マレーシアの観光地などを移動する手段としては、バスや電車、配車アプリのGrabなどがあると思います。
その中でも特にバスは安い移動手段なのですが、実は乗車難易度がめちゃくちゃ高いのであまりおすすめできません!
私自身も結構手こずったことがあるので、今回はマレーシアのバスがヤバい理由について語ろうと思います。
マレーシアのローカルバスの乗り方
マレーシアのバスと言えば、ローカルのバスと高速バスの二種類があります。高速バスについては後述しますが、ローカルのバスはこんな感じの見た目をしています。Rapid KL社運営のことが多いです。
このタイプのバスは前乗り後ろ降りとなっており(日本と違う!)、Touch ‘n Goという交通系ICカードを使う必要があります。たまに現金で運賃を支払うタイプのバスもあります。
バス停や時刻表を調べるには、Moovitというマップアプリか、みなさんお馴染みのGoogle Mapを使います。
個人的にはMoovitのほうが情報量が多く正確なルートが出てくる気がしますが、見づらかったり自分の位置情報が分かりづらい気もするので一長一短です。
マレーシアのバスがヤバい理由
ここまで書くと、これらのアプリを使って位置を確かめて、普通に乗車して降りるだけやん!と思われるかもしれません。
ですが、マレーシアのバスはそう思った通りにいきません。マレーシアのバスの大変なポイントをいくつか挙げてみます。
- 時間や路線図が把握しづらい
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先ほどのアプリを使えばいいじゃんとも思いますが、なんか到着時間などが分かりづらいんですよね(使ってみれば分かります)。
また、路線図も明確なものがあるわけでもなく、シンガポールと違ってバス停に全ての停車駅が丁寧に書かれているわけでもないため、どこにどのバスが向かうのかよく分かりません(致命傷)。
- 乗車場所も分かりづらいし、時間通りに来ない
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こちらはブルーモスクという場所に向かうためにパサセニ駅で待っている様子です。こういう感じでしっかりバスが来ます!ということが明示されているのはまだマシ。
ですが、たまにこういう(写真左側)マジのただの路上やん!って場所にバス停があったりします。
こういう場所はMoovitで調べても位置が分かりづらいですし、そのバス停に行くために右側の写真のような道路を徒歩で命がけで横断しなくちゃいけないこともあるので、ダルいです。
あと、時間通りに来ないので、バスを待ち合わせに利用する時は集合時間に要注意。めちゃくちゃ不安になります。
- 支払いが大変
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日本のバスは現金で切符を買う、ICカードで支払う、などの複数の運賃の支払い方法があると思いますが、こちらは基本Touch n’ Go。カードを忘れてしまった場合などはどうやって乗るんでしょうか(今度聞いてみます)。
シンガポールみたいにクレジットカードをICカード代わりに使えるといいんですけどね。現金で切符を買うシステムのバスもたまにありますが、こちらも運転手がお釣りを持っていなかったりすることもあって、これまた面倒です。
- 色々、テキトー
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流石マレーシアということで、運転手さんがスマホを見ながら運転していたり、ドアが開きっぱなしで走行していたりしています。こんな感じで、色々テキトーに動いていくのがマレーシアなのです。
こういうわけで、私は基本ローカルのバスは使いません。
というか、バスが走っているような場所は大体電車が近くを通っているので、そちらを使います。電車なら頻繁に来るので待ち時間も少ないですし、場所が分からなくなってしまうなんてこともありません。
高速バスはおすすめ
ただ、高速バスとなると話は別です。高速バスは超快適で安価なのでおすすめ!
マレーシアではKL Sentral駅もしくはTBSという巨大なバスターミナルからペナン、イポー、マラッカ、キャメロンハイランド、ジョホールバルなどの国内、そしてシンガポールやタイをはじめとした近隣諸国行きのバスが出ています。
高速バスの中はこんな感じで、基本的に超広々。USBやWi-Fiが完備されているものもあります。
ちょっとエアコンが効きすぎていたりするので、そこは気を付けましょう。
そして、値段がガチで安い!KL周辺からシンガポール行きならいいバスを捕まえれば3000円前後、タイも1500円前後で行けちゃったりします。
時間は飛行機よりもかかりますが、外国に行くのにも、もちろん国内に行くのにも、快適でお金を節約した旅行ができます。redBus MalaysiaかEasybookというサイトで予約するのがおすすめです。
というわけで、マレーシアのローカルバスに乗るのは難易度が高いよという話と、高速バスのすゝめでした。マレーシア旅行や移住を検討している方の参考になれば幸いです。