みなさん、マレーシアが日本人にめっちゃ人気の移住先って知ってましたか?実は、一般財団法人ロングステイ財団の調査によると、15年連続で「日本人が住みたい国」ランキング1位なんですよね(2024年4月現在)。
こっちにいると「え?なんでマレーシア留学なの?」と言われるくらいなのに、移住先としてはハワイやタイ、オーストラリアを抑えてのトップってすごいとだと思います。
実際、私もアジアを10か国ほど旅してみましたが、個人的には住みやすさだとかなり上位にランキクインする感じ。将来移住するなら、クアラルンプールとかに住みたいな~とも思います。
というわけで今回は、現役マレーシア留学生の私が、なぜマレーシアが移住先として人気なのかを理由とともに解説してみようと思います。あと、こういう人にはマレーシアが向いてない、という特徴も書きました。

学生目線から「もし自分が将来移住するとしたら」という感じで書いてみたので、ある意味参考になるんじゃないかと思います。
本当にマレーシアに日本人はたくさんいるの?
結論、マレーシアには、実際に多くの日本人が暮らしています。
特に首都クアラルンプールのモントキアラ地区は有名で、日系スーパーやレストラン、日本語対応クリニックなどが充実しています。
2023年時点では、2万人以上の日本人がマレーシアに在住しており、MM2H(マレーシア・マイ・セカンド・ホーム)ビザを取得した日本人も2002〜2018年で4,600人以上にのぼります。国別では中国に次ぐ2番目に多い数字です。
留学的な目線で言えば、マレーシアの中でも、特にサンウェイ大学、モナッシュ大学、テイラーズ大学あたりには多くの日本人が在籍しています。その関係で、特に学生寮なんかだと日本語だけで生活が成り立ってしまうくらいでした。
それに加え、駐在員や教育移住でマレーシアに来る人も多いです。各大学に日本人グループがあったり、定期的にクアラルンプールで日本人会が開催されていたりもして、巨大な日本人コミュニティが形成されている国なのです。



留学じゃなくて、「移住する」っていう目線なら日本人がいたほうがいいかもね。


マレーシアが移住先として人気な理由9選
生活費が安くてコスパ最高
マレーシアの生活費、めっちゃ安いです!
もちろん最近は円安だったりマレーシアの物価上昇が続いてるので3分の1の物価!は嘘になりつつありますが、以下の費用は明らかに日本よりも 安いです。
- 家賃
- 交通費
- 外食にかかるお金
クアラルンプールの郊外ならプールやジム付きのキレイな2LDKコンドミニアムが月5万円くらいで借りられる。電車も100円とか200円とかで割と遠くまでいけちゃうし、屋台のご飯は1食150~400円で超美味しい!
日本じゃ絶対無理なコスパで、ちょっと贅沢な生活ができちゃいます。学生なら、大体5~10万円でそこそこ豪華な生活ができると思います!


親日的で日本人も多く、日本っぽい生活もできる
マレーシアの人って、めっちゃ日本のこと好きなんです。私もこっちに来てから、日本人だよと言って悪い印象を持たれたことがない。アニメとか好きな人が多い影響が強いんだと思います。
また、クアラルンプールのモントキアラには日本人コミュニティがあって、日系のスーパーやクリニック、ニトリまで。日本食レストランもいっぱいで、寿司やラーメンが恋しくなってもすぐ食べられる。日本の生活に近い安心感が、移住のハードルを下げてくれているのだと思います。


英語が通じてコミュニケーション楽ちん
マレーシアはマレー系、中国系、インド系が共存する多民族国家で、英語が共通言語。
イギリス植民地だった影響で、都市部では流暢な英語を話す人が多い。英語が苦手でもなんとかなるし、語学学校も多いから学びたい人には最適。私の英語もここに来てだいぶ上達したし、移住しても言葉のストレスが少ないのはデカいです。


安いインターナショナル校がある
英語のレベルに加えて、そこそこ安くインターナショナル校に通わせられることも魅力の一つかも。
お子さんがいる方からしたら、そういう点もかなり重要なのだと思います。


