【情報まとめ】東京大学が新学部「UTokyo College of Design」を2027年に設立!入試は難しい?授業は英語?

  • URLをコピーしました!

2027年、東京大学は新たに「UTokyo College of Design」を設立することを発表しました。

この学部ではデザインを中心に、科学や技術、社会問題を学際的に結びつける革新的な教育が提供される予定で、

  • 5年間の一貫教育(学部4年+大学院修士1年)
  • オールイングリッシュの授業
  • 秋入学
  • 外国人学部長の設置

などなど、今までの東大の教育とは全く違ったものになっているようです。今回は、そちらの新学部「UTokyo College of Design」についての最新情報をまとめました。

スポンサーリンク
目次

なぜ新学部を設立!?

東京大学は長年にわたり、世界的な研究機関として名を馳せていますが、グローバル化の進展とともに、さらなる教育の革新が求められてきました。UTokyo College of Designは、従来の枠組みにとらわれない新たな学問領域を開拓し、国際的な競争力を高めることを目的に設立されるようです。

これは1958年の薬学部設立以来約70年ぶりとなる学部新設であり、社会が直面する複雑な課題に対して、より実践的で革新的な教育アプローチを提供するという東京大学の挑戦の一環といえます。この新しい学部の設立は、単なる学問の枠を超えて、世界的な教育競争を勝ち抜くための重要な一歩となることでしょう。

新学部「UTokyo College of Design」の概要

東京大学が2027年9月に設立予定の「UTokyo College of Design」は、将来的に世界をリードするデザインとテクノロジー、そして社会問題解決を担う人材を育成するための学部です。この学部の設立は、東京大学の教育の新たな一歩として位置づけられています。

こちらは5年制の学士・修士課程を統合した文理融合のプログラムとなっていることが特徴です。入学時期は秋(9月)となります。定員は100名程度で、半分ほどが海外からの学生となるようで、1年次は全寮制なのだとか。

Ray

海外をかなり意識した構成になっているみたいです。

学士4年と修士2年からなる教育プログラムで、成績優秀者は修士課程の早期修了制度を活用して5年で修了可能。

また、世界中からトップレベルの教員が集められ、授業は全て英語で実施されるようです。

教育カリキュラムについて

この学部では、気候変動、高齢化、デジタルトランスフォーメーションといった複雑な社会問題に取り組むために、多様な分野の学術的知識をデザインのアプローチを用いて統合することを目指しています。

カリキュラムは、人文科学、社会科学、自然科学、工学などの分野が統合されており、伝統的な学問分野の壁を意図的に取り払い、真に学際的な学習環境を醸成するように構成されています。

それぞれの学年では以下のような内容を学ぶそうです。

  • 1年次:学際的基礎(Interdisciplinary Foundations – IF)
    • 大学全体の基礎科目を受講し、東京大学の幅広い分野の知識を紹介。
    • 8トラックデザインシリーズ:8つのワークショップを通じて、デザインの基礎的な方法とスキルを学ぶ。
  • 2年次:学際的視点(Interdisciplinary Perspectives – IP)
    • 5つの学際的カテゴリー内の多様な学問分野にわたる選択科目(最大100科目)を選択。
    • チェンジメーカープロジェクト:社会問題に焦点を当てたデザインプロジェクトで、高度な方法とスキルを習得。
    • ビューポイントシリーズ:社会問題とデザインに関する内部セミナー。
  • 3年次: 2年次からの続き。
  • 4年次:オフキャンパス体験(Off Campus Experience)
    • インターンシップ、交換留学プログラム、フィールドトリップ、または同様の体験を少なくとも1学期間行う。
    • 学際的視点のモジュールを継続して受講。
    • キャップストーングループプロジェクト:チームで協力してデザインプロジェクトを実行。
    • デザインオープンシリーズ:学内外のスピーカーによる任意のセミナーで、東京大学の学生に公開。
  • 5年次以降:
    • キャップストーンソロプロジェクト:学生が独自にプロジェクト概要を定義し、卒業展示会で発表します。

入試方法について

UTokyo College of Designの入学試験は、国際的な視野を持つ学生を対象にした内容になります。

詳細情報は公式からはまだ発表されていないようですが、従来のような筆記試験というよりは、書類面接などで総合的に判断する方式になるそうです。
ですが、英語で授業を行うことや海外からの学生を多く受け入れることが発表されているため、英語力が重要な要素となることは間違いなさそうです。現在のアメリカの名門大学のように課外活動などが要求される可能性も考えられます。

入試難易度についてはまだ流れが読めませんが、グローバル化が進んで海外大学を目指す人も増えている中で東大がこのような学部を発表するとなれば、こちらを志望する人も多いのではないかと予想されます。腐っても東大卒の肩書が手に入るわけなので、直接海外大学に進学するよりはリスクを背負わずに済みます。

定員が100名(そのうち日本人は50名程度)とかなり少ないことも考えると、倍率は高くなるのではないかと予想されます。

スポンサーリンク

まとめ

UTokyo College of Designの設立により、東京大学はさらに国際的な教育機関としての地位を確立し、世界中から優秀な学生を集めることができるでしょう。また、日本国内外での教育改革にも大きな影響を与えることが期待されます。

新学部では、海外の大学や研究機関との連携が強化される予定で、日本の教育と社会に新しい風を吹き込むことが期待されます。面白そうな学部なので、個人的にはめちゃくちゃ興味があります。また続報があれば追記します。

スポンサーリンク

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらSNSでシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次