海外大学に興味がある…、でもどうやって自分に合う大学を見つけていけばいいか分からない。そんな人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、3年間を通しアメリカ(リベラルアーツカレッジ多め)、ヨーロッパの大学探しを経験し、実際に出願、合格した私がどうやって大学を探すのか、おすすめのウェブサイトやリソースを紹介します!
大学選びの際に重視するポイントについてはこちらの記事で解説していますので、併せてどうぞ!
この記事のライター:あお(インタビュー記事)
普通の私立高校出身です。海外経験なしで1年でTOEFLを40点代から100点に伸ばし、スペインのIE大学でData Business Analyticsを専攻予定です。高校時代は様々な分野の課外活動に手を伸ばしていました。
中学の頃からきっての映画好きで、1年で200本弱見た年もあります!
どんなリソースがあるか
海外大学は、日本以外のほぼ全ての大学が当てはまるため膨大な数となります。また、有名な大学には有名になるだけの理由がありますが、隠れた良い大学や自分に合う大学も世界にはたくさんあるはずです。
以下の5つが今回紹介する項目です。それぞれ詳しく解説していきます!
- ウェブサイト・ポータル
- 日本で行われる留学・大学フェア
- SNS
- HLAB・留フェロ・52Hzなどの留学コミュニティ
- AIに聞く
ウェブサイト・ポータル
日本のもの
日本のウェブサイトやリソースのいい点としては、日本人目線での情報収集が可能になることです。
- 留ナビ | 留学フェローシップ
-
留学界隈では有名な留学フェローシップ。サマーキャンプなどがメジャーですが、実はサイト内の「留Navi」にはすごく詳しい体験談までのっていたりします。また、大学情報だけでなく、奨学金情報やエッセイ、出願方法なども豊富に掲載されています。
私は担任の先生に海外大受験の大まかな流れや推薦状、英語試験の説明をするときこれらの記事を活用していました。
- Benesse 海外進学・留学ラボ
-
ベネッセが運営する留学情報サイトです。大学情報や留学準備に関するセミナー情報、留学体験談などを提供しています。
私は、Blog一覧から気になっている大学の先輩方の留学体験記などをじっくり読んだり、また複数の学生の対談形式の記事などはいろんな意見を知ることができてとても役に立ちました。
- 公益財団法人グルー・バンクロフト基金
-
留学支援を行う公益財団法人のグルーバンクロフトにも、名門リベラルアーツカレッジの大学別の留学情報がとても詳しく掲載されています。
グルーの体験記の好きだったところは、結構皆さん正直に書かれているところです。大学の好きなところだけでなく、知っておいた方がいいこと、、好きではないところを書いてくださっている点では、すごくリアルな情報を知れたと思います。
海外のもの
英語でリサーチすることに抵抗がなくなり、海外の大学サイトやポータルを見ると一気に幅が広がります。特にヨーロッパやアジア圏の大学で英語で学べる大学というのはあまり多くないのでどんどん活用すべきです!
- CollegeVine
-
Collegevineはアメリカの大学を網羅的に検索できるポータルで、専攻や希望の条件を入力することで、志望校合格率判定をしてくれる機能や、名門大学に合格した先輩方のサンプルエッセイを見ることができたりします。
ただ合格率判定に関しては、留学生としての出願だとやはり変わってくるところもあるので、あくまでReach, Target, Safety分けの参考にするくらいがちょうどいいです。
また、私が気に入っていたのは、課外活動の詳しいジャンル分けがあったことです。
説明だと分かりにくいので、アカウントを作ってView Profile→Extracurricularsからぜひ試してほしいのですが、自分の課外活動がどれだけのアピール材料になるかを知れます。CollegevineではそれをTier1〜4で示しています。意外とこういう活動が俗にいう「強い」課外活動なんだと、一つの情報として知ることができてよかったです。
- Bachelor’s Portal
-
アメリカのみならず、世界中の大学情報を網羅したポータルサイトです。国、地域、専攻、学位レベル、学費など様々な条件で絞り込み検索ができ、詳細な大学情報を確認できます。英語のため、一気に情報量が増え、特にアジアやヨーロッパ圏などの新たな大学探しにもってこいです。
特に分野別(Browse by Discipline)で評価されている大学を知ったり、もっと細かい分類の学問の名前を知れたりしたので、自分の専攻をイメージする時にも活用できると思います。
- その他
-
また、US NewsやTimes higher educationなどでも、記事形式でおすすめの大学をまとめていたりします。
- 20 U.S. Colleges That Offer the Most Financial Aid to International Students
- International universities that teach in English
などの解説付きの記事が多くあり、Google検索をかけるときにもこれらのフレーズを自分で確立して情報収集していくと楽になります。
留学フェア
学校の案内など、またはXで相当情報を追っていない限り意外と見逃してしまうのが留学フェアです。
対面で担当の方と話すことができること、またそのフェアやイベントに参加中は集中して情報を得ようとするので効率よく情報収集するためにもおすすめです。
- American center japan
-
アメリカ中心にオンラインのイベントや対面のフェアなどを定期的に開催しています。
昨年9月には秋の留学フェアとして、多くの団体がブース出展していたようです。定期的にアメリカ関連の情報が手に入る機会を提供しています。
- 欧州留学フェア
-
ヨーロッパなら一番メジャーかと思います。関東・関西で開催され、ヨーロッパの多くの国と大学からブースが出展されます。
私も2023年の6月に、結果進学することとなったIE University, 出願を検討したBocconi Universityのブース等にいき、直接大学担当者の方とお話しました。
- 独立行政法人JASSO
-
オンラインや対面で多くのイベントを主催しています。直近の7月にもイベントがあるようなので、興味がある方はチェックしてみてください。
SNS
Youtube
Youtubeは先輩方の生の声がトーク形式で聴けるものがあり、かつ結構皆さん正直に赤裸々に語ってくださる印象があるので私は重宝していました。
- 白川寧々チャンネル
-
寧々さんの動画、特に再生リストにあるロールモデルとの対談はすごく活用していました!アメリカからヨーロッパ、年代も幅広く、大学情報だけでなくキャリアのこととかをイメージするのにもぴったりです。
- トビタテ留学チャンネル
-
トビタテのYoutubeの海外大進学インタビューや学生生活Vlogも大学生活の近いところを知る点ではとてもおすすめです。受験期のモチベにもなります。
X(旧Twitter)
私は大学情報、課外活動、イベントや先輩方へのリーチアウトで一番使っていたのがXです。
利点として、最新の情報が多い、学部の留学生でXを公開垢でやっている方が多い、課外活動や奨学金情報を発信するアカウントの存在、(以前は)気軽にDMなどで質問ができるようなところが挙げられます。
特に合格発表期はいろんな先輩方のStats(合格不合格校、英語スコアなどをリストしたもの)をブックマークして、スコアや奨学金の受給状況などを参考にさせてもらっていました。マイナーなヨーロッパ圏の学部生を見つけるのも、関連のアカウント等をフォローしているとおすすめに結構出てきたりします。
このように日々変わる情報に追いつくには、やはりXが今のところ一番良いのかなと思っています。
HLAB・留フェロ・52Hzなどの留学コミュニティ
インターネットの情報だけではやはり一歩先の情報まで知るとなると難しいところがあります。
有名ですが、HLABや留学フェローシップなどのコミュニティに属していて本当に損はないです。いろんな先輩や同級生と出会う中で、意図せずとも進学先の大きなきっかけになったりします。
忙しい夏などで時間を使うのに抵抗があるかもしれませんが、受験期の息抜きになったり、やはり歳の近い人から聞ける話は本当に貴重なので参加しちゃいましょう!
またミネルバ大学卒業のリョーガさんが創設した52Hzは、気軽にDiscordで参加できるので気になる人はチェックしてみてください。
AIに聞く
インターネットで「English taught universities in europe(英語で学べるヨーロッパの大学)」などと調べるのも良いんですが、膨大な量のウェブサイト+全て英語でよく迷子になっていました。
そんな時に私がよくやっていたのは、ChatGPTに自分が気に入っている大学に似ている大学はどこか、または自分が必要な要素を投げて他のおすすめの大学を教えてもらうテクニックです。
実際は日本の高校資格で入学出来ないなど、細かい部分は自分で調べる必要がありますが、要素を箇条書きでいい意味で適当に書けたり、サクッと新たな大学を知れるという点ではとても便利です。
まとめ
今回は、海外大学のリサーチ方法について紹介しました。今の時代、本だけではなく、インターネット検索、SNS、対面での機会など多くの機会があると思います。
情報に圧倒されてしまうかも知れませんが、今回紹介した方法が進学先選びの助けになれば良いと思っています!
大学選びの際に重視するポイントについてはこちらの記事で解説していますので、併せてどうぞ!