災害がほぼゼロで気候も快適
マレーシアは地震や台風がほぼない。津波の心配もありません。
気候は年間23~33℃の常夏で、冬の寒さや花粉症の心配なし。雨季のスコールは慣れるまで驚くけど、日本の梅雨より全然マシ。快適な環境で暮らしたい人にはピッタリです。


治安が良くてインフラもそこそこ充実
高速道路、MRT、モノレールが整備されてて、都会暮らしは快適。観光地でスリに気をつけたり、渋滞はあるけど、全体的に住みやすい。夜でもわりと安心して歩けるのは、移住先としてポイント高いですよね。
移住ビザが取りやすくて長期滞在OK
「MM2H」ビザは貯金や収入の証明が必要だけど、手続きは比較的簡単。最大10年間住めるから、リタイア層や長期滞在したい人に人気。条件クリアできれば、移住のハードルはかなり低い。
私も将来、学生じゃなくなったら検討してみたいなって思うくらいです。あと、ノマドビザというものもあって、こっちはさらに条件が低いです。
MM2Hは2021年に条件が厳格化されたっぽいです。


時差が少なくて、すぐに日本に帰れる
マレーシアと日本の時差はたった1時間!急に日本に帰らなきゃいけないときも、気軽に動けるのはめっちゃ便利。
だから、日本にいる家族や友達と連絡するのも楽だし、時差ボケの心配もない。飛行機でクアラルンプールから日本まで6~7時間くらいで、LCC使えば往復5万円前後と比較的安く帰れます。


南国気質なので精神的に楽
マレーシアの人って、南国らしいゆるい雰囲気を持ってて、なんか心が軽くなるんですよね。みんなフレンドリーで、細かいこと気にしない感じがストレスフリー。
日本みたいに時間にガチガチじゃなくて、のんびりした空気が流れてる。移住してリラックスした生活送りたい人には、この気質がめっちゃハマると思います。
あとみんな周りの事を気にしていなくて変な同調圧力みたいなのがないので、精神的にメッチャ楽。女性だと、こっちに来てから寝間着とノーメイクで外出も全然恥ずかしくない!みたいな感じになる人も多いです。


逆に、マレーシアが向いていない人
マレーシア、めっちゃ魅力的なんですが、ぶっちゃけ全員に合うわけじゃないなと思います。特にこんな人にはちょっとキツいかもしれません…
- 寒い季節や四季が欲しい人:年中常夏だから、冬のコートや紅葉、雪景色みたいな季節の変化はゼロ。クリスマスも半袖で過ごすし、四季の風情が好きな人は物足りないかも。
- 英語や多文化に抵抗がある人:英語が共通言語で、マレー系、中国系、インド系の文化が混ざっているので、多様性を受け入れられることが大切です。
- 虫や暑さに弱い人:熱帯気候だから、蚊やゴキブリはそこそこ出ることも。エアコン必須の暑さだし、汗っかきだと外歩くのつらいかも。
- 完璧なマナーや態度を求める人(神経質すぎる人):マレーシアは南国気質で、サービスや人の対応がゆるいことが多い。日本みたいなきめ細かい接客や時間厳守を期待すると、ストレス溜まるかも。神経質すぎる人は細かいことが気になっちゃうかもしれません。
- 日本レベルの清潔さを求める人:都市部はキレイだけど、ローカルな市場や屋台街は日本の衛生基準と比べるとちょっと雑なところがある。道端のごみや排水溝の匂いが気になる人もいるから、超潔癖な人は慣れるまで大変かも。



ちなみに、私の場合は元々は神経質な性格だったんですが、マレーシアに来たらそれがかなり直って生きやすくなりました。
まとめ
マレーシアは安い、親日的、英語が通じる、災害が少ない、治安が良い、ビザが取りやすい、日本と近い、ストレスフリーな国。留学生の私から見ても、生活も勉強もめっちゃ楽しめる最高の場所です。
私的にも、アジアを10か国ほど旅してみましたが、かなり住みやすさだと上位にランキクインする感じ。将来移住するなら、クアラルンプールとかに住みたいな~とも思います。
とはいえ、全員に合うわけじゃないとは思うので、一度短期滞在から試してみることをおすすめします!