各種SNSのフォローもよろしくお願いします!ライターさんのアルバイトも募集中です!

日本の詰め込み教育を変えないと、すぐに国はオワコンになる

  • URLをコピーしました!

教育は、国が行う施策の中で一番重要なものだと思います。

なぜかと言うと、教育を疎かにすると良いリーダーが生まれず、そのリーダーがまた教育を疎かにした施策を行った結果、海外との交渉力があったりデカいビジネスを生み出すことのできる人材が生まれず、結果として国がオワコンになってしまうと考えているからです。

現状の日本がオワコンか否かはさておき、大学生の私から言わせてもらうとまだ日本の教育は改善のしようがあると思っています。今回は日本の教育の改善点について書いてみようと思います。

スポンサーリンク
目次

詰め込み教育は悪い方向に連鎖する

まず、現状の教育カリキュラムの問題点を考えてみると、一番は詰め込みベースの教育があるという点に問題があると考えます。

詰め込み教育には、自分自身でしっかりと思考する能力が培えないという問題点があります。

何か自分で理由を考えたり意見を持ったりする機会が与えられないため、何となく周りがこうしているから、社会はそういうものだから、と考えることを放棄する人材が大量生産されるハメになり、社会全体が進歩しなくなるのではないかと思います。

実際、詰め込み教育が行われた結果、

  1. 小中高と知識の詰め込み教育を受ける
  2. 長期休暇も含め、日常的にしっかりとした休みが取れない
  3. しっかり遊んだり社会に出る機会がなくなる
  4. 進路について真面目に考える時間もなくなる
  5. 高校生になっても、将来何をしたらいいか分からない人が爆誕する
  6. 脳死で志望校を決める
  7. テキトーに決めた大学なので、あまり実りのある大学生活を送れない
  8. 脳死で新卒就職する
  9. 自分の子供にも同じことをする
  10. 子供も詰め込み教育を受ける…

という悪循環が家庭でも起こっているのではないかと私は考えています。

要するに、与えられた知識を実際に社会で使ったり、自分の夢について真面目に考えるための自由時間がないため、何も考える暇なく新卒まで脳死で一直線に送り出されてしまうわけです。

話は逸れますが、多くの大学生が大学入学後に未成年飲酒や遊びまくる方面に走ってしまうのは、ある種こういった教育によって自己表現をする時間がなかったがために、その締め付けからの解放感・独立の意味合いがあるのではないかと個人的には思っています。

スポンサーリンク

なぜ脳死の学生が生まれてしまうのか?

上記のような問題では、学生に罪はありません。受験がゴールのような印象を与えてしまう社会、進路に考えさせる機会を設けない社会が悪いのです。

そもそも問題、休みも少なくて課題ばかり。その割に職場体験などの機会はないのに、高3になって急に進学したい大学や学部を選べ!と言う方に無理があるのではないでしょうか?

周りが大学行くからと脳死で大学に行く人も多いように思いますし、現状のほとんどの高校生には自分の本当にやりたくて適性がある分野は何なのかを判断する能力はないと思います。もちろん立派に志を持って進路選択ができている人もいますが、そんなのはごく少数です。

どうして医療の現場を見たことも体験したこともない高校生が頭の中の想像とモチベーションだけで立派に「医学部に行きたい」などと言えるのでしょうか。
いや、こういう興味のある分野が明確なだけでも優秀な高校生だとは思いますが、やる気はあってももし適性がなかったらどうするのでしょうか。

別に大学は学び直しもできるだろ!とかそういうことを言いたいのではありません。具体的には詰め込みでの高校教育までの学びと進路選択があまりにも繋がっていない、繋げる機会すら与えられないことが危険だと言いたいのです。

本来大学は高度な研究機関なわけですから別に行かなくても良いわけですが、現実問題として大学が就職予備校と揶揄されることもあるように、世間では大卒が求められることも多いです。そのため、ある程度の環境で育っていると結局は四年制大学に行くことになります。

今日の日本では大学進学率がうんちゃら、といった議論がなされていますが、そんな脳死で大学進学している人の割合なんてなんの価値もありません。大事なのは、学びたい意欲をもって進学している人がどれくらいいるかです。

私は、日本の学生の(偏差値で計れるような類の)学力自体は他国と比較しても良いレベルに位置しているのではないかと考えています。マレーシアに来て感じましたが、日本は高校教育までで理系分野はものすごくレベルの高いことをしていますし、教育内容や受験のレベル感自体は誇るべきものはあると思います。

しかし、その得た知識や問題の解き方をどう社会に使っていくのか、自分の進路に役立てていくのかを教えてくれないという点が非常によろしくないと思っています。
これも何も考えずに新卒まで一直線に送り出されてしまう社会の構図に問題があると言えるでしょう。

スポンサーリンク

私の考える改善策

したがって、このまま何もしないままだと上記のようなサイクルが一般家庭において繰り返されるだけなので、教育政策によって強制的に詰め込み教育の悪循環を断ち切る必要があると考えています。

ではどうすればよいのかというと、こんな感じのものが現実的なのではないでしょうか。

  • GSCなどの高大連携プロジェクトにもっと国の予算を捻出する
  • 企業に補助金を出し中高校生のインターンを活発化させる
  • 中学高校で半年程度の長期休暇を設け、進路を考えさせる
  • 教育のパッションがある院卒の社会人にお金を出し、教育界に呼び込む

要するに、もっと大学や社会での学びを中高校生にとって身近なものにして、自分のやりたいことや適性を見極めさせる機会を設けろということです。そうすれば自ずと学生も主体的な意欲から大学進学をするようになると思います。

学歴で新卒採用を原則とする企業がこういった問題の構図を作り出しているんだ、などと言う人がいますが、企業に変化を求めるのは筋違いです。基本的に彼らは営利組織、利益のために動いているわけですから、日本を良くしようという温情で現状のシステムを変える義理はありません。

国が教育まず変えれば、その教育を受けた子供たちがいずれ会社の重役になって、自ずとシステムも変わるでしょう。

全学生にある程度の性能のノートPCを配布する、国公立大学の学費は無料にする、くらいの勢いでも良いかとは思いますが、国が急にそこまでできるとは思えないですし、上記のような策のうち取り組みやすいものから順に効果を検証していくのが低リスクで良いと思います。

他には、大学入試で志望理由書や高校時代の活動報告書を必須にして脳死で大学に来る学生側に変化を求めるという方法もありますが、もともとこういった学生が生まれるのは国の責任なので、酷だとは思います。自発的に悪循環が断ち切れるような流れのほうが望ましいですよね。

そういうわけで、私が高校生の時から日本の教育に対して思っていたことを書いてみました。

スポンサーリンク

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらSNSでシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次