もうモナッシュ大学のオリエンテーションは始まっているんですが、実はまだ学生ビザが正式に下りていません。その関係でいくつか不都合を被っていてキレている(というか泣きそう)ので、今日はその話をしようと思います。
留学中のトラブルでもありますので、学生ビザ事情について気になる人は見てみてください。
学生ビザはどうやって承認される?
まず、私のように大学のファウンデーションコースから学部課程に進む学生は
- ファウンデーションの成績が出た後に大学から合格通知をもらう
- ファウンデーションコースの学生ビザをキャンセルする
- 学部課程のためのビザを申し込む
- そちらが承認されて晴れてビザが下りる(4~6週間後にパスポートが戻ってくる)
という流れになります。詳しい学生ビザの更新の流れについては別の記事で解説していますのでそちらを見てみてください。
ここで、私の場合は3番のステップまでは順調に行きました。サンウェイカレッジから戻ってきたパスポートや写真その他諸々の必要書類をモナッシュ大学の窓口に、周りの日本人と同じようにできる限り早く渡しました。この段階ではEMGSという学生ビザ申請フォームのステータスは35%となっていました。
で、普通の学生であればオリエンテーションが始まる一週間前とか数日前にはこれが70%になっているはずなんですが、私の場合は一向に35%から動かず。なんなら先ほどの写真自体かなり前に撮影してブログで使ったものです。
学生ビザ、下りんやないかい!
私一人だけ時間割が無い
で、これが70%にならないとどうまずいのかというと、履修登録などの大学生活のスタートが切れないからです。とりあえずオリエンテーションの段階で100%になっている必要はありません。
まず70%になるとVALと呼ばれるものが先ほどの画面からダウンロードできるようになります。そして、そちらに書かれた番号を持って健康診断(Medical check)に向かい、そちらで問題が無ければ学生ビザが晴れて下りるのです。
そして、モナッシュ大学の場合はWESと呼ばれる学内サイトから履修登録を行うのですが、健康診断が終わった後(6時間後とか聞いた)じゃないとその登録ができません。あとは学生証の申請だったりもできません。
- 留学生以外はオリエンテーションの数日前から履修登録を行っているため、自由に時間割が取れない
- 普通に不安すぎて精神衛生上良くない
という弊害があるわけですね。もう聞いたところだとCS学部の授業はほとんど埋まっているそうで、一学期目は空いているところに入れてもらうしかなさそうです。選択科目も3つほどあるようですが、諦めるしかなさそう…🥲
ちなみに、健康診断は大学指定のクリニックにこれらの書類を持っていきます(こちらに指示があります)
- Your original passport
- TWO (2) copies of your passport data page and entry stamp page
- Health Examination Report for International StudentsThis is an external link. Opens in a new window
- Consent LetterThis is an external link. Opens in a new window
- Letter of Undertaking
私の学生ビザ申請が遅れている理由
で、なんで周りの日本人や留学生は70%になっているのに自分だけステータスが遅れているのかを見てみました。
EMGSのサイトから申請履歴を見たところ、このようになっていました。
- 7月9日:モナッシュ大学からの書類送付待ち
- 7月12日:EMGSで最終審査
- 7月16日:Immigrationで審査開始
周りの日本人や留学生に片っ端からこちらの履歴を見せてもらったところ、EMGSという機関に到達してからImmigration(移民局)に移行するまでは5日というのはそこまでおかしな数字でもなさそうです。
なので、7月9日までモナッシュ大学が書類をビザ申請の機関送らなかったことが遅れの原因だと分かりました。みんなの履歴を見てみたら、予感通りこの大学から追加書類を送る工程は数日前に完了しているようでした。
ですが、私は他の日本人よりも早く全部の必要書類を出したつもりですし、なんなら自分よりもかなり遅れて書類を出した人のほうが申請が早く進んでいるので焦りました。
しかもEMGSのバーも緑色なので、とりあえず申請には問題が無さそう(黄色、赤は何かしらの問題がある)なので、多分私のせいじゃない。とっとと書類出せっつーのモナッシュ大学。しかも、「なんかあったらメール送るよ」とは言うくせに全然メールも送ってこないからどうしたらいいかも分からない。
というわけで、大学にこちらの件について聞きに行ったところ「う~ん、私たちも色々書類見たりとかあるからさ、EMGSとかに書類出すタイミングも人によるんだよね~」と言われました。うん、やっぱマレーシアダメだ😇
履修登録どうすんの?強制送還?
他の友達の履歴を参照すると、恐らくImmigrationに審査が到達してから3~4日ほどで70%になるそうなので、今週金曜日の19日(この記事を書いている時は水曜日)に70%になればいいかな~という感じです。
ただ、7月15日からオリエンテーションが始まるのに履修登録とかできなくて大丈夫なの?とのことですが、こちらは一応大丈夫です。モナッシュ大学の規約上、最初の授業が始まってから何週間かは履修登録の変更期間になるそうです。その間までに間に合えば入学は一応できるとのこと。
まあそこまで遅れているわけでもないですし、一応審査は問題なく進んでいるっぽいので退学にはならないでしょう(多分)。間に合わなかったら次の10月入学とか2月入学になります。
結局誰が悪者なの?
