【本末転倒】マレーシア留学(海外大学)のブログとかYouTubeは参考にしないほうがいいよ

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これ書くと自分のブログとかも本末転倒になっちゃうんですが、マレーシア留学生がやっているSNSとかの発信って真に受けないほうがいいよ、という話をします。
SNSというよりは、ブログだったりYouTube、他にもTikTokだったりTwitterだったり諸々の留学生個人が情報発信をしているメディア全般です。もっというと、別にマレーシア留学に限らず、海外大学全般に言えることではあります。

タイトルではウケるかなと思って「参考にしないほうがいいよ」と書きましたが、もちろん全く参考にする価値がない!とかそういうことじゃありません。

マレーシア留学生と一括りに言っても個人の能力差が激しすぎるし、価値観も全然違う。そして同じ大学だったとしても、コースや入学時期によってカリキュラムや人間関係(留学生の多さなど)なども全然違う。
だから、事実ベースの情報だけを主に参考にして、「それってあなたの感想ですよね」というところは受け流す程度に聞いておくのがおすすめです。

言いたいことを要約するとこんな感じです。以下、もうちょっと詳しく解説してみます。

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目次

同じ大学でも個人の能力差が激しすぎるマレーシア

まず、マレーシア留学って同じ大学だとしてもめちゃくちゃ個人の能力差が激しいんですよ。

なんでかっていうと、私個人としては「大学に入学したり、マレーシアで生活することのハードルが低いから」だと思っています。

マレーシアの大学留学は簡単だから…

マレーシアの大学留学はこんな感じ。

  • 毎月5万円ちょっとで生活できる上、学費もアメリカの大学ほど高額ではない
  • 総合してみると日本の大学とそこまで変わらない値段で「海外大学卒」のブランドが手に入る
  • IELTS5.0~6.0とか(英検2級くらいな気がする)があれば大体の大学に入れる
  • 高校の成績もオール5に近いものなんて全然不要
  • なんならファウンデーションコースからならほぼ誰でも入れる
  • 難しいエッセーや課外活動の実績も不要

ね、簡単でしょ?

ハードルが低いということは、たくさん人に留学の門戸が開かれているということです。留学という夢を叶えたい人もいると思うので、これ自体は素晴らしいことだと思います。

しかし、逆を言えば中途半端な覚悟だったり、「なんとなく留学行きたいかも~」みたいな低い志の人が入ってきちゃうということでもあります。
簡単だからというのは置いておくにしても、そうやって単純に母数が増えればすごい人もすごくない人も同時に存在してしまうのは想像に難くないと思います。

個人の能力差の実例

特にモナッシュ大学なんて、いろんな留学エージェント「世界ランク30番台のオーストラリアの名門大学が格安で卒業できます!」なんて宣伝するもんだから、「そこまで努力はしたくないけどいい感じの学歴が欲しい」みたいな人も一定数入ってきます。もちろん優秀な人も多いんですけどね。

そういう感じなので、同じコースだったとしても課題に付いていくだけでヒーヒー言ってる人もいれば、余裕で好成績を取りながら暇をしている人もいます。これは他の大学でもある程度そうだと思います。

ここまでのまとめ。まずマレーシアの大学留学は個人の能力差が激しい(=大学が難しいとか簡単とか、そういう感想が当てにならない)ということです。

というより、価値観もそれぞれ

別に能力に限った話ではありません。日本全国から、下手をしたらそれ以外の海外からも、いろんな価値観に触れて育ってきた日本人がマレーシアに来るわけですから、当然感じ方も違います。例えばこんな感じで。

  • マレーシアのご飯が辛いという人もいれば、大したことないと感じる人もいる
  • マレーシアの気候が暑いという人もいれば、まだ涼しいという人もいる

あと、同じ状況だとしても人によっては事実すら異なってくることがあります。

例えば同じモナッシュ大学に入学したとして、7月入学の人は「日本人がたくさんいる学校だ」と感じるでしょうし、10月入学の人は「日本人が少ない学校だ」と感じるでしょう。
同時期の入学だったとしても、もしかしたら同じ科目でもクラスによって教授が違うがために難易度すら異なるかもしれません。

以前私が「○○大学は△△系の人が多いらしいです~」と先輩から聞いたことをつぶやいたところ、別の人から「そんなことありません。私の周りは××なので間違った情報を流さないでください」と言われたことがあります。
これはどっちが正解とか間違いとかではなく、あくまで「その人の周り」においてはそれが正解だったというだけです。

こういう感じになるので、結局「それってあなたの感想ですよね」みたいなものについては、自分がマレーシアに来て確かめてみるまで分からないということになります。

参考していい情報は「事実」だけ

事実と感想を分けて考えよう

となると、「参考にしていいのは事実だけ」ということになります。

例えば、「モナッシュ大学の○○コースでは、2週間に一回3000単語のエッセーの宿題が出る!大変すぎて、私も友達も全然寝られてない!」というツイートがあったとしましょう。

これを事実と感想(というかは個人に依存するもの)に分けると、こんな感じになります。

  • 事実:モナッシュ大学の○○コースでは、2週間に一回3000単語のエッセーの宿題が出る!
  • 感想:大変すぎて、私も友達も全然寝られてない!

