最近、マレーシア留学を通して(というか大学に入学してみて)意外と世界ランクとか大学名はそんなに気にしなくてもいいんじゃないかな~と思い始めてきたので、それについて書いてみます。
なぜ私がモナッシュ大学に進学したか
海外大学を目指すにあたって、世界ランクや大学名を重視しているという中高生は多いと思います。Twitterだったり52Hzの内部を見ていても、特に理由はないのになんとなくでアイビーリーグの大学生を目指している人が多いです(別にそれ自体を批判するつもりはないです)。
実際に自分もそういう高校生だったので、世界37位と世界ランク上位でありながら学費が安くてコスパいいじゃん!ということで、モナッシュ大学のマレーシア校に進学しました。
当時は、私の中で一番海外大学で重視していたのが世界ランクだったのです。
中途半端と言うと語弊がありますが、よーわからん名の知れていない海外大学を卒業するくらいだったら、日本のいい大学に進学したほうが、主に就職活動の面で人生幸せになれるんじゃないか、と考えたからです。
親はそこまで気にしなくてもいいんじゃない?という態度ではありましたが、高校生の時は学歴は高ければ高いほどいいと言って聞かなかったクソガキだったので、今の進路になりました。
でも、今考えてみれば、当時は社会で戦う誇れるスキルだったり、自分自身に自信がないから故の、ネームバリューで保身をしようとしていた行動だったんじゃないかと思えてきました。
大学名よりも大事なこと
ただ、大学に入ってから色々な活動を引き続きやってみたり自分の力で少しずつお金も稼げるようになって、自分なら別にそんな肩書は無くても生きてはいけるだろうと思いました。
しかも、そもそも手に職系のエンジニアとして大事なのはそんな大学名よりもGitHubがちゃんとしてていいコードを書けるか、とかそっちのほうです。
もちろん大学名が重視される業界もあるとは思いますが、エンジニアなどの手に職系だと、意外とそれ以外の要素でどうにかなるイメージがあります。もちろん良い大学卒でかつコーディング力も優れていればそれに越したことはないんですけどね。
そもそも世界ランクというのはQSとかTHEとかの会社が勝手に決めた指標の中での話で、それ以上でもそれ以下でもありません。会社の気まぐれで大幅に順位が変動しますし、別の指標で見てみるとランクが大幅に変わることや、特定の学部学科だけレベルが異常に高い、なんてことも大いにあるので、気にするだけ仕方がないと思います。
例えば、マレーシアのモナッシュ大学やテイラーズ大学は日本のほとんどの大学よりもランクだけ見たら上位に位置していますが、そこにいる学生たちはぶっちゃけ優秀かと言われるとちょっと疑問です(これはマレーシアの大学受験と留学のハードルが低いため、学生の質が伴っていないというのが原因だと思います)。
賛否あるとは思いますが、個人的には勉強は自習とかで能動的に学んだり問題を解いてるときに一番賢くなると思っているので、世界ランク上位の大学に進学する=学習環境が良いというメリットを享受できるとはいっても、意外と授業そのものは大して重要度は高くないんじゃないかとも思います。
むしろ、大学院でいい所にいけるなら緩い大学でGPAを高くするとか、空いた時間で自分で課外活動やったり色々コード書いてたりしたほうが、長期的な視点で見たらいいエンジニアになれて年収も高くなるんじゃないかと思います。
もちろん世界ランク上位の大学に行けば、周りの友達から刺激をもらえる、勉強を頑張っていても浮かない、などの副次的な恩恵は受けられるかもしれません。
が、別のその辺りはネットのコミュニティをいい感じに使えば何とかなるだろうと思っているので、私的にはあまり問題だとは思いません。
学歴とそのトレードオフ
と、ここまで書いてみましたが、もちろん学歴はあるに越したことはありません。ちゃんとそこは緊急時のリスクヘッジとしても機能するでしょうし、高校生の時の私の選択は間違っていなかっただろうなとも思います。イギリスなんかだと、名門大学を卒業していると就労ビザが下りやすく成ったり、なんて話も聞きますし。
ただそれと同時に名門大学に行けば行くほど、基本的には忙しさが増したり学費が高くなる、GPAが取りづらくなる、などの傾向があるだろうと思われるため、トレードオフも発生します。その辺りを考慮して、視野を広げて進路選択ができると良いでしょう。
まだ就活をしてないのでその時になったら考えも変わるかもしれませんが、私は最近そういった理由であんまり学歴には固執しなくてもいいんじゃね?と思っています。
今受験期でその部分で悩んでいる高校生も多いかと思いますが、人生なんとなかるので、あんまり気張らなくてもいいんじゃないかなーというのが今の私の意見です。高校生の自分がいたら多分そういうアドバイスをしてると思います。
という、思ったことをつぶやいてみる独り言でした。