つい先日Finaleが開発終了してしまったために乗り換え先の楽譜ソフトをどうしようか迷っていたんですが、SibeliusとDorico Pro 5をどちらも購入することにしました。
80%offくらいになっているのでメチャクチャお得ですし、どちらも2万円ちょっとなので、採譜の案件をこなせばすぐに元が取れる採算だからです。
ただ、そのやり方が若干複雑だったので、今回はFinaleからDorico Pro 5にクロスグレードする方法について解説していこうと思います。
Dorico Pro 5のセール期間は公式からはアナウンスされていませんので、なるべく早く買っておくほうが賢明かと思われます。
クロスグレードの手順
ここからは、クロスグレードの手順を写真付きで解説していこうと思います。
Music EcoSystemのこちらのページにログインしましょう。
シリアルナンバーをご自身で覚えている場合にはこちらの工程は必要ありません。
所有製品 / 製品登録というボタンをクリックすると下部にFinaleが見つかると思うので、そちらをクリック。
こちらの画面からシリアルナンバーが確認できます。
私はアカデミック版を買ったのですが、それでも4万円弱しましたし、買って数ヶ月で開発終了とかいう不運…
こちらのページにアクセスし、ログインしましょう。アカウントが無い場合は指示に従って作りましょう。
ログインするとこのような画面になるので、Register more productsの部分からFinaleを選択肢、先ほどのシリアルナンバーを打ち込みましょう。
すると、StoreというタブからDorico Proが特別価格で購入できるようになります。大体2.5万円弱くらい。
本当はこちらのSteinbergのページでもダウンロードできるはずなんですけど、公式なのに色々分かりづらい…
こちらを購入(クレジットカード決済可)するとアクティベート番号が発行されるので、そちらをメモしておきましょう。
こちらのページからSteinberg Download Assistantをダウンロードします。WindowsとMac版があります。
ダウンロードが完了したら、矢印の部分にアクティベート番号を打ち込みます。
Dorico関連のものが一括ダウンロードできるようになっているので、そちらをまとめてダウンロードしてしまいましょう。割と時間がかかるので注意。
先ほどの工程でインストールされる(はず)のアクティベートマネージャーを起動し、先ほどのMakeMusic社のアカウントでログインし、Doricoをアクティベートします。
私はまだトライアル期間が残っていましたが、無料でDoroci Proを試すこともできるので、そちらで操作感などの好みを見てから買うのが良いと思います。
というわけで、長い工程を経てDoricoを無事に利用することができるようになりました。
こちらの手順はYouTubeの動画でも解説していますので、良ければぜひ!
同梱物について
さっきのダウンロードアシスタントをダウンロードした際に、他にもソフトが色々ダウンロードされていることに気が付いたので見てみました。例えば、HALion Sonic。
Groove Agent SE 5
なんのソフトなのかよく分かりませんね。音源とかそこら辺を細かくいじれるソフトでしょうか?
私はこういうのを見ると訳分からなくなって発狂しそうになるのでDAWをあんまり触ったことがないんですよね。いつものピアノソロだけじゃなくて色々作曲とかもできたらカッコいいのに。
Finale 27を入手するには
追記事項なのですが、Finaleで作った楽譜をDoricoで読み込むためにはMusicXML 4.0形式である必要があるらしいのです。ただ、そちらは最新版のFinale 27でしか作ることができません。
そのため、
Dorico Proクロスグレードをご購入された方およびご購入予定の方を対象に、Finale v27をダウンロードできるように対応中です。
と公式から発表がありました。
ただ、なんか日本語のサポートが付いているとか付いていないとか、Finaleのバージョンアップ版が日本語だとか英語だとか、色々複雑らしいです。
そのあたりの事情はこちらの方のnote記事に分かりやすくまとめられていたので、説明はお譲りしようと思います。自分で説明するのがめんどいだけとか言わない。
というか、私の場合はFinaleをほとんど使っていなかったので、正直Finaleの認証ライセンスがどうなろうがどうでもいいんですよね(他人事)。それはまあ不幸中の幸いかも。
終わりに
今回はFinaleからDoricoにクロスグレードする手順をまとめてみました。なんて分かりづらいんだろう。
Finaleの値段が4万円近くするのですが、私はほとんど使用していなかったため、今回の開発終了でその額をほぼ丸々損したことになります。
ですが、DoricoとSibeliusの乗り換え割引の額を考慮すると、両方購入すれば通常よりも合計8万円ほど安くなるため、もしかしたら逆に買ってよかったんじゃないかという逆転の発想になりました。
まあDorico Pro 5を使い倒して元を取ろうと思います。将来性があるソフトですし。