この感想については、もしかしたらその人のキャパがないだけかもしれません。また、友達もたまたまキャパが小さい人が多いだけで、実は同じコースに「こんなん余裕だぜ~」という人もいるかもしれません。

ですが、じゃあその人と比べてどれくらい自分は頭がいいと言えるのでしょうか。そんなことは知りようがありません。

だから、感想については本当なのかどうかを判断するのが難しいのです。もちろん同じ人間が感じたことなのである程度参考にする価値はあるとは思いますが、真に受けすぎるのは良くないです。

そういう意味で言えば、留学エージェントのサイトだったりは感想が少なめなのでそこそこ参考になると思います。その分、ただ大学のホームページを見れば分かるようなことを日本語で書いているだけやん、とはなりますが。

ネットに情報が書かれるときは、前提が省略されている

そして、感想だけでなく事実だとしても、前提条件が省略されて書かれていることが多々あります。私はなるべくそうならないようにしようと思ってブログを書いていますが、それでも結構難しいです。

例えば、「マレーシアの物件の家賃は、一般的に毎月4万円前後だよ」と言っている人がいたとします(私です)。ただ、この場合は正確には「(私の住んでいる街では)マレーシアの物件の家賃は、一般的に毎月4万円前後だよ」です。
KL中心地では4万円で家を見つけるのは難しいかもしれませんし、もっと田舎のほうだったら安い家もあるかもしれません。

ただ、これもどういった前提条件が省略されているのかはマレーシアに来たことがない人には判断しようがありません。というかマレーシアにいたとしても、先述のように地域とかその人の周りの人間関係とか趣味とかでいくらでも常識は変わります。

感想についても同様です。

「モナッシュ大学は忙しい大学」と言っている人がいたとしても、「(勉強は○○レベルくらいのことができる私にとっては)モナッシュ大学は忙しい大学」なのかが省略されている(省略というかこの場合は知りようがない)ので、参考にするべきかの判断がつかないわけです。

その情報、切り取られてないですか?

あとは、意図的に発信される情報が切り取られている場合もあります。

例えば、マレーシア留学生のYouTuberで多くの人が取るVlog。

そりゃ投稿者の意図とかを考えたらわかるでしょうが、みんな大体上品な感じの動画を作りたがります。なので、キラキラした側面だけいい感じに切り取って流している人も正直いると思います。

インスタとかで私生活が充実している人も、別に他の側面を見たら全然充実してない!みたいなことはよく聞くと思います。そして、その逆(ネガティブなことばかり発言する)の人もいますので、各種SNSなどの情報は、見えている部分だけが全てだとは思わないほうが良いです。

信頼できる情報が欲しい時はどうしたらいい?

マジョリティの感想は参考になる

ただ、感想はあまり当てにはならないとは言っても、多くの人が同じような感想を言っている場合、それはある程度信頼できる事実にもなり得ます。

「マレーシアのご飯は辛い」とはよく言われるものの、辛くないと感じる人も当然いるでしょう。しかし、マジョリティの人が「マレーシアのご飯は辛い」と言っているのだから、一般化したらそういう傾向がある、というのはある程度の事実なのです。確率で考えたら自分もそう感じる可能性が高いので、全く参考にしないわけにはいきません。

ですので、感想を参考にする際は「どれくらいの人がその感想を唱えているのか」というのが一つ重要な指標になります。

信頼に足る情報を手にする方法2選

先述のように、厳密にはその時のタイミングや運によって状況は変わってくるので、どんな情報であっても最終的には自分が行く時まで分かりません。極論言えば、「大学の要求するIELTSの入学要件のスコアが明日から引き上げられる」なんてこともあり得ます。

ですが、以下の2つの方法を使えば、ある程度信頼できる情報を手に入れることはできます。

  • 大学に問い合わせる
  • 志望校の同じコースの先輩に個人的に質問する

まず言わずもがな大学の言っていることは正しい可能性が高いです。ただマレーシアなので、担当者によってテキトーな対応ことを言われたり(逆に融通を利かせてくれたり)もします。

次に、TwitterやInstagramなどのSNSを検索して、DMで先輩に直接コンタクトを取る方法です。質問の上手さや相手の応答能力次第ではありますが、うまくSNSを使えば前提条件などを貫通して本質的な生の情報が得られます。もちろん礼儀は忘れずに!

志望校と同じ大学というだけでは心もとないので、せめて同じ学部レベルの人に尋ねましょう。探せば以外と見つかりますし、みんな意外と優しいので質問には答えてくれます。
希望の人がいなくても、その人の友達で適任な人を紹介してもらえるかもしれないので、とりあえずチャレンジしてみる価値はあると思います。ネットに載っていないぶっちゃけ裏話も聞かせてくれるかもしれません。

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終わりに

今回の記事も話が長いし、結局それ言っちゃおしまいだろ!っていう本末転倒な記事でしたね笑。

マレーシア留学のブログやYouTube、Twitterなどでは割と感想だらけの情報が交錯しているイメージなので、どこまでの情報を信用するかは難しいところです。まさに情報リテラシーってやつですね。信じるか信じないかはあなた次第です。

私のブログはそうならないように、なるべく前提条件を含めて書くようにしたり記事執筆者の連絡先を載せて連絡可能になるようにはしていますが、それでも誤解を招く情報もある気がするので大変です。

特に海外大学となると情報収集が難しいところもありますが、うまい感じに頑張ってください!

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