全員悪くね?
で、この問題は結局誰が悪いんだろうと考えた結果、
- サンウェイカレッジ
- モナッシュ大学
- EMGSとImmigration
の関係機関全員に何かしら問題があるなと思いました。私は言われた通りに最速で条件を満たした書類を出したはずなので、今の所自分には非が無いと思っています。
- サンウェイカレッジ
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まずはファウンデーションコース(MUFY)を開講しているサンウェイカレッジ。モナッシュ大学は7月入学だと言っているのに、6月の中旬に最終試験の結果をリリースするからこうなる。成績が出ないことには学部からの合格が出ないので、全ての諸悪の根源です。
そりゃ1ヵ月しかビザ申請の手続き時間がないんだからこうなりますって。試験自体は5月末に終わるんですから、予算とか人件費の兼ね合いはあるにせよ、もっと早く成績を出してほしいです。
- モナッシュ大学
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ちなみに、このMUFYの先輩の動画を見たり他の人の話を聞く限り、MUFYからモナッシュ大学に進学する際に学生ビザの申請が間に合わず、オリエンテーションの段階でビザが下りない(70%にならず履修登録ができない)学生はそこそこいるようです。
要するに、これは毎年の恒例行事ってことですね。このバカチンが。モナッシュ大学も毎年毎年こうなるって分かってるんだから、入学時期を8月にするとか、もっとサンウェイカレッジと連携するなりしてほしいです。
そして私の書類をなんでとっとと移民局に出さないのか、メールを送らないのかも謎です。そのせいで遅れて履修登録の枠が埋まっていくの、理不尽すぎます。あとそもそもなんで健康診断に行かないと履修登録ができないシステムなのかも謎です。登録だけさせておいて、もしビザが下りなかったら入学を取り消せばいいのに。
まあマレーシアの大学ですし、マイノリティである留学生にだけ配慮するのは難しいでしょうが、グローバルアピールをしているんだから何とかしてほしいものです。
- 移民局関連
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まあこれは事前にどれくらいかかるよ~とは言われていますし、仕方ない面もありますが、移民局ももっと仕事を早くしてほしいです。マレーシアは政府ものんびりなので手続きもテキトーだとは聞きますが、もうちょっとスムーズにビザの手続きをやってくれたらいいのにとは思います。
マレーシアはすごく住みやすいし好きなのですが、こういう所は嫌いなので、生活には向いているけどビジネスとかの自分が不利益を被る面倒なことはこの国でやりたくないなと思います。
サンウェイ/モナッシュの連携をちゃんとしてほしい
というわけで、色んな所に噛みついてみました。
あとは全体的にですが、サンウェイカレッジとモナッシュ大学の間の連携ももっとちゃんとしてほしいです。どちらのInternational Officeに質問をしに行っても「向こうのオフィスに聞きに行って」と言われることが多いです。なんかお互いが別の機関だからって仕事をたらい回しにしている感じがします。
あと、申し訳程度のビザ更新の説明会は開催されるのですが、説明がどっちも分かりづらい。毎年毎年同じような手続きをやるんですから、ゼロから「どの手順でいつまでに何をするのか」をステップ通りにまとめた資料を作ってほしいです。そうしたら困って質問をしに来る留学生も減って仕事も楽になりますし、Win-Winだと思います。
しかもCIMPとかのPre-Universityコースではなく、大学に進学するための専用ファウンデーションコースからの進学なんだから、もうちょっとそのあたりのサポートをしっかりしてくれてもいいのにと思います。
終わりに(アドバイス)
ちょっと説明が長くなってしまいましたが、まあこういう感じで困っているわけです。
あと、「なんか私だけ35%でヤバい」とは書きましたが、正確には今の段階で35%で緑色の日本人が一人、15%で黄色の人が二人います(知り合いを当たった限り)。ただ、十何人も日本人がいる中でその状況なので、まあヤバいことに変わりはないですね。
その15%の友達は二人ともMUFYの出席率が80%ギリギリ(全体だと満たしているけど科目ごとだと8割を切っていたり)だったそうです。
モナッシュ大学曰く、マレーシアの学生ビザは出席率が8割を下回ると取り消されることがあるので、素行不良の生徒なのかどうか審議が入って申請が遅れるようです。ビザ更新も危うくなるので、出席率を狙ってギリギリ8割にしよう、的な小賢しい考えはやめましょう。というか留学も安くない金額払ってますしね。
ここから言えるアドバイスとしてはこんな感じです。
- とりあえず指示された書類は全部最速で出そう
- メールは来ないことがあるので、直接オフィスに突撃して不安は問い合わせよう
- 出席率は8割ギリギリにならないようにしよう
まあ模範的に行動していてもビザの申請がマレーシアの気まぐれで遅れる私のようなケースもあるので、あとはお祈りするしかなさそうです。
正直、今この学生ビザのことが不安すぎて作業に手が付きません(泣きそう)。まあ留学といえばトラブルがつきものなので、これくらいでへこたれているようではまだまだ小心者だぞ、という神からの思し召しなのかもしれません😇