マレーシアの首都クアラルンプールにあるチャイナタウンは、ペタリン通り(Jalan Petaling)を中心に広がる活気あふれるエリア。屋台グルメ、歴史ある寺院、雑貨や偽ブランド品が並ぶマーケットなど、東南アジアらしいエネルギッシュな雰囲気が魅力です。
でも、横浜や神戸の中華街を想像して訪れると「なんか違う!」と感じるかも。この記事では、クアラルンプールのチャイナタウンの見どころ、アクセス、営業時間、そして日本の中華街との違いを徹底解説します!
マレーシアのチャイナタウンとは?
クアラルンプールのチャイナタウンは、セントラルマーケット南、クアラルンプール駅北東に位置する中国系住民のコミュニティエリア。ペタリン通りという約300mのアーケード街が中心です。
マレーシアの華人の歴史的背景を感じながら、観光やショッピング、食事を楽しむことができます。
しかし、チャイナタウンは「中国そのもの」というより、マレーシアのローカル文化と中華が融合した独特の空間。横浜や神戸の中華街のような派手な装飾や点心専門店は少なく、屋台グルメや雑多な雰囲気が主役です。

アクセス・営業時間
クアラルンプールのチャイナタウンは公共交通機関で簡単にアクセス可能です。最寄りは「Paser Seni駅」で、ここから徒歩5~10分ほどの場所にあります。
一応チャイナタウンと調べると広範囲が検索対象になるのですが、基本的には「ぺタリン通り」に行くと色々なお店が見られます。
営業時間、といっても色々なお店が合わさってできているマーケットみたいな場所なので一概には言えませんが、大体10時00分~22時00分に行けば、多くのお店がやっているのではないかと思います。

ちなみに、こちらの「Paser Seni駅」からはブルーモスク行きのバスも出ています。

チャイナタウンには何がある?

コンパクトなので、2時間以下の時間で十分満喫可能だと思います。
- 食べ物
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チャイナタウンでは、地元の人々にも愛される屋台やレストランが並び、マレーシアならではの美味しい料理が楽しめます。例えば、名物の「チキンライス」や「ホッケンミー(福建麺)」などを味わえます。
イチオシは、ぺタリン通りの真ん中らへんにあるフルーツジュース屋さんです。RM6~8程度でフレッシュなジュースが飲めます。
- ショッピング
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チャイナタウンには、多くの市場やショップが並んでおり、お土産や日用雑貨、衣料品などを手に入れることができます。
観光客向けのお土産屋さんが並んでいるほか、地元の特産品や伝統的な工芸品も揃っています。日本の中華街にある商品とは異なり、マレーシアならではの中華風の雑貨や手工芸品が多く見られます。
Rayといいつつ、あるのは大体偽ブランド品なので、真に受けるのはやめましょう笑。あくまでネタ。
一応それっぽいお土産もありますが、真面目にお土産を買いたいのなら、ここから5分ほど歩いた場所にある「セントラルマーケット」でのショッピングをおすすめします。
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チャイナタウンの中心には、歴史的な建物や寺院も点在しています。
例えば、リトル・インディアにある「スリ・マハマリアマン寺院」や「トリタン・チャイナ・テンポ」など、華人の歴史と文化が色濃く反映されています。
日本の中華街との違いは?
クアラルンプールのチャイナタウンと日本の中華街にはいくつかの違いがあります。
雰囲気では、日本の中華街(横浜や神戸)は観光地化され、華やかで整然とした雰囲気が漂います。一方、クアラルンプールはローカル色が強く、東南アジアらしいカオスな雰囲気が魅力です。
料理の面では、日本の中華街では本格的な中国料理が楽しめる一方、クアラルンプールではマレーシア風中華やニョニャ料理が主流です。
文化も異なり、日本の中華街は中国文化に特化していますが、クアラルンプールは中華系をはじめ、マレー系やヒンドゥー教の寺院も混在する多民族文化の縮図です。
規模では、横浜中華街が広大であるのに対し、クアラルンプールのペタリン通りはコンパクトです。客層も異なり、日本の中華街は観光客が中心ですが、クアラルンプールでは地元民も多く訪れる日常的な市場の役割も果たしています。
まとめ
クアラルンプールのチャイナタウンは、日本の中華街のような洗練された観光地ではなく、マレーシアの多文化とローカルなエネルギーが詰まったカオスなスポット。
海南チキンライスや豆腐花を味わい、関帝廟やストリートアートを巡り、ナイトマーケットで値切りを楽しむ――そんな体験が待っています。
コンパクトなので、2時間以下の時間で十分満喫可能だと思います。治安に気をつけつつ、昼と夜の異なる雰囲気を両方味わってみてください。
マレーシア旅行の際は、ペタリン通りの喧騒に飛び込んで、現地のリアルな魅力に触れてみませんか?

