みなさんは、南国気質をご存じだろうか?様々な定義はあるようだが、まあ「何とかなるさ~のんびりいこうや」みたいなノリで生きている人々のことだと思ってもらえれば良い。
マレーシアはまさにこういう南国気質の国なので、政府公認の機関の人間であっても「何とかなるさ~」のノリで生きている。最初はなんでこんなにテキトーなんだろうと思ったが、今となってはこれこそが人生を幸せに生きるコツなのではないかと思ってきたので、それについて書こうと思う。
南国気質を深堀りしてみよう
まず、南国気質とは何なのかについてもう少し詳しく見てみよう。明確な定義は存在しないようなので、今回はChatGPTにこの言葉は何なのか聞いてみたところ、以下の回答が返ってきた。
- 明るく陽気な性格
- 南国の人々は、温暖な気候の影響で明るく前向きな性格の人が多いとされます。陽光が豊富で、寒さに悩まされることが少ないため、日常的にリラックスして過ごせることが多いです。
- おおらかでのんびりした生活態度
- 時間に対して寛容で、おおらかな性格が特徴です。急ぐことよりも、ゆったりとしたペースで生活することが一般的です。
- 社交的で親しみやすい
- 人との交流を大切にし、家族や友人との絆を強く持つことが多いです。見知らぬ人にも親切で、ホスピタリティが高い地域が多いです。
- 自然との共生
- 美しい自然環境に囲まれて生活しているため、自然との共生意識が強いです。海や山、川などの自然環境を楽しむアクティビティも盛んです。
- 伝統文化の重視
- 地域ごとの伝統や文化を大切にし、祭りや伝統行事などが盛んに行われることが多いです。音楽やダンス、料理なども豊かです。
- 柔軟性と適応力
- 気候や自然環境に対する適応力が高く、柔軟な考え方や生活スタイルを持っています。変化に対しても比較的寛容です。
自分の思っていた南国気質と大体合致している。素晴らしいぞChatGPT。最近はこんな感じにブログを生成AIに半分ほど書かせるようになったのでメチャクチャ楽してます。
特にマレーシアで顕著な部分といえば「時間に対しておおらか」というところだろう。
一説によると、マレーシアなどの南国ではフルーツなどの作物が勝手に育つためあまり他人に配慮する必要が無く、その結果のんびりテキトーに生きる姿勢の人間が多くなったようだ。逆に、北国なんかに行くと性格が細かい人が多いらしい(なんとなくそういうイメージあるけど)。
マレーシア人は、みんなテキトー
そして、先ほどの「何とかなるさ~のんびりいこうや」という言葉のノリから想像できるように、色々テキトーに生きているのがマレーシア人なのである。
スーパーの店員さんなんかは仕事中にスマホでTikTokを見てみることはザラだし、授業中にご飯を食べちゃう人もいれば、「明日やるよ」と言ったことを数日ほったらかしにする人もいる。
この前なんか、ショッピングモールに行ったときに売り物のラジコンを走らせて遊んでいた店員さんもいた。
まあマレーシア人のテキトーエピソードを挙げればキリがないのでこれくらいにしておく。日本でやったら間違いなくキレられそうだが、ここはそういうことが許容される国なのである。
例えば最初は私も「やるって言ったならやってくれ💢」「プロとして仕事してるんじゃないのか💢」などと思ってしまいストレスだったこともあった。
が、今は正直もう慣れたし、逆に「別に店員さんがスマホをいじっていようが、自分が買いたいものが買えればいいしな」とポジティブに考えることができるようになった。逆にこっちのほうがある意味合理的なのかもしれない。
余談だが、南国気質というか、日本人と違った外国人の気質について面白い記事があったのでシェアしておく。
日本人もマレーシア人を見習おう
ただ、私としてはこれは人生を幸せに生きるコツなのではないかと思っている。
例えば仕事の面で言うと、先ほど書いたように最初は「マレーシアの仕事人の態度はなっとらん💢」などと思ってしまうし、確かにそういう意味で日本の接客は素晴らしい。
ただ、全員が全員そのクオリティを期待してしまう、つまり相手をある程度信頼しているからこそ、何かの圧力っぽいものに縛られている感じがしてならないのだ。みんな日本人は生真面目過ぎるので、もうちょっと気楽に、柔軟に生きようということができないのである。
その結果からなのかは分からないが、私は日本人よりもマレーシア人のほうが顔を見ていて毎日楽しそうに生きているなと思うし、日本からマレーシアに遊びに来た友人もみんな同じ感想を持つようだ。
今更になって日本にこういう風潮を定着させることは難しいだろうが、「新入社員が鬱で自殺」なんてニュースを目にする度に、もっと日本人は肩の力を抜いて生きればいいんじゃないかと思う。
南国気質の国で生活するデメリット
そして、みんな他の人のことを気にしたり咎めたりもしない。そんな南国気質の国にいると、そういう何かの重圧から解放されるというか、自分らしくのびのびと生きられる感じがして、とても精神衛生上良い。
私はもともとかなり神経質な性格でそれがストレスの元だったが、今はある程度それも改善されたと思う。
ただ、個人的には南国気質の国で留学したり生活したりすることにはデメリットもあると思っている。それは、向上心が維持しづらいことだ。
私はもともと生き急いでいるタイプというか、常に血眼を走らせて何か自分の人生の養分を見つけようとしている人間だと思う。マレーシアに来る前から全力で色々な課外活動に手を出していたし、渡航した後だって何かを成し遂げようと、勉強やブログの立ち上げ、インターンから業務委託までやってきた。
ただ、マレーシアの学生は勉強をするよりもカフェやショッピングモールをぶらぶらしたりして一日を過ごすほうが好きなようだし、そうじゃなくてもただでさえのんびりした国だ。
そうなると、周りの環境に流されて、何かを頑張るモチベだったり向上心を維持するのが日本にいる時以上に難しかったりもする。
最近はその辺りのことで悩んでいて、たまに頑張りたいけど頑張れない、といった時に一緒に走ってくれる仲間が欲しくなったりもする。
もちろんそういったタイプは全くいないわけではないのだが、ちょっと見つけづらい。自分が頑張ってそういう姿を示していれば後に続く形でそういう友達が現れるのかもしれないが、どうしたもんか。