マレーシアの有名私立大学の1つ、INTI国際大学。学費が安い割に最新設備が整っており充実した学生生活を送れると評判ですが、実際のところはどうなのでしょうか。
今回は、INTI国際大学の知り合いを尋ねたついでにキャンパスを見てくる機会があったため、建物や施設面についてキャンパスツアーを通して、感想(辛口)をぶっちゃけながら徹底解剖していこうと思います!
今回はスバンキャンパスのツアーになります。
INTI国際大学とは?
INTI国際大学は、20年以上の歴史を持つ私立大学です。学生数は約10,000人で、学部・大学院合わせて100以上のプログラムを提供しています。マレーシアでも有名な大学の1つで、充実した施設と設備が特徴です。
キャンパスは4つ、ニライ・スバン・ペナン・コタキナバルにあり、キャンパスごとに開校されているプログラムが異なります。本校はニライキャンパスです。
マレーシアにいながらオーストラリアやアメリカの大学の学位が取得できるツイニングプログラムの他に、国内最大級の規模を誇るアメリカ大学編入プログラム(ADTP: American Degree Transfer Program)が非常に有名です。
学費がその他の私立大学(テイラーズ大学など)と比べて安いことが特徴で、日本人の学生にはファウンデーションコースとADTPが人気です。
アクセス
INTI国際大学のスバンキャンパスは、クアラルンプールの中心部から車で約30分ほど離れた場所にあります。最寄り駅はLRT路線のSS15で、周りに飲食店がたくさんあることが特徴です。
学生寮はいくつかあり、友達はSS13というここから1kmほど離れた場所に住んでいるそうです(バスが出ているとか)。
近くの大学としては、徒歩30分ほど(もちろん電車も使えます)の場所にサンウェイ、モナッシュ、テイラーズ大学がありますが、あまり学生同士の交流はありません。
キャンパスの様子
入り口はこんな感じです。写真左側の門は駅側、右側の正門は大通り側にあります。もちろん守衛さんもいて学生証のチェックはあったっぽいですが、友達と一緒にいたらなんか入れました笑。
キャンパス内は比較的オシャレで、雰囲気としてはテイラーズ大学に近いものを感じました。ただ、学生数の割に通路が狭く日当たりが悪いので、かなり窮屈な印象でした。テイラーズ大学は広々としたキャンパスなので、その点がまず違いました。
SS15には建物が密集しすぎて、あまり土地が確保できなかったんだと思います。
また、生徒の人種もサンウェイ/モナッシュ大学と全然違いました。こちらは中華系の人種がほとんどを占めているのですが、INTI国際大学はバングラディシュやミャンマーの辺りの人が多く、日本人や中華系の人はほぼ見かけませんでした。
友達も日本人の知り合いはほぼいないと言っていましたし、キャンパス内で「私日本人だよ」と言ったところすごく珍しい顔をされたので、大学によってそういう雰囲気は異なるんだなと感じて面白かったです。
学食はこんな感じ。めちゃくちゃ品数が少ないので、多分3日くらい食べたら飽きると思います。それ以外にも、単純に食堂が狭すぎるというのもありました。30人も入れなさそう。
サンウェイ大学の学食の数が多すぎるというのもありますが、それにしても少ない。私的には学食は割とキャンパスライフの幸福度を左右する要素だと思っているので、これはちょっと嫌かもしれません。
一応食堂は二か所ありました。👆の写真左下のような半分屋外の所もあって、こちらにはホットドッグなどが売られていました。
学食は写真の一皿で7.5RM前後でした。白ごはんは2RMらしいですが、おばちゃんが1.5RMにオマケしてくれました。
ありがとうおばちゃん。まあもう訪れることはないと思うけど。
といいつつ、INTI国際大学の学生はこちらの学食をほとんど使わないそうです。キャンパスの外(SS15)には大量のご飯屋さんがあるので、移動時間や値段はともかく食に飽きて困ることは無いと思います。
キャンパスの周りはこんな感じになっています。マジの街中に隣接して建物がポツンとあります。キャンパスの面積も小さいですし、周りは車や飲食店の音が鳴っていてあまり静かではないかもしれません。
肝心のキャンパスの中はこんな感じでした。謎の巨大チェスがありました。
友達曰く、このチェスをやっている人を見たことはないそう…
ちょっといいなと思ったのが、リラックスルームという場所です。エアコンがめちゃくちゃ効いている空間で寝転んでチルできるスペースがあったので、ここは羨ましかったです。
図書館の写真も置いておきます。テーブルの数は少ないですが、自習がしっかりできそうな場所はありました。物理本の蔵書数はめちゃくちゃ少なかったですが、もしかしたら電子ライブラリでもあるのかもしれません。
こちらはよく留学エージェントなんかがサイトの写真として使っている、ラウンジ的なオシャレスペースです。作業が捗りそうで、ここはいいなと思いました。
まとめ
私がキャンパスを見て思った点としては、これらの点が挙げられます。個人的にはあまり好きなキャンパスではなかったです(ごめんなさい)。
- 建物のデザインはテイラーズ大学に近い
- キャンパスは非常に狭く、他の大学と比べると圧迫感があった
- 学食の種類がめちゃくちゃ少なく、食堂も狭い
- 周りに飲食店が多く便利そうだが、あまり静かな環境ではない
- サンウェイ/モナッシュ大学と違い、日本人や中華系の人はほぼおらず、バングラディシュやミャンマー人が多い
- リラックスルームやラウンジ(作業スペース)の雰囲気は素敵だった
ただ、INTI国際大学には国内最大級を誇るADTPなどの編入プログラムがあったり、学費が他の大学と比べて比較的安価だったりといった長所がありますので、入学を検討されている方はその魅力と課題をよく考えてみてください!
というわけで、INTI国際大学のぶっちゃけキャンパスツアーをしてみました。マレーシア留学を考えている方の参考になれば幸いです。