私がイギリスに進学した理由。サセックス大学 International Year One, ぴょんさん

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海外大学への進学を考えているけど、なかなかその決断に踏み出しづらい…
そんな方も多いのではないでしょうか?

今回はイギリスのサセックス大学のInternational Year One(ファウンデーションコース)に在籍中のぴょんさんに、海外大学を目指したきっかけやその過程での困難についてインタビューさせていただきました。

進路選択に悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください!

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目次

インタビューに答えてくれた人

  • 名前:ぴょん
  • 所属大学・コース:University of Sussex, Intentional Year One-Intentional Relations and International Development
  • 留学期間:2025年9月渡航予定
  • 留学時の英語力:IELTS Overall 6.5
  • 出身高校:東京の私立高校
  • 海外経験:ルワンダで1週間ボランティア活動、ウィーンの高校に2か月間留学
  • 課外活動等の実績:音楽部副部長、校内の国際交流イベント運営、NGOでのファンドレイジング活動、ドイツ語や韓国語の勉強
  • 合格校:University of Sussex, University of Warwick, SOAS University of London, University of East Anglia (全てファウンデーションコース)
  • 不合格校:なし

埼玉県出身、19歳、趣味は音楽と外国語の勉強です。9月からサセックス大学に進学し、開発学を学ぶ予定です。将来は途上国や紛争地での教育支援に携わりたいと思っています。

サセックス大学ってどんな大学?

サセックス大学は1961年創立の総合大学で、イングランド南岸の都市、ブライトン近郊に位置しています。設立以来、多様性や国際性を重視しており、現在留学生の割合は30%超です。

学問では開発学という分野が特に有名です。キャンパス内には独立した研究機関Institute of Development Studies(通称IDS)があり、開発学の修士、博士課程もあります。

大学のあるブライトンはイギリス屈指のリゾート地として知られており、ビーチ沿いにはカフェやバーが並んでいます。南海岸に位置しているため、他のイギリスの都市より気候が温暖で雨が少ないのも良いポイントです。

なぜ海外大学へ?

高校1年生の時、アメリカの大学に進学した先輩の体験談を聞いたのがきっかけです。当時、進路に迷っていたので、海外進学という選択に興味を持ちました。
海外大学を検討するなかで、受験プロセスが日本と全く違い、高いハードルを感じました。しかし、そのような難しい道にあえて挑戦することで自己成長できると考え、海外大学進学を目指しました。

また、同年の夏にはルワンダの幼稚園でボランティア活動に参加し、途上国の教育課題に関心を抱きました。教師不足や学校中退などの課題を解決するため、開発学を学びたいと思うようになりました。

開発学は貧困撲滅や気候変動といった国際問題の原因を究明し、解決を図る学問で、途上国や紛争地での教育支援も研究テーマの1つです。イギリスは開発学で世界をリードしており、世界でも珍しい開発学の学士課程を提供しています。
最先端の開発学を学部から専門的に学べるのはイギリスしかないと思い、開発学で有名な4校に出願しました。

サセックス大学を選んだ理由は?

ありがたいことに出願した4校(サセックス、ウォーリック、SOAS、イーストアングリア)全てから合格をいただけました。贅沢な悩みですが、どの大学も開発学のレベルが高く、どこに進学するかとても迷いました。

最終的には、次の3つの観点からサセックス大学への進学を決意しました。

授業内容

開発学の中でも、私の最大の関心は途上国や紛争地での教育改善です。

サセックス大学のカリキュラムは学際性を重視していて選択科目(Optional Module)が 多く、私の興味のあった教育×開発の授業も複数履修することができます。例えば、2年次の”International Education and Development”という授業では、教育理論や教育政策の知識を得ながらグローバルサウスにおける教育の役割を学習します。

これらの授業を通じて、教育開発という自身の興味を深めることができると思いました。

国際協力業界でのネームバリュー

合格いただいた4校の中でも、特にサセックス大学は国際開発の業界で知名度抜群です。開発学の評価は9年連続で世界1位(QS世界大学ランキング)で、卒業後の進路としても、国連機関やNGOに進む卒業生が多くいます。

それに伴ってレベルの高い開発学を志す仲間とともに学ぶこともできると考えました。大学院進学や就職の際も、世界各地で活躍する卒業生にコンタクトして自身のチャンスを拡げていきたいと思っています。

大学のサポートや環境

受験を通して、サセックス大学は留学生の受け入れに積極的だと感じる場面が多くあり、例えば教授やスタッフがわざわざ来日する対面イベントも1年に複数回開催されていました。
私も教授やスタッフと直接話したことで、留学生をサポートする姿勢を強く感じることができました。

また、ブライトンは様々な人種、宗教、性的指向の人々が共存する都市として知られおり、留学生にもフレンドリーな環境だと感じました。治安が良く海や緑といった自然にも囲まれていながら、ロンドン都市部やガトウィック空港まで1時間以内というアクセスの良さも魅力的でした。

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英語力、受験事情について

英語学習の大部分は中高の授業でした。中学校で0からスタートした英語でも、高校2年の冬にIELTSの模擬テストで6.0を取ることができました。基礎となる文法や読解、ライティングを学校で教わっていたおかげだと思います。

高校3年になってからは、IELTS対策に移行しました。英語塾のIELTS集中講義に通ったり、高校のネイティブの教師とスピーキング練習を行ったりしました。IELTSの特徴を掴むことで、8月にはoverall 6.5を取得できました。

IELTS取得後、大学への出願に移りました。イギリスのファウンデーションコースでは、成績証明書、志望動機書(エッセイ)、IELTSスコア、推薦状の4つで審査される場合が多く、私の出願校も4つの書類提出のみでした。9月から書類作成を始め、11月までに出願、12月には全ての学校から合格をいただきました。
学校側に早めに相談していたため、証明書発行や推薦状執筆がスムーズに進みました。

海外大学進学で困ったこと

奨学金の獲得が一番難しかったです。イギリスでは学費、生活費とも年々値上がりしており、かつ円安ポンド高も深刻です。私の家庭の場合、奨学金は進学に必須でした。

まず、自分が応募できる奨学金を探すのに苦労しました。イギリスのファウンデーションコースから支援いただける奨学金はとても少ないです。毎日インターネットで様々な奨学金の募集要項を読み、時にはメールや電話で問い合わせて、応募要件を確認しました。

また、給付型の奨学金は競争率が高いです。そのため、各財団・機関への貢献についてエッセイを課されたり、面接審査があったり、準備に時間がかかります。大学出願と奨学金への準備が重なる高校3年の夏は、ストレスを強く感じていました。

今後の進路や目標

夢である教育支援に関わる方法は、国連機関、NGO、各国政府など様々です。在学中に学業だけでなく、インターンシップにも積極的に応募することで、どの組織で働きたいか見極めたいと思っています。

また、ゆくゆくは大学院での研究も視野に入れています。特に国連では、応募にあたって修士号が必須のポストも少なくありません。大学院進学についても情報を集めていきたいです。

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メッセージ

大学受験を乗り越えるため、私は多くの人にお世話になりました。そのため、これから留学に向かう人にも貢献したいと思っています。こちら記事が留学を検討する参考になれば幸いです。

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