マレーシア留学を開始した当初は学生寮にとりあえず住む人が多いとは思いますが、しばらく時間が経つとより自由で家賃を抑えられる、自分で契約した不動産に移り住みたくなるもの。
私もそのうちの一人で、以前はWaterfront Residenceという寮に住んでいたのですが、快適さやお金の節約を考えて、この前コンドミニアムに引っ越しをしました。
そのため、今回はマレーシアでどういった方法で不動産を探して契約するのか、手順などを記事にしてみようと思います。
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契約の流れ
物件エージェントを見つけよう
まずは物件エージェントを見つけ、連絡を取ります。マレーシアの不動産は、建物を所有する一番偉いオーナーがいて、エージェントはオーナーと家を借りる人の仲介をしている、という感じの人です。
そして、肝心の物件を探す際にはiProbertyかPropertyGeruというサイトを使います。どちらも有名なサイトなのでこれらを使っておけば間違いないでしょう。個人的にはiPropertyのほうが品揃えなどが豊富でUIも使いやすいかな、という感じです。
住みたいエリアや物件の条件を指定すると、写真と共に物件の情報が一覧で出てきます。その中から気に入った物件があれば、そこに表示されているエージェントの連絡先を確認して、WhatsAppなどで連絡を取りましょう。
大体のエージェントは1日以内にすぐ返事が来ます。連絡もマメにしてくれる人が多いので安心ですね(この段階で連絡が遅いエージェントは危ないかも?)。
大体の物件は一年以上~が契約条件の所が多いと思います。私は数人を当たってお願いして奇跡的に一人のエージェントから半年だけの契約にしてもらいましたが、大半のエージェントは無理でした。
普通、学生は家賃3万円程度の所に住むことが多いですが、KLCCなんかの都会に住んでいる人は6万円の家賃の人がいます。大学がKLにある場合やお金持ちの人の場合は、家賃が高くなる傾向にあります。
私の場合はこれらのサイトではなく、友達の口コミで紹介してもらったエージェントを利用して不動産を契約しました。
ただ、トラブルが多かった上に何か問題があった場合にサイトの親会社に連絡することもできないので、きちんとサイトからエージェントを見つけてくることをおすすめします。
内見をしよう
エージェントと連絡が取れたら、物件の内見をしたいという話をしましょう。大体のエージェントは積極的に内見を受け入れてくれるはずです。
写真と実物は全然違って騙された!なんて人の話も聞いたので、本物の物件は見ておいて損はないと思います。トイレの汚さなど、実際に行ってみなければ分からないこともあります。
私の場合はエージェントがフッ軽だったので、連絡を取り始めた当日の午後から来ていいよ~と言う話になりました。まあエージェントが1時間くらい遅刻してきましたが、それもマレーシアあるあるですね。
毎日一軒ずつ見て行く人もいれば、休日に5件くらい一気に内見をしている人もいたよ。
契約書類を交わそう
物件が気に入ったら、契約書を交わしましょう。
私の場合はテンプレートの使い回しみたいな感じの契約書に私の顔写真や個人情報が書かれていて、そこにサインをするという形式のものでした。WhatsApp内でPDFで書類が送られてきて、ネット上で契約が完結しました。紙の書類は一切使いませんでした。
契約書は流石に長すぎるし難解なので、Deepl君に翻訳させて全部読みました。彼には普段の授業でもお世話になったりしています。
特に読んでみておかしな点はなかったので、契約日などを確認してサインしました。
デポジットはどのように返却されるのか、などなど質問がある場合は事前にしておくといいかと思います。
これは別の記事で書きますが、私はここでトラブルが発生して、契約書がないから家がないけど、退寮日が迫っている!とかいう激ヤバな状況になりました。エージェントが無能すぎて危うく野宿生活になるところでした。
引っ越し当日の流れ
引っ越し当日、業者を使う?
契約書を交わしたら、あとは引っ越し当日を待つだけです。マレーシアの不動産は、大体の家具が備え付けとなっているため、引っ越しの荷物もそこまで多くならないので楽ですね。
私は友達を2人、夜ご飯を奢るという約束で召喚して荷物持ちにしました。歩いて引っ越しをするのは難しそうだと思ったので、Grabで何往復かして荷物を運びました。
留学当初より荷物がまあまあ大量で驚きました。最初はスーツケースだけで来たのに、食器やシャンプーなど、色々物が増えていました。
これは後から友達に教えてもらったのですが、Lalamoveというバンの貸し出しサービスがあって、引っ越し業者のように使うことができるそうです。しかもめちゃくちゃ安そうなので、今後はこちらのサービスを使って引っ越しをしたいと思います。
大体は大丈夫だと思いますが、不動産によってはGrabや引っ越し業者がエントランスまで入れないこともあるようですので、不安な場合は物件の管理人に事前に話をしておくと良いと思います。
部屋の様子は写真に撮っておこう
特にトラブルもなく荷物の搬入が終わったら、部屋の様子を写真に取っておきましょう。
壁の汚れや部屋のキズなどの状態を確認しておくためです。もともとキズがあったのだとしても、退去する際に「お前が傷つけたんだろ」などとエージェントに言われては大変ですので、事前に不備があれば写真を送って状況を確認しておくことが大切です。
また、そうでなくても新しい家具などが欲しければこの段階で頼むのもアリです。私の場合は椅子が部屋になかったため、オーナーのお金で買ってもらいました。
交渉テク:家賃は値切ろう
日本の不動産契約だとなかなか無い(?)とは思いますが、マレーシアでは家賃の値引きを要求することもできます。
値引きに比較的応じてくれるエージェントが多そうなので、常識の範囲内でしておいて損はないでしょう。
私は最初の状態から数千円家賃を値引きしてもらうことにしました。そのエージェントが焦って契約したそうな顔をしていたので「いや~、こっちのサイトのエージェントのほうが安いけどね~」などと言って値引きを要求したところ、安くなりました。我ながら嫌な客ですね。
他にも、金銭だけでなく、物の交渉をすることも可能です。先輩は「家賃はこのままでいいから、家具を新調して」と言って、設備を新しくしてもらっていました。