University | 3/17 | 3/21 | C | Free |
アイルランド | Technological University Dublin | 3/17 | 3/20 | C | Free |
スウェーデン | Stockholm University | 3/16 | 7/11 | C | DKK900 |
他に考えていた大学
他にはこんな大学に出願しようか、などと考えていました。環境的に面白そうだったのと、出願条件が割と緩かったところを選びました。結局出願はしませんでしたが。
ハンガリー
- University of Szeged
チェコ
- Masaryk University
- Czech Technical University in Prague
- Charles University
アイルランド
- University College Dublin
- University College Cork
- University of Limerick
- Maynooth University
あとはオーストラリアの出願料無料のところ。こちらは特に受かっても行くつもりはありませんでしたが、一応出願料が無料とのことで出願を検討してはいました。参考までに載せておきます。
- James Cook University
- University of Canberra
- Bond University
- University of South Australia
- Western Sydney University
- University of Southern Queensland
終わりに
という感じで、合否結果一覧をまとめてみました。
今思えば精神的にムチャクチャなことをやっているというか、結局マレーシアが最適解だったのかなという気もします。そういうわけで、普通にそのままモナッシュ大学に進学することにしました。
というか、今では別に大学はどこでもいいなと思っています。結局大学以外の時間で成長していることのほうが多いし、自分の中での学歴は自信がないが故の保身でしかないないなと考えるようになったからです。。
もしかしたらMUFYを使って出願をしようという人もいるかもしれないので、こちらの記事が参考になれば幸いです。