以前、テイラーズ大学でInternational Relations(国際関係学)を専攻するdawuさんに、1年間のインターン(WBL)についてお話を伺いました。

今回は同じくマレーシア留学中の友人で、UCSI大学でEnglish Language and Communicationを専攻する直江綾乃さんに、2か月のインターンを3回に分けて行うというUCSI独自の制度についてお話を伺いました。
こちらの記事は現役UCSI生の直江綾乃さんにインタビューさせていただきました。直江さんのLinkedInはこちら。UCSI大学の学生スタッフとしての紹介ページはこちら(counselor欄に掲載)。

自己紹介をお願いします
直江綾乃です。UCSI大学の学部3年生で、卒業は確定しています。専攻はBachelor of (Honours) Arts in English Language and Communicationです。
UCSI大学を選んだ理由は、英語学科があって、似たような大学の中でも一番言語学に強かったからです。現在の専攻では、言語学を中心に、英語での教育や日常でのコミュニケーション、メディアとの関係性などを学んでいます。
大学のインターンシップ制度
インターンは卒業要件ですか?
はい。UCSIでは他の学部でもほとんどの場合そうなっていて、私の学部では2か月のインターンを3回行うことになっています。
他の学部の仕組みについての厳密な正確性については保証しかねるので、参考程度にお願いしますとのことでした。
インターンはどのような形式で行われますか?
2か月を3回に分けて行う形式です。2年生で1回、3年生で2回連続というパターンが多いです。
ある程度カスタマイズはできますが、3学期あるうちの2年生の短い学期にインターンを当てることが多いですね。授業の代わりに、そのままそのセメスターがインターンになるイメージです。
Rayモナッシュ大学は3か月のインターンを一回やるだけだよ。
なぜそのような形式になっているのですか?
以前は各学年で1回ずつだったそうですが、就職活動のタイミングなども考えて、最近の形式に変わったと聞いています。
直江さんの場合、3回のインターンはどう組みましたか?
私の場合は、1回目は東京のAI人材マッチングのスタートアップで翻訳の仕事をして、2回目・3回目はUCSIの学生課のスタッフとして働きました。
1回目をやってみて大学の仕事が専攻とも結びつけやすかったので、そのまま2回続けて大学で行った形です。
この記事でもこれ以降、1回目=東京のスタートアップ、2・3回目=大学の学生課での体験、として話を進めます。
インターンは単位としてどう評価されますか?
成績はグレードで付きます。評価はレポート提出とメンターからの最終評価の組み合わせで、割合は学部によって違いますが、レポートの比重が大きめです。
インターンの要件はありますか?
その学年のスタディプランを半分以上取り終えていないといけません。なので、学期の後半になってからインターンに出るケースが多いです。ちなみに3回とも同じ会社で行っても問題ありません。
2か月×3回という分け方ならではの難しさや良さはありますか?
理系の学生はもっと長い期間じゃないと学びとして十分じゃないと思います。あと、単純に3回もインターン先を探すのは結構めんどくさいです笑。


インターン先の探し方
インターン先はどのように探しましたか?
全部自分で探しました。日本のボランティア掲示板や、学校内で募集されていたものに応募しました。学生課のディレクターに直接履歴書を渡しに行った形です。
大学のサポートも一応あって、インターンのスタッフが何人かいて探すのを手伝ってくれたりします。
ただ、中にはインターン先が見つからずに教授の雑用係にされてしまった人もいるみたいです(後始末を押し付けられたりするそうで…)。
何社くらい応募しましたか?
1回目のスタートアップは1社に応募して、そのまま1か月ほどで内定をもらいました。
選考ではどのようなことを聞かれましたか?
1回目の東京のスタートアップはオンライン面接で、期間の確認などをされた程度でした。2・3回目の大学の方はCVを渡したらすぐに決まって、面接すらありませんでした。
その団体・企業に決めた理由・決め手は何ですか?
1回目は実績がなかったので、まずはボランティアに近いようなところ(東京のスタートアップ)から申し込みました。英語学科は縛りが強めで、英語やコミュニケーションに関わる内容でないと専攻と結びつけられません。
2・3回目は、専攻に結びつけやすい大学の仕事の方が都合が良かったので、そのまま続けて大学で行うことにしました。
仕事内容・職場の雰囲気
どのような会社・団体で働いていますか?
1回目は東京のスタートアップ(AI人材マッチング領域)、2・3回目はUCSIの学生課のスタッフとして働きました。
普段はどのような仕事をしていますか?
1回目のスタートアップでは翻訳の仕事をしていました。2・3回目の大学の方では、エージェントとのやりとりやビザの申請、見込み客の誘致、留学フェアへの参加などを担当しています。
リモートワークですか、オフィス出社ですか、それともハイブリッドですか?
1回目の東京のスタートアップの方はオンラインが基本で、イベントの時だけオフラインでした。2・3回目のUCSIの方はオンラインの日もありますが、大学の学生課は基本的に出社です。
専攻で学んだ知識は実際の仕事にどう活きていますか?
正直、あまり活きていないというのが本音です笑。レポートのために結びつけた部分はあって、例えば翻訳をする時に「丁寧な表現を好む」といった言語学の理論を意識した、という書き方をしていました。
インターンで良かったことと大変だったことは何ですか?
良かった点は、もともと大学院進学しか考えていなかったので、会社のカルチャーに触れられたのが刺激になったことです。業種やポジションを変えて経験できたのも貴重でした。
大変だったのは、1回目の東京のスタートアップは柔軟性がある一方で、即レスを求められることに驚いたこと。
あと、2・3回目の大学の方もカルチャーに馴染むのが大変でした。マレーシア資本の大学なので、そこにもびっくりした部分があります。


働き方・待遇
週何日、何時から何時まで働いていますか?
現在(2・3回目の大学の学生課)は週5日、9時から18時までです。
どのように通勤していますか?
1回目のスタートアップはオンラインだったので通勤はありませんでした。2・3回目の大学へはコンドミニアムが大学のすぐ隣にあるので、歩いて通っています。
給料や手当はどのようになっていますか?
1回目のスタートアップは無給でした。2・3回目の大学の方は月にRM500をもらっています。
インターン先の傾向
他の学生はどのような企業・団体でインターンをしていますか?
言語学専攻だと、近隣の英語の先生や翻訳の仕事をしている人が多いです。
英語学科以外は専攻との関連が緩やかで、割となんでもOKなことが多いですが、専攻に近い方が雇用されやすい傾向はあります。専門性はやっぱり大事にされていますね。
留学生や日本人はマレーシア国内でやる人が多いですか、それとも海外や母国でやる人もいますか?
留学生は母国に帰ってやる人が多いです。私自身、もし大学の仕事が見つからなかったら日本に帰るつもりだったんですが、親がマレーシアの方がいいと言っていたのでこちらに残りました。
他の国でもOKで、ネット上でビザを取得して韓国でインターンをする猛者もいました笑。



そういえばテイラーズの記事でも韓国行った人いたな…
謎の韓国人気。
後輩へのアドバイス
インターンを探す後輩へのアドバイスはありますか?
コネクションを大切にしてほしいです。大学のディレクターさんと仲良くしていたことがきっかけで見つかった仕事もあります。
あとはLinkedInの便利さにも気づきました。
このインターン経験を今後のキャリアにどう活かしたいですか?
大学スタッフとしての経験はこれからも続けていきたいと思っていて、実は正社員として登用してもらえることになりました。
将来の夢は研究者になることですが、ここで得た大学教員としての経験も今後に活かしていきたいです。


まとめ
ということで、今回はUCSI大学で英語言語学を専攻する直江綾乃さんに、マレーシアの大学でのインターン事情について色々なお話を聞かせてもらいました。
テイラーズ大学の1年間WBLとはまた違う制度で、同じマレーシアの大学でも学部や大学によってここまで違うのかと驚いた方も多いのではないでしょうか。こちらの記事がマレーシア留学を検討している方の参考になれば幸いです。
以下がまとめになります。
- UCSI英語言語学専攻は2か月のインターンを3回に分けて実施
- 探し方は学内掲示板や学生課への直接応募、1社のみで内定
- 業務は翻訳(東京のスタートアップ)と、学生課での留学サポート業務
- 勤務形態は週5日・9時〜18時、ハイブリッドとオフィス出社を併用
- 給料はスタートアップが無給、大学の仕事は月RM500
- 大変だったのは即レス文化や大学のカルチャーへの適応
- 他の学生は日本や韓国など海外でインターンする人も
- アドバイスは「コネクションを大切にすること」
こちらの記事は現役UCSI生の直江綾乃さんにインタビューさせていただきました。直江さんのLinkedInはこちら。UCSI大学の学生スタッフとしての紹介ページはこちら(counselor欄に掲載)。




