【理系×IB】私が文理選択で大切にしたことと、大学選び【国際バカロレア】

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文理選択は高1でする最も重要な選択の一つです。文理選択自体は間違えてしまったとしても、最悪独学で文転・理転して大学受験はできるのですが、どうせなら普段の授業と進路がリンクしているほうがいいですよね。

今回は、高校を卒業した今だからこそ思う、文理選択を行う上で大事なポイントをいくつか振り返りがてら書いてみようと思います。
私は日本の大学の一般入試志望→海外大学志望→東大推薦受験→結局海外大学に進学、という訳分からん進路選択をしているので、ある意味人生的に参考になるかもしれません。

Ray

ちなみに母校は「二年次から三年次に進級する際に文転・理転はできません!」と言われていましたが、先生に駄々をこねるとコースを変えられるという不思議な所があって、独学で数Ⅲやって理転してきた猛者もいました笑。

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目次

文理選択で一番大事なこと

一番大事なことは、文理選択は自分の得意不得意だけではなく、やりたいことベースで決めるべきということです。
「数学ができないから文系」のような消極的な理由ではなく「○○がしたいから文系・理系!」というポジティブな理由を胸を張って言えるようにしましょう。

高1だと苦手な科目があるかもしれませんが、自分が将来○○になりたい!という気持ちがあれば学力的な面は後々努力で解決することができると思います。

逆に、「やってて楽しくないけど文系科目が得意だから文系」みたいな選択の仕方だと、後で諸々のモチベが低下する原因にもなります。大学受験は仮に乗り切れたとしても、大学で4年間興味のないことを勉強するのは苦痛だと思います。

納得のいく進路選択のために

自分の興味のある学問を見つけよう

そのためには、自分の進みたい方向性を定めておく必要があります。
ぼんやりと私は文系かな~などとは思っていると思いますが、高1の頃に具体的になりたい職業や行きたい学部、大学まで言えるようになるとよいです。

高1の皆さんには勉強を頑張りながら息抜きの時間に好きなことを見つけ、自分がどの分野に興味があるのか明確にしておいてほしいです。その上で、具体的に進みたい進路の職業体験的なことをしてみましょう。具体的には、スキマ時間に本を読んだりYouTubeを見て、まずは自分が興味のある学問の分野を見つけてみようということです。

適性も見ておこう

そしてただ興味があるかどうかだけでなく、実際に自分が将来就きたい職業について適性があるのかどうかも見ておきましょう。

例えば、医療に何も携わったこともないのにイメージで「医学部に行って人を救いたい!」などと言っている高校生は多いと思います。ただ、その職業に関する経験もなしにそういう判断をすると、入学後に学問とのミスマッチが起こる可能性があって少し危険です。
同様に、年収ベースで見て法律に興味がないのに弁護士がいい!などと言うのも、学習上精神的な苦痛が発生する可能性があります。

そのため、何かしらのアクションを起こして、適性をチェックしておく必要があります。
例えばコンピュータサイエンスに興味があるのであれば、プログラミングをしてみたりパソコンを改造してみるなどして、イメージだけでなく実際に自分がその分野に向いているのか、やっていて楽しいのかをチェックしてみようということです。

適性があるのかを見ておくのも意外と大事で、頭の中では自分は看護師さんになりたいと思っていたけど実は人と関わるのが嫌いだった!みたいな発見もあるかもしれません。
オープンキャンパスに行ったり体験授業を受けてみたり、あとは関連しそうな職種のアルバイトなんかもやってみると一番いいと思います。

高1と高2の間に具体的にやっておけば良かったと思っていることはこちらの記事に詳しく書いてあります。

進路が変わることも、あるある

しかし、高1と高3では進路も変わることが多いと思うので、「自分には○○の道しかない!」と思い込むのはやめましょう。高1の段階で具体的な方向性を定めろと言っておきながら矛盾しているようですが、意外と3年間勉強を続けていると夢や行きたい大学が変わることは多々あります

実際、私も最初は日本の大学に一般入試で行こうかな~と考えていましたが、高2で志望校が変わってカナダの大学に興味を持ち、高3でまた考えが変わって東京大学の推薦入試を受けたりマレーシアの大学を受験したりしました。
結局マレーシアの大学でコンピュータサイエンスを勉強することにしたわけですが、高1の頃は薬学部に興味がありました。

高1ではまさか自分がこんな進路になるなんて思ってもいませんでしたし、こういう感じで進路が大幅に変わる友達も高校でよく見かけました。
なので、具体的な進路は意識しつつも、それが変わる可能性があることも念頭に置いておきましょう。高校3年間ですらこれなので、もっと自由の幅が広がる大学生活を送っている中で考えが変わることもあると思います。

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IBを捨てて理系に進んだ話

私は地方の公立IB校出身を自称していますが、実は普通科の理系コースを選びました。

もともと理系に進みたいとは考えていて、最初は給料が高そうな薬剤師に興味がありました。しかし、化学の本を読んでみたり職業説明会みたいなものに実際に参加してみると、意外と面白くなさそうだなと感じました。
そして、それと同時にコンピュータサイエンス(データサイエンス)にも興味がありました。人工知能の記事などを読んでいるととてもワクワクしましたし、物理や数学を勉強していて楽しいなと感じていました。

その思いがきっかけで理系を選択しました。高2ではPythonの勉強を始めてプログラミングにも触れてみましたが、自分でも思ったよりも上達が早かったのと楽しかったので、割とこの進路を選んだのは正解だったのではないかと思います。

といっても順風満帆にこの進路になったわけではなく、ちょっとした事件もありました。

私の高校は国際バカロレア(IB)という教育カリキュラムも履修できる学校で、これ目的でこの高校への進学を決めました。そこ頃海外大学にも興味があったので、本当はこちらのコースに進みたかったです。

ですが、開講科目をよく調べていなかったので、理系IBを選択してしまうと志望校に進学できなくなってしまうということに気づきました。文系は選択科目が豊富ですが理系は開講科目に制限があって、物理などが履修できないためIB入試の枠に引っかからないのです。

文系に行けば国際バカロレアは履修できたのですが、自分の夢を捨ててまでやりたいとは思わなかったので、IBは諦めて普通の理系コースに進むことにしました。
結局IBは単科履修で英語数学だけやって、それ以外の科目は一般の理系に混ざって授業を受けていました。

もしこれを見ている中学生の方がいれば、偏差値や校風だけでなく高校のカリキュラムや開講科目についてもよく調べておきましょう。課題の量や学校の悪い所も先輩から生の声で聴いておくとなお良しです。
私は高校の開講科目をよく調べていなかったために、ワンチャン行きたい大学に行けなくなるところでした。

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終わりに

今回は文理選択で大事だなと思ったことを書いてみました。といいつつ、大学に入ったばかりなので自分としてもこの選択で良かったのかはまだ分かりません。
でもやっぱり、給料とか社会的地位で選ぶのではなく、自分がやってて楽しいと思える学問の分野に進むのが一番なのではないかと思います。

余談ですが、不思議なことになぜか母校では学力上位層(学年トップ10とか)は全員理系でした。人数的には理系文系の人数は理系が少々多いくらいで、男女比率はどちらも同程度でした。リケジョが多い(ほぼ看護学部行ったけど)のは珍しい気もしますが、他の高校ではどうなんでしょう?

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