【ヨーロッパ留学】チェコってどんな国?チェコの大学や街並みはどんな感じ?

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私がチェコへの留学が決まった時におめでとう!の次に1番言われた質問は「チェコってどこ?」でした。

確かにチェコはフランスやスペイン、イタリアなどの有名観光地に比べると知名度はまだまだ低いです。
しかし!チェコはここ1年で日本との距離が急接近した今アツい国。そして留学先としても魅力の詰まった土地です。

今日は大学生としてチェコ在住4年目のぱんだがチェコの魅力をご紹介します!

この記事のライター:ぱんだインタビュー記事

私立の中高一貫校出身です。留学経験はほぼありませんでしたが、海外に憧れる気持ちがいつの間にか私をチェコまで運んでくれていました。学生時代は自由奔放に生徒会活動に明け暮れる日々でした。
韓国ドラマを観るのが大好きでハマると一気見することもしばしば。私的ベスト韓ドラ オブザイヤー2023は「キング・ザ・ランド」です。

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目次

チェコとは

チェコは中央ヨーロッパに位置する国。面積は約79000㎢で日本の5分の1くらい、人口は約1000万人で九州の人口よりも少し少ないくらいです。

ヨーロッパの中央に位置するので各国へのアクセスが良く、旅行がとてもしやすいのも魅力の1つです。

私が住むチェコ第2の都市ブルノからはオーストリアのウィーンまでは電車で約1時間半、スペインのバルセロナまではウィーンの空港から約2時間半のフライトで行くことができます。ブルノからはウィーンの空港に行った方が近いですが、プラハにも大きな空港があるので、そこからもたくさんの飛行機が飛んでいます。

ブルノに関してのみにはなりますが、13もの大学があり、まさに「学生の街」。チェコ人の学生のみならず、幅広い国籍の留学生も多数在籍しています。夏休みの時期はみんな帰省してしまうのでかなり落ち着いた雰囲気になります。
飲食店や劇場の入場料、公共交通機関の運賃など学生証ISICの割引がたくさんあるのでとてもありがたいです。

チェコの大学ってどんな感じ?

ここからは私が在学しているマサリク大学に焦点を当ててお話をしていきたいと思います。

マサリク大学はチェコ第2の都市ブルノに位置するチェコの中では規模、実力ともに第2位の大学です。
ちなみに第1位はプラハにあるカレル大学で中欧最古の大学です。システムについては細かい違いはあれど、大まかにはカレル大学とマサリク大学は変わらないと思います。

チェコ語で授業が行われるコースとは別に英語で授業が行われるコースが併設されています。チェコ語コースとの大きな違いは授業料。チェコ語コースの学生は授業料は無料です。お隣の国スロバキアのスロバキア語もかなりチェコ語と似ているので、チェコ人だけでなくたくさんのスロバキア人学生も在籍しています。

英語コースの生徒の出身国については毎年かなり割合に違いがあるように感じます。私の学年はUAE(アラブ首長国連邦)出身の子が多いですが、1つ下の学年はイタリアやスペイン出身の子が多いようです。

日本人も毎年入学する学生のかなりの割合を占めていますが、3年生以降はかなり割合は少なくなっていると思います。この理由については後ほど。
チェコ語コースが無料なこともあり、チェコ人は英語コースにはいません。入れないことはないのだとは思いますが、やはり無料の方に行きたいですよね笑

私が思うチェコの大学と日本の大学の最大の違い

私が思うチェコの大学の最大の特徴。それは試験の形式です。
日本では学期中に作成したレポート課題や学期末の筆記試験で成績が決まるのが一般的だと思いますが、私の大学では筆記試験で成績が決まることはほぼありません。そのかわりに口頭試問が行われます。

口頭試問とは、いわば教授と1対1の真剣勝負。科目によって数は異なりますが、大体200-400個の事前に出されたトピックの中から3問くらいをくじ引きで引いてそのトピックについて自分が知っていることを教授にお話ししたり、質問が飛んできたりという感じです。

教授とお会いするので基本的には正装で試験を受けます。男性はスーツ、女性はスーツやワンピースなど。コロナ禍の時はパーティーなどが無かったので、試験の時が一番おしゃれをする機会でした笑

言語はもちろん英語で、残念ながら過去問なんてものは存在しません。2学期を通じて1度の試験なのでいわば試験範囲が「教科書1冊全部」といったところ。膨大な量なので準備に2-3ヶ月かけるかなりストレスフルな試験になります。
全部で5回試験を受けることができて、それで受からなければ退学になります。入学前の説明会でこれを聞いた時に正直「いや、5回も試験受けれるなんて余裕じゃん」と思ったのですが、これが大間違い

最もハードな時期と言われる1、2年次には日本人だけでなくたくさんの生徒が試験に合格できず退学になってしまいます(大体学年の3分の1が退学、3分の1が留年、3分の1が進級という感じ)。
これが学年が上がると日本人の割合が減る理由です。英語が母国語のイギリス人の子たちでも退学になっているので英語力だけの問題ではなく、単純にえげつない量に対してどれだけ時間を割いて勉強したかが問題なのだと思います。

しかし、教授も人間。「学期中の授業中で頑張ってたから」とか「実習中真面目に取り組んでたから」という理由で慈悲をかけてくれたりもします笑。
「教授」というとかなり堅苦しい聞こえですし、実際お堅い先生もいますが授業を担当してくださっている先生だったりもするのでかなり距離は近いと思います。合格したら写真撮影に応じてくれる先生もいます。

厳しい試験ではありますが、独特の細かい内容まで必要とされる筆記試験よりは自分のペースで説明できるので今となってはどちらかといえば口頭試問の方が得意です。

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終わりに

友達から聞く日本の大学の雰囲気に比べると、先生との圧倒的な距離の近さが魅力的なポイント。授業外での質問や手術見学などの課外活動も個人的にメールを送るとすぐに対応してくれます。

また、チェコでは今ちょっとしたアジアンブームでアニメフェスやK-popパーティーも開催されています。街にいると「日本に日本に行くのが夢なの!」「日本語勉強してるの!」と声をかけてもらえることもしばしば。
チェコの人たちはぱっと見「なんか怒ってる?」と言いたくなる顔の人は多いですが、実際は全く怒っていなくてとてもフレンドリーで優しい人たちが多いです笑

のびのびと自分の興味がある分野をお腹いっぱい学びたい、勉強もだけど文化的な生活も楽しみたいという方にはおすすめの雰囲気ですよ